ブックマーク / www.naro.affrc.go.jp (577)

  • 2023年夏季の農業気象 (高温に関する指標)

    はじめに 2023年の世界の年平均気温は、産業革命以前の水準(1850~1900年の平均)より約1.45℃上回り、過去174年間で最も暑い年になりました13)。日では2023年の年平均気温の基準値(1991~2020年の30年平均値)からの偏差が+1.29℃となり、過去の記録を大幅に更新しました4)。特に夏の気温は、ほぼ全国的に極めて高く、各地で農作物に大きな影響を与えました。ここでは、水稲の生育に影響を与える2023年夏季の農業気象の概況を整理しました。具体的には、猛暑日と熱帯夜、ならびに水稲の登熟期間の平均気温の地域的な特徴を示し、気象データに基づく穂温の推定結果についても紹介します。 概要 1.1kmメッシュの気温分布6)(注1)を使用した解析によると、2023年の猛暑日(日最高気温35℃以上)の記録回数は、1978年以降の46年間で東日が1番目、西日が4番目の順位でした。また

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    agrisearch 2024/04/11
    農研機構 農業環境研究部門、「穂温モデルを用いた解析」
  • 2020年夏季の農業気象 (高温に関する指標)

    はじめに 近年、夏季の高温による農作物の被害が多発しています。ここでは、水稲の生育に影響を与える 2020 年夏季の農業気象の概況を整理しました。具体的には、猛暑日と熱帯夜、ならびに水稲の登熟期間の平均気温の地域的な特徴を示し、気象データに基づく穂温の推定結果についても紹介します。 概要 1.1km メッシュの気温分布 6) (注1) を使用した解析によると、2020 年の猛暑日 (日最高気温 35 ℃以上) の記録回数は、1978 年以降の 42 年間で東日が 2018 年、2010 年、2019 年に次ぐ 4 番目、西日が 1994 年、2018 年に次ぐ 3 番目の順位でした。一方、熱帯夜 (日最低気温 25 ℃以上) の記録回数は、東日が 4 番目、西日では 5 番目の順位となりました。 2.登熟前半の平均気温が 26 ℃を超えると、品質の低下リスクが増加します。7 月は西

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    agrisearch 2021/06/24
    「具体的には、猛暑日と熱帯夜、ならびに水稲の登熟期間の平均気温の地域的な特徴を示し、気象データに基づく穂温の推定結果についても紹介します」
  • (研究成果) チャバネアオカメムシが振動に対する感受性を持つことを解明 | プレスリリース・広報

    詳細情報 開発の社会的背景 チャバネアオカメムシ(写真1)は、日に広く分布する農林害虫です。果樹園に飛んできて果実の汁を吸って傷つけ、時に大発生して大きな被害を及ぼします。カンキツ類、リンゴ、ナシ、カキ等々多岐にわたる果樹が被害の対象となり、また、スギ・ヒノキ等の針葉樹の種子害虫でもあります。山林で繁殖し、不定期かつ断続的に果樹園に飛来するため、防除のために、果樹園では発生予察3)に基いて殺虫剤が散布されます。殺虫剤の使用を低減するため、予察の精度を高めたり、天敵の利用を検討する等の研究が行われています。また、赤色防虫ネットや超音波防除装置等の資材や装置等を用いた物理的な防除技術についても、開発のニーズが高まっています。 研究の経緯 多くの昆虫が、コミュニケーションの手段として、振動の情報を用いていることが明らかになってきています。そこで、人為的な振動によって、害虫の行動に影響を及ぼして

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    agrisearch 2021/03/18
    「振動に対して「停止する」「伏せる」「歩きだす」「足踏みする」等の行動を示し、特に150 Hzや500 Hz等の低い周波数1)に対して高感度に反応しました」
  • (研究成果) アフリカ豚熱ウイルスが効率よく増殖できる豚由来の細胞株を開発 | プレスリリース・広報

