昨シーズンから編んでいたセーターがようやく出来上がった。相方さんに手編みのセーターを要求されたものの、反抗したり脱走したり中弛みしたり放置したりデザイン変更があったり模様編み器を作って気を紛らわしたりの紆余曲折の末、バレンタイン・デーを前に滑り込みセーフでフィニッシュしたんである。日記でたった1日こんなネタをばら撒くために、陰ではこんな血の涙も凍るような労働を強要されているんである。現代の女工哀史である。さめざめ。 さて冗談はともかく、しかしそれにしても私はどうも標準よりも編み方の癖がゆるいらしく、本に載っている編み図の通りに編んでも妙に出来上がりが長細くなってしまう。今までも棒針の太さを変えてみたり改善を試みたことはあるのだが、結局気をつけてキツめに編むしかないという結論に落ち着いている。実はそれを見越して今回は段を10段減らしたのだが、それでも長かった。しかも、今回は長大な中弛みを経て