北アルプスのふもと岐阜県高山市で香辛料などに使われる特産のさんしょうの実の収穫が始まりました。 高山市の奥飛騨温泉郷では100軒あまりの農家が山の斜面などを利用してさんしょうを栽培しています。 このうち三木昌希さんが所有する自宅近くの山には約60本のさんしょうの木があります。 実の収穫はことしは例年より5日ほど早く今月15日から始まり、三木さんは妻と一緒に青い実の房を1つ1つ丁寧に摘み取っていました。この地域のさんしょうは香りが強いことで知られ、あたり一面に独特の爽やかな香りが漂っていました。 三木さんは「標高が800メートルほどあり、昼と夜の寒暖の差が強い香りを生み出します。ことしは良い天気に恵まれ、例年より出来が良い」と話していました。 高山市のさんしょうの実の収穫は8月中旬まで続きます。