    ポイント 農研機構は、アフリカ豚熱ウイルスの安定した増殖に適し、かつ連続して培養することが可能な(不死化された)豚由来の新しい細胞株を開発しました。細胞株を用いれば、アフリカ豚熱ウイルスの病原性などの生物学的性状を詳細に解析できます。成果は、アフリカ豚熱の診断法の改良やワクチン開発に役立つと期待されます。 概要 アフリカ豚熱(ASF)は、最近15年間で欧州からアジアまで急速にまん延し、国内侵入が最も恐れられている致死性の高い豚とイノシシの感染症です。原因となるASFウイルス1)(ASFV)はその形態や特性において他に類のない特殊なウイルスで、その起源や生態は未だ多くの謎に包まれ、ワクチンなど有効な予防法や治療法も確立されていません。ASFVは豚やイノシシの体内で、免疫細胞であるマクロファージ2)や単球3)に感染して増殖します。そこで、これまでASFVの実験には、豚から採取したマクロファ

  • (研究成果)多収・良食味米品種「ちほみのり」標準作業手順書 を公開 | プレスリリース・広報

    ポイント 農研機構は、これまで育成した多収で良味の米品種のうち、生産・実需の両者から評価が高く、近年需要が伸びている外・中向け重点的普及品種のひとつである「ちほみのり」について、今後さらなる普及拡大を進めるために、日、その標準作業手順書1)をウェブサイトで公開しました。 概要 わが国の米の消費量は生活の多様化、人口の減少、昨今のコロナ禍の影響で外は減少傾向にありますが、米消費全体に占める外と中の割合は増加傾向にあり、今後さらに外・中は米消費の重要な位置付けになっていくことは間違いありません。 外・中に適する米とは、①良味でありながら比較的低価格で取り引きされること、②収量性が高いこと、③大規模な水田での効率的な農作業を行う栽培に向くこと、すなわち、これまで以上に生産者にとって「作りやすく、たくさんとれて、売りやすいイネ」が求められます。 特に最近育成した東北地域向

  • (研究成果) 積雪のある砂丘地でパン用小麦が生産可能に | プレスリリース・広報

    詳細情報 開発の社会的背景 新潟県産小麦を求める地場製粉業者の強い要望と、砂丘地で問題となっているタバコの廃作地対策や耕作放棄地対策の一環として、地場製粉業者が小麦栽培に特化した法人を2012年10月に設立し、砂丘地でのパン用小麦の栽培が開始されました。しかし、砂丘地でのパン用小麦栽培は過去に実績がなく、新潟県では小麦栽培が途絶えて30年近く経過していたこともあり、収量は低く、品質もパンには合わないものでした。 このような中でも、パン用小麦栽培についてマスコミ報道により認知度が高まり、県内のリテールベーカリー6)からの要望が増え、小麦生産が需要に追いつかない状態となりました。さらにパンの製造に適するよう、品質の向上も求められました。そこで、新潟県の砂丘地の土壌・気候特性に適合し、かつ、省力的なパン用小麦栽培技術を開発することで、小麦の作付面積を拡大するとともに、安定した収量・品質のパン用小

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    agrisearch 2021/03/16
    「収量コンバインや携帯型反射計11)、営農支援システムなどのスマート農業技術を利用したタンパク質含有率を向上させるための生育診断方法」も。
  • (研究成果) テンサイ新品種「カチホマレ」 | プレスリリース・広報

    詳細情報 近年、テンサイ栽培では高温多湿を好む黒根病と褐斑病が恒常的に発生しており、大きな問題となっています。2010年は夏に高温・多湿が続き、黒根病および褐斑病が多発して記録的な低収となり、2016年は相次ぐ台風の上陸・接近により記録的な降水量に見舞われ、排水不良地帯を中心に黒根病が激発して大きな被害が生じました。気候変動が道内主要作物に及ぼす影響に関する将来予測では、今後、気温上昇と降水量の増加にともなって、テンサイの黒根病や褐斑病の初発が早期化し、発生量も増加すると予想されています(北海道立総合研究機構農業試験場資料 第39号)。黒根病は薬剤防除が難しい土壌病害で、最も有効な対策は抵抗性品種の作付けです。また、褐斑病は定期的に薬剤防除を行うことで病気の発生や進行を抑えることができますが、最近では薬の効かない褐斑病菌の割合が増加していることもあり、抵抗性品種の作付けが重要です。特に、排

