「うどん県」として注目される香川県で、37年前にも県が讃岐うどんをPRしていた観光ポスターが見つかった。 コピーは「さぬきといえば=うどん」。当時の担当者は「讃岐うどんを売り出そうと知恵を絞った作品」と懐かしむ。 栗林公園(高松市)、金刀比羅宮(琴平町)、宇高連絡船上でうどんを食べる人らを撮った3種類。1975年、旧国鉄のキャンペーンに連動して3000枚を制作、全国主要駅に貼られた。 実家で見つけた同県三豊市の「かな山うどん」店主、金山信幸さん(56)は「長い間の努力で、讃岐うどんが全国区になったことがしのばれる」と感慨深げ。今月末まで店内に掲示するという。