■ブルーノ (監督:ラリー・チャールズ 2009年アメリカ映画) 「貴様もチンポを吸うんだろ? ホースでゴルフボールを吸い込む口だ!」――ハートマン軍曹byフルメタル・ジャケット かつて『ボラット/栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』で世界をヒンシュクの渦に巻き込んだサシャ・バロン・コーエンが誰にも頼まれてないのにさらにパワーアップし、世界を怒号と罵倒の暴風域に叩き込むというサイテーチンコ映画、それが『ブルーノ』である。前回インチキカザフスタン人に扮したサシャ・バロン・コーエンの今回の役回りはオーストリア出身のチンコ大好きファッション・リポーター「ブルーノ」。チンコ大好きというからには当然ゲイである。ゲイでありホモでありオカマである。そんなチンコ野郎ブルーノが「アタシ、セレブになりたいのッ!」とアメリカに飛び、さらに中東へアフリカへ、汚いケツをクネクネさせながらそのイカ臭いチ