  • トルコギキョウの立枯病対策事例集 | 農研機構

  • (研究成果) AI病虫害画像診断システムをWAGRIで提供開始 | プレスリリース・広報

    詳細情報 日の農業現場には多様な病虫害が発生しており、その防除には多大な費用と労力が費やされています。また、近年の地球温暖化の影響で、病害虫による被害が拡大するとともに、これまで発生しなかった病虫害が発生する懸念があります。高齢化する生産者やそれに伴う熟練者の減少への対応、経験の浅い新規就農者・新規参入者の安定営農を支えるためにも、高度な専門性を必要とする病虫害の診断・防除の充実した支援は欠かせません。一方で、人工知能(AI)による画像判別技術は、特に2010年代後半から急速に精度が上がり人間の認識能力を超えつつあります。このため、農業現場からの病虫害診断要請への迅速な対応を目指し、AIによる画像判別を活用した手軽で安価な病害・虫害診断サービスが求められています。 研究の経緯 農林水産省人工知能未来農業創造プロジェクトAIを活用した病害虫診断技術の開発」により、病害虫AI診断コンソーシ

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    agrisearch 2021/03/16
    「農研機構、法政大学、ノーザンシステムサービスは、WAGRIを通じて、民間の農業情報サービス事業者が利用可能なAI病虫害画像診断システムの提供を開始します」
  • (研究成果) 水田は、周辺地域の気温の上昇を緩和しているが、 その効果は大気CO2の増加により低下する | プレスリリース・広報

    ポイント 水田には、水田および周辺地域の日中の気温上昇を緩和する効果1)がありますが、新たに開発した数値モデルで、水稲の気孔応答2)などを反映させることによりこの水田の持つ気象緩和効果の大きさを見積もることに成功しました。このモデルにより、大気中の二酸化炭素(CO2)濃度が現在(400ppm)の2倍に増加した条件では、水稲の葉からの蒸散3)が抑えられ、関東付近では夏季の晴天日における水田の日中の気温は、平均で0.44°C上昇し、市街地も平均で0.07°C、水田近傍では最大0.3°C上昇することがわかりました。今世紀末までに想定される大気CO2濃度の上昇は、温室効果による気温上昇をもたらすだけではなく、水田の気象緩和効果を弱める可能性があることが示されました。 概要 日をはじめ、アジア各国の典型的な景観の一部として親しまれる水田には、水田や周辺地域の気温上昇を緩和させる効果があることが知ら

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    agrisearch 2021/03/16
    「農研機構と北海道大学低温科学研究所は、水稲の気孔応答による温度の変化と上空の大気層との相互作用を考慮した、大気-水田生態系結合モデルを開発」
  • 50mメッシュ精密気象データの作成法標準作業手順書 | 農研機構

    画像をクリックするとPDFが開きます カテゴリ 標準作業手順書(SOP) 機械・情報技術 気象・環境 タイトル 50mメッシュ精密気象データの作成法標準作業手順書 発行年月日 2021年2月25日 概要 中山間地域等の複雑地形地に適用できる50mメッシュ解像度の精密気象データを作成する技術です。 技術により作成可能な精密気象データ要素は、日平均気温、日最高気温、日最低気温、日積算日射量、日平均相対湿度、日積算基準蒸発散量の6要素です。 現在のアプリケーション群は農業分野の研究者や自治体職員等が50mメッシュデータを作成するのを支援するものです。

  • (お知らせ) 「北海道十勝発スマートフードチェーンプロジェクト」 準備会合を開催 | プレスリリース・広報

    農研機構は、北海道十勝発スマートフードチェーン(通称:北海道十勝発SFC)」準備会合をオンラインにて開催します。 北海道十勝地域の農業・品産業分野の競争力を強化し地方創生に貢献することを目的に、北海道十勝発スマートフードチェーン構築に向けて関係者の皆様と広く議論します。 概要 高い農業産出額を有する北海道十勝地域において、農業・品産業分野の競争力を強化し地方創生に貢献するため、最新のAI・ICT等の技術を活用した「北海道十勝発スマートフードチェーン」構築に向けて、民間事業者、生産者、農業団体、行政機関、大学等の皆様と広く議論するための準備会合を以下のとおり開催します。 1. 開催日時 2021年3月4日(木曜日)13時00分~16時30分 2. 開催方法 オンライン開催(YouTubeによるライブ配信) 3. 内容等 別紙開催要領 【PDF:159.8KB】のとおり ※パネリストの所属

  • (研究成果) トマト用接ぎ木装置を開発 | プレスリリース・広報

    農研機構 イワタニアグリグリーン株式会社 京和グリーン株式会社 ポイント 農研機構では、世界的に需要の多いトマト苗接ぎ木作業の自動化・省力化を目指し、接合資材に低コストな樹脂製テープ(粘着剤不使用)を用いた新たな接合方法と、それを用いた自動接ぎ木メカニズムを考案しました。さらに、開発技術の実用化を目指し、企業との共同研究を実施し、この度、トマト用接ぎ木装置を開発しました。 概要 熟練技術が必要な接ぎ木作業を行える労働力が不足する中で、接ぎ木苗1)を今後も安定的に供給していくため、接ぎ木作業の自動化・省力化が求められています。 そこで、農研機構では、低コストな樹脂製テープを用いた新たな接合方法と、それを用いた自動接ぎ木メカニズムを考案しました。 さらに、農研機構、イワタニアグリグリーン株式会社及び京和グリーン株式会社は、開発技術の実用化に向けた共同研究を実施し、この度、トマト用接ぎ木装置を開

  • 対話型農作業安全研修ツール標準作業手順書 | 農研機構

    画像をクリックするとPDFが開きます カテゴリ 水田作 畑作 標準作業手順書(SOP) 機械・情報技術 タイトル 対話型農作業安全研修ツール標準作業手順書 発行年月日 2021年1月13日 概要 研修担当者と意見交換しながら研修参加者が自発的に農作業安全目標を作成し取り組むように促す研修ツールです。 実際の事故事例や改善事例を参考に安全対策のアイデアを出しながら農作業安全対策目標を策定することで、より実効的な農作業事故の低減を図ります。 農作業安全研修を企画する際に活用いただくことでGAP認証に向けた指導を含め安全で継続的な農業経営の実践につながる具体的な改善指導を行うことができます。

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    agrisearch 2021/02/12
    「対話型農作業安全研修ツール標準作業手順書」
  • 「団地型マルドリ方式」導入の手引き(第3版) | 農研機構

    画像をクリックするとPDFが開きます カテゴリ 園芸・茶 技術紹介パンフレット 農村・経営 タイトル 「団地型マルドリ方式」導入の手引き(第3版) 発行年月日 2021年2月 1日 概要 「団地型マルドリ方式」は、複数の生産者が水源と液肥混入システム部分を共同利用することによって、マルドリ方式に取り組めるようにする仕組みです。マルドリ方式を個別に導入する場合と比べ、コスト削減や技術習得などの面でメリットがあります。 書は団地型マルドリ方式の導入を支援する手引きですが、初版では最初に団地型マルドリ方式を導入した事例の実態に基づいて施設の運用や生産者組織の運営方法などについて指針を示しました(第I~V章)。第2版では、団地型マルドリ方式を導入した4事例の取り組み状況を加えました(第VI-1~4章)。 この第3版では、団地型マルドリ方式導入事例の比較分析から3つの導入パターンを示し、導入環境や

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    agrisearch 2021/02/12
    「団地型マルドリ方式」導入の手引き(第3版)
  • 世界が恋する、日本のいちご「恋みのり」 | 農研機構

    NHKエデュケーショナルが制作するWebサイト「みんなのきょうの料理」のHPにイチゴ「恋みのり」を使ったスイーツのレシピが公開されました。また、NHK総合「ごごナマ」にて放送されました。 「恋みのり」は、農研機構が育成したイチゴの新品種です。甘く、美味しく、香りも強いなど優れた特徴があります。そのまま生で召し上がるのはもちろん、Webサイトに掲載のレシピにもチャレンジしてご賞味いただければ幸いです。 ところで、イチゴ生産者にとって、「恋みのり」は、とても省力的に生産できる栽培しやすいイチゴです。そのため、今、九州を中心に生産が急拡大しています。また、果実が傷みにくく日持ちするため、輸送に日数がかかる輸出にも向く品種なのです。編では、このような生産・流通上のメリットについて紹介します。 1.「恋みのり」の誕生 イチゴの国内生産は近年減少傾向にありますが、その大きな原因の一つが、栽培管理、収

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    agrisearch 2021/02/12
    「NHKエデュケーショナルが制作するWebサイト「みんなのきょうの料理」のHPにイチゴ「恋みのり」を使ったスイーツのレシピが公開されました」
  • (研究成果) 北海道・東北地域に適したダブルローナタネ新品種「ペノカのしずく」 | プレスリリース・広報

    プレスリリース (研究成果) 北海道・東北地域に適したダブルローナタネ新品種「ペノカのしずく」 - 搾り粕を飼料に利用できる - ポイント 農研機構は、多収のダブルローナタネ1)品種「ペノカのしずく」を育成しました。油は用に適しており、搾り粕を飼料として利用することができます。寒雪害に強いため北海道・東北地域での栽培に適し、今後約1,000haの普及が見込まれています。 概要 近年、国産ナタネの生産は、畑作農業の輪作・水田転作の作物として、作付面積が増加傾向で推移しています。現在、北海道・東北地域の主力品種である「キザキノナタネ」は、種子中にエルシン酸2)を含まないため用油に適していますが、グルコシノレート3)含量が多いことから、搾り粕を飼料として利用することが難しく販路が限られています。また、グルコシノレート含量が少ない既存のダブルローナタネ品種は、収量性や耐病性、寒地および寒冷地で

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    agrisearch 2021/02/09
    「搾り粕を飼料に利用できる」「エルシン酸およびグルコシノレート含量が少ないナタネ」
  • (研究成果) 干からびても死なない生き物が持つ乾燥に強くなるために必要な物質とその役割を解明 | プレスリリース・広報

    詳細情報 細胞や組織を長期保存するためには、当然のごとく、冷凍・冷蔵技術を利用しています。20世紀半ばに確立されたこの技術は、生物素材を生きたまま保存する技術の決定版と考えられていますが、永続的に電源供給しなければいけない点は、コスト面やメンテナンスの煩雑さの面で問題であるといえます。特に、天災などにより電源供給が絶たれる状況になると、貴重な生物素材を一気に失う危険をはらむ保存方法であるといえます。 20世紀末になると、冷凍・冷蔵に頼らない生物素材の保存技術として、乾燥を利用することが模索され始めました。アメリカを中心に細胞の常温乾燥保存技術の構築が試みられてきましたが、細胞や組織を長期乾燥保存する技術の実現には至っていません。 研究の経緯 ネムリユスリカの幼虫は、カラカラに干からびても死に至らず、再び水に浸すだけで蘇生するという特殊な能力を持つ昆虫です。農研機構では、この昆虫が持つ干から

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    agrisearch 2021/02/03
    「今回のメタボローム解析により、ネムリユスリカの乾燥耐性に関与する重要な代謝産物の変動が明らかになりました」
  • 鳥類に優しい水田がわかる生物多様性の調査・評価マニュアル | 農研機構

    カテゴリ 水田作 技術マニュアル 技術紹介パンフレット タイトル 鳥類に優しい水田がわかる生物多様性の調査・評価マニュアル 発行年月日 2018年3月16日 概要 サギなど大型の鳥類が暮らしやすい、生物多様性の豊かな水田を判定するための方法を解説しています。 2012年3月に「農業に有用な生物多様性の指標生物調査・評価マニュアル」が公開され、水田と果樹園・野菜ほ場における環境保全型農業の取組を評価するために、農水省、地方自治体、営農団体等に活用されてきました。しかし、農業に有用な生物であるクモ・昆虫等を指標としたため、わかりやすさについて改善の余地がありました。 そこで、2013年から、農研機構農業環境変動研究センターが中心となって、全国6地域で研究を実施し、水田の鳥類とそのえさ生物や植物を指標とする新たな評価手法を開発し、解説マニュアルを刊行しました。(掲載日:2018年5月18日) 地

  • 「もち麦サミット2021 Online ~もち麦のさらなる利用拡大に 向けて~」の開催(2021年開催) | 農研機構

    趣旨 もち麦(もち大麦)は、生活習慣病の予防と改善効果が報告されている水溶性物繊維β-グルカンを多く含み、かつ感が良いことから需要が急増していています。これまで需要量の大部分が輸入麦で充当されてきましたが、国内での新品種育成とその普及拡大により国内生産量が飛躍的に増加しています。もち麦のさらなる需要拡大に資するため、用途と利用の拡大に向けて、加工利用、製品開発等に関する事例紹介と、講演者と参加者の双方向のパネルディスカッションからなるオンラインシンポジウムを開催します。 開催日時 2021年3月18(木曜日) 10:00~15:00 (当日9:00頃より接続開始予定) 開催方法 オンライン開催(Zoom使用) 開催内容 第1部 10:00~12:00 開会挨拶