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  • 素人はやけどする?「ハイリスク」イメージを払いたいコメ先物取引 その農業改革案では甘すぎます(第25回) | JBpress (ジェイビープレス)

    現在、日でコメの先物取引の試験上場が行われています。2011年前に上場して2年間試験を行いましたが、延長してもう2年試験をやるということで来年(2015年)まで取引が続けられます。東京市場と大阪市場があり、特に大阪堂島の市場は世界最初の商品先物取引が行われた歴史のあるところです。 うまく市場が回り出すと当にコメ先物市場ができるはずですが、自民党やJA全中(全国農業協同組合中央会)がコメ先物市場の開設に反対しています。 自民党は「コメ価格の大きな変動や、農家の所得基準が乱高下」を招くと批判し、全中は先物取引を「投機的なマネーゲームだ」と断じ、コメの需給と価格の安定をはかる立場とは矛盾するとして反対しています(参考:「コメの先物取引試験上場認可に抗議 農林部会・水田農業振興議員連盟」、JA全中の「米先物取引の試験上場延長認可に対する談話」)。 これは非常に悩ましい問題です。試験上場にOKを

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  • 教育界が注目、農業の授業で女子高生が目覚めた! 神戸常盤女子高校の奇跡(その1) | JBpress (ジェイビープレス)

    教育現場を描くドラマは多い。普段テレビを見ない私でも「女王の教室」や「ドラゴン桜」くらいは知っている。現実の世界でも、百ます計算の陰山英男や、最近では“ビリギャル”を慶應大学に入れた坪田信貴の奇跡が有名だ。フィクションでもノンフィクションでも、こうしたドラマに共通しているのは、ダメだと思われていた生徒が教育によって周囲が驚く成長を果たすストーリーである。 そんな現場を、自分が当事者の1人として目の当たりにすることになるとは思わなかった。 女子生徒の就職状況が一気に向上 神戸常盤(ときわ)女子高校は、神戸市長田区の急斜面に造成された住宅街の真ん中にある女子校である。源流である私立家政女学校は明治41年創立で、兵庫県の私学の中でも五指に入る長い歴史を持つ。兵庫では昔から庶民の行く学校であったという。 そんな学校が教育界で注目されるようになったのは、「トキワACT」と呼ばれる週1回の農業の授業を

    教育界が注目、農業の授業で女子高生が目覚めた! 神戸常盤女子高校の奇跡(その1) | JBpress (ジェイビープレス)
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    agrisearch 2015/01/09
    「トキワACT」「神戸楽農菜園」
  • いよいよ終焉に向かう太陽光発電バブル 2015年は真の意味での「再生エネルギー」元年に | JBpress (ジェイビープレス)

    2014年9月24日、再生可能エネルギー電源業界に激震が走った。九州電力が「再生可能エネルギー電源の新規の電力系統網への接続申込みへの回答を保留する」と発表したのだ(「九州土の再生可能エネルギー発電設備に対する接続申込みの回答保留について」九州電力)。 その後、四国電力、東北電力、北海道電力、沖縄電力が相次いで同様の発表をした。言い方は悪いが「大電力会社の系統網」という「他人のふんどし」を借りて電気を売ることで拡大を続けてきた再生可能エネルギー電源業界にとって、この通知は晴天の霹靂となった。 我が国の再生可能エネルギー電源の市場は2012年7月に「固定価格買取制度」が導入されて以降急速に立ち上がり、特に太陽光発電は、「バブル」と呼ばれるほどの活況を呈してきた。

    いよいよ終焉に向かう太陽光発電バブル 2015年は真の意味での「再生エネルギー」元年に | JBpress (ジェイビープレス)
  • 京大出身の秀才が棚田で作る超高級米 ネットを徹底活用し、日本の農業経営を根本から変革 | JBpress (ジェイビープレス)

    の農業にまた1人、頼もしい人材が加わった。まだ30代の多田朋孔さんは京都大学で考古学を専攻、また応援部に属し第44代の応援団長を務めた。明晰な頭脳とリーダーシップを兼ね備えた人物である。 新潟県の棚田で田植えイベントに参加したのをきっかけに、日の農業に強く惹かれていった。一方で、若い人たちが何とかしないと美味しい米つくりが衰退してしまうという強い危機感を抱いた。 そして勤めていた企業をやめ、新潟県の山間にある小さな村に移り住むことを決めた。奥さんと小さな子供を連れての移住である。不安がなかったかと言えばうそになる。しかし、若い時しか冒険はできない。 幸い、今の若い世代にはインターネットという強力な味方がいる。どんなに山奥でも、ネットを通じて日中、あるいは世界中と24時間つながっている。 このインターネットを使えば、生産者と消費者を直接結びつけることもできる。農協やスーパーを通さず、

    京大出身の秀才が棚田で作る超高級米 ネットを徹底活用し、日本の農業経営を根本から変革 | JBpress (ジェイビープレス)
  • 安い海外農産物の攻勢をチャンスに変えたオランダ ITとマーケティングが生み出す国際競争力~進化を続ける小さな農業大国 | JBpress (ジェイビープレス)

    のスーパーでもお目にかかる、赤、黄、緑の巨大なピーマン。原産国がオランダであることが多い。また、花屋の店先へ行けば、オランダ産と記された球根や「アムステルダム直送」などという札がついた生花が美しくアレンジされているのを見かけることもあるだろう。 オランダを農業輸出額世界第2位にした推進力とは 日の九州とほぼ同じ面積しかない小国のオランダは、不毛といわれる岩塩混じりの土壌を持ち、北海からの強風が常に土へ吹き寄せ、曇天がほぼ1年中続くという、お世辞にも農業に適しているとは言い難い国である。

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  • 大規模化は自滅への道、農業を強くするカギはダウンサイジングだ 味の社会学(第16回) | JBpress (ジェイビープレス)

    クリスマス、そして年を明けてのバレンタインデーなど、需要が高まるこの冬シーズンに、店頭からバターが消えました。昨年(2013年)の猛暑による乳牛への影響という気候要因と、酪農家の離農等での乳牛頭数がそもそも減っている構造的要因により、生乳の生産量が不足しているのです。 現在では、政府の緊急輸入対策により、約1万トンの輸入が決まり、11月26日までに7000トンが乳業メーカーに売り渡されたということですから、クリスマスケーキが消えるという事態はひとまず避けられたようです。皆さんも正しい情報を得て、買いだめ等のパニックを起こさないようにしていただきたいと思います。 戸数は減少、一方で規模拡大する酪農家 さて、現在、生乳生産の不足という問題に加え、消費者の牛乳需要の低下も加速しています。生乳を巡る需給ギャップは、恒常的な問題として考えなければいけない時代にきています。

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  • 不揃いの野菜はおいしいのだ 「在来種」の野菜が消えていく | JBpress (ジェイビープレス)

    在来種の野菜。左から壬生菜(京都の伝統野菜)、遠野かぶ(岩手)、春菊(長崎)、大白(鹿児島)。いずれも独特な色と歯触りがある。実が詰まっているので煮くずれしにくい。大白は「幻のさつまいも」とも。 しかし、在来種の大量生産や流通は難しく、栽培に手間もかかる。現在の主流は大量生産に向いている「F1」と言われる種。味は良いが大きさも形も不揃いな在来種の数は減少している。 在来種の生産状況や新たな取り組みについて見ながら、在来種の意義を問い直してみたい。 「F1」隆盛で肩身の狭くなった在来種 いま市場で流通している野菜のほとんどは、「F1(1代雑種)」のタネからできたものだ。F1とは、交配によって作られた新しい品種の1代目を意味する。異なる形質をかけあわせると優性だけが現れるメンデルの「優性の法則」を利用し、まったく同じ形質の野菜ができるように品種改良されたものだ。

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    agrisearch 2014/12/15
    「在来種」
  • 飢えたサルはなぜ長生きしたのか?明らかになってきた長寿の体内メカニズム エネルギー摂取制限と長寿の研究(前篇) | JBpress (ジェイビープレス)

    ところが、栄養を豊富に摂取できる現代においては、健康長寿と関係するある遺伝子が、あまり活性化されずにいるままなのだという。 その遺伝子、「サーチュイン遺伝子」とよばれる。2012年に、NHKスペシャル「あなたの寿命は延ばせる 発見! 長寿遺伝子」という番組で取り上げられ話題にもなった。 逆説的だが、この遺伝子は、エネルギー摂取が制限された状態になるほど、よく活性化して健康長寿をもたらすのだという。 どのようなメカニズムで、この遺伝子が健康長寿を導くのか。効果的にこの遺伝子を活性化させるには、どのようにすればよいのか。 こうした疑問をもちながら、金沢医科大学の古家大祐教授の研究室を訪ねた。古家氏はこれまで、エネルギー摂取制限と健康長寿の関係性などを研究してきた。上記のNHKスペシャルでは、人を対象としたサーチュイン遺伝子活性化の実験も行っている。 前篇では、エネルギー摂取制限が健康長寿につな

  • 海外で日本の農産物を売りまくる秘策 その農業改革案では甘すぎます(第24回) | JBpress (ジェイビープレス)

    「日の農産物は高品質だから海外で高く売れる。もっと輸出しよう」という主張をよく聞きます。コメの場合、こうした主張にあまり根拠がないということは以前書きました(「外国の富裕層は日の高いコメなんて買いません」)。では、他の農作物もそうかと言えば、違う様相を示します。これが農業政策立案の難しさです。 例えば、筆者が今年の兵庫県和牛共進会(兵庫県産和牛のコンテスト)に行ったところ、牛を買い付けるセリの参加業者にアジアやヨーロッパの会社が来ていて、何頭か競り落としていったのには驚きました。 すでに屠殺してある枝肉が並ぶ肉市場で外国人バイヤーをちらほら見かけるのは、3年くらい前からありました。けれども、屠殺してみないと良いか悪いか分からない、買うのにノウハウが必要な生体の競り市まで参加してくるとは思わなかったので驚いたのです。JAも含む多くの肉業者が外国にセールスをかけてきた成果が出てきている

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  • 大規模コメ農家を吹き飛ばす米価暴落 その農業改革案では甘すぎます(第22回) | JBpress (ジェイビープレス)

    米価が下落しています。購買力平価を考慮した実質米価は1俵あたり1万3000円を割るという、戦後最低水準を更新しました。1俵は約60キロなので、一般に使われる30キログラム入るコメの出荷袋に換算すれば6000円ほど。いよいよ、大規模コメ農家の大崩壊が始まる水準まで下落したと言えそうです。(参考:「米価は歴史的な低水準」、森島賢、農業協同組合新聞) これまで筆者の連載を読んでこられた読者なら「コメの価格が下がったら大規模農家だけが生き残る」といった考えが間違いであることはご理解いただけていると思いますが、そうでない方のために再び解説をしておきましょう。 表をご覧ください。これは、米価と栽培面積によって、どの程度の収益が上がるのかを示しているものです。10アールあたりの収穫量を510キロ(30キログラム入り米袋で17袋)とした場合の売り上げから、生産費を引いたものです。栽培面積ごとの生産費の算出

    大規模コメ農家を吹き飛ばす米価暴落 その農業改革案では甘すぎます(第22回) | JBpress (ジェイビープレス)
  • 何事も過剰摂取は禁物、腸のバランスが崩れて糖尿病に 「ネイチャー」人工甘味料論文の衝撃(後篇) | JBpress (ジェイビープレス)

    9月に発表された、イギリスの科学雑誌「ネイチャー」の論文が議論を呼んでいる。糖分摂取を避けたい糖尿病患者や肥満の人などが摂ってきた人工甘味料が、逆に糖尿病リスクを高めるという研究結果が示されたからだ。 前篇では、この論文をどう捉えればよいのかを、城西大学薬学部教授の中島啓氏に尋ねた。中島氏は生活習慣病の実験研究の第一人者で、人工甘味料が体に及ぼす影響も研究対象にしている。結論は「少量摂取なら問題ないだろうが、かなりの量を摂取していれば、影響の個人差もあるので健康診断を受けるとよい」というものだった。 結論が出たところで、後篇では、今回の「ネイチャー」論文で取り沙汰されている、腸という器官に焦点を絞ってみる。論文には、人工甘味料が腸内細菌のバランスを崩すことで、糖尿病のリスクを高めるといった内容が書かれている。 糖尿病というと、糖をエネルギーに変える糖代謝が異常をきたすために起きる病気だ。い

  • 結局、人工甘味料は体にいいのか悪いのか 「ネイチャー」人工甘味料論文の衝撃(前篇) | JBpress (ジェイビープレス)

    「糖分は糖尿病の元凶。できることなら糖分を摂りたくない」。日頃こう考えて、糖分摂取を事の工夫などで極力避けている人はいることだろう。コーラを飲むなら、ダイエットコーラやトクホコーラを選ぶといった具合に。 そんな人たちを心配させるニュースがあった。9月17日、人工甘味料が糖尿病のリスクを高めている可能性があるとする論文がイギリスの科学誌「ネイチャー」に発表されたのだ。 論文によると、人工甘味料入りの水を与えられたマウスでは糖尿病につながり得る耐糖能障害が起きやすくなったのに対し、単なる水や糖分入りの水を与えられたマウスでは変化がなかった。また400人弱の人間対象の調査でも、耐糖能障害と人工甘味料摂取の間に関連性が見られた。さらに、ふだん人工甘味料を摂取しない7人に、米国品医薬局が推奨する最大摂取量の人工甘味料を含む事を7日にわたり摂ってもらったところ、4人の血糖値が5日から7日以内に上

    agrisearch
    agrisearch 2014/10/18
    むしろ真っ当な解説をすると畝山氏の二番煎じ?→http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20140918#p9
  • あったら嬉しい!コメ農家が喜ぶITシステムを教えます その農業改革案では甘すぎます(その17) | JBpress (ジェイビープレス)

    山田錦の話は前回で終えたつもりでしたが、こんなニュースが入ってきました。山田錦の超大口需要家である旭酒造が、富士通の「Akisai」と呼ばれるクラウドサービスを使って、栽培技術の「見える化」を推進するというものです(「旭酒造と富士通 ・農クラウド『Akisai』を活用した酒造好適米の栽培技術の見える化を開始」) この事業にかかる金額がどの程度なのか筆者は知りませんが、旭酒造の山田錦確保への全方向的な努力を証明するようなニュースです。 成果や実績が知られていない農業のIT化 しかし筆者は、これを見て2つの意味で「残念だな」と思いました。旭酒造や富士通が悪いと言っているわけではありません。目的を達成するため、現在の技術としては最高峰の仕事をしておられるのでしょうし、実際に役立つシステムでもあるのでしょう。 しかし、こうしたシステムを導入するのは、農家ではありません。この場合も旭酒造ですし、も

    あったら嬉しい!コメ農家が喜ぶITシステムