@TomoMachi 宇多丸くんの「ハートロッカー」論は根本的に間違い。主人公の仕事は戦闘ではなく、イラクの人たちを困らせている爆弾を命がけで解除する仕事だから。自衛隊の海難救助隊に「憲法9条違反だ」と文句をつけるようなものだ。 2010-03-22 15:21:54
![町山智浩さん ライムスター宇多丸さんの『ハート・ロッカー』評について](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/66b03e457fd2fbcba7b304fad853ed5ec6998fd5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fs.togetter.com%2Fogp2%2Fc437379224a029512d09b19ab8606eb3-1200x630.png)
『かいじゅうたちのいるところ』を観たのだけれど、やっぱりというかなんというか、心に染みる映画だったよ。 ノリの良い音楽がかかってはいるけれど、どこかしら寂しい感じがする予告編の雰囲気が全編を覆っていて、どう考えても大人向けというか、青年*1向け映画という感じがしたな。まぁ、そう感じたのは、私がまだまだ精神的に子供なだけかもしれないが、しばしそういうことでお付き合い願いたい。 主人公であるマックスは9歳だ。まず映画は、マックスが年相応に感じる孤独感や、やり場の無い怒りを描写する。ここいら辺、姉ちゃんの友達がかまってくれたと思いきや予想外に痛くて・゚・(ノД`)ウワーン!とか、知らない男が家に入ってきて、しかもママとイチャイチャしやがって頭にくるとか、9歳児の心情を上手く描写している、ように思える。 でも、こうも思うんだよね。もし自分が9歳だとしたら、「嗚呼、この映画は俺たちの想いを代弁してく
モーリス・センダックが1963年に発表した、とてもとても有名な絵本を原作にしたスパイク・ジョーンズ監督作。絵本に出てくる「かいじゅう」たちの不思議なタッチが忘れられなくて、夜な夜なうなされたり、ペットに八つ当たりしたり、ウルトラ怪獣ソフビを見て複雑な気持ちになったり、まあそんな人間はいないと思うのだが、大人だと数分で読めるこの絵本に想像力を膨らませた子供たちは多かったと聞く。分量ではなく、絵柄やその微妙に狂気的な内容ゆえにとも。 そんな絵本の「かいじゅう」たちは、本作では着ぐるみに表情はCGという造型で登場する。それらはどういったイコン的な役割を持ってデザインされていたのか、そんなことを考えながら鑑賞した。 一時の激情のあまり家を飛び出した少年がどこかに行く、というのはよくある話だ。わたしも幼少時、トイレに糞を詰まらせた挙句、怒り狂う親を尻目に「こんな家に二度と帰ってくるものか!」と家
オフィシャルサイト いたずら好きなマックス(マックス・レコーズ)はいつものようにママ(キャサリン・キーナー)とケンカして、外に飛び出してしまう。ふと気付くとボートに乗っていたマックスは、海を渡り、ある島にたどり着いていた。島に住んでいる怪獣たちはマックスを見つけ、王様に仕立て上げるが……。 『かいじゅうたちのいることろ』を観ました。観る前は結構不安だったんですが想像以上に良かった! 観る前はかいじゅうの造形の方にばかり目がいってたけど、主役のマックス君(本名も役名もマックス)がとても良かった!あまり説明らしい説明がない映画だけど、年の離れた姉には相手にされず、母は仕事と新しい恋人に忙しく、マックスを「王様」と呼んだ父はどうも離婚して今はいないらしい、という状況の中で自分の居場所が見つけられず孤独と不安と苛立ちを抱えている人物像を見事に演じていました。何度彼を抱きしめたくなったことか! そん
渋谷にて。スパイク・ジョーンズ新作。すごくよかったです! すばらしかった。期待どおりのうつくしい作品でした。後半はひたすら泣いたなー。子どもの生態をつぶさに観察する視点がたのしく、子ども世界のイマジネーションをうまくストーリーにしていたし、ここぞというポイントで光るビジュアルもあいかわらずすてきでした。 子どもだったわたしは、いったいどのようにして、この社会に参入していったのだろう。人間関係を作り上げていくすべを、どうやって会得したのか。スタート地点は保育所だったけれど、そこでいかに他人とコミュニケーションを取りはじめたのか、まったく覚えていない。小学校にあがれば、しだいに周囲との関係や、社会性のめばえがはじまるが、子ども時代のわたしはとにかく鈍感で、協調性はまったくなかった。主人公のマックス君がそうであるように、わたしはスタート地点からつまづいてしまっていたようにおもう。 主人公が逃避し
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