東日本大震災からの復旧や復興で注目されたのがITです。被災地が抱える課題をITを活用して解決しようと、多くのITエンジニアが企業や組織の枠を超えて集まり、インターネットを通じた災害情報の発信や被災者支援のためのサービスの開発に取り組みました。 震災から3年。こうした活動は今、どこまで広がっているのでしょうか。(ネット報道部 山本 智) 何かできないだろうか→できるはずだ Hack For Japan 震災直後に立ち上がったITエンジニアのグループです。自分たちが持つ技術を生かして被災地の復旧・復興の役に立ちたいと、企業や団体の枠を超えて全国から多くのエンジニアが参加しました。 スタッフの1人、グーグルの及川卓也さんは、当時の状況を次のように振り返っています。 「自衛隊なり、ボランティアの方が被災地に行って、支援活動を行っているのに、ITがずっと無力だというのが、すごく悔しくて、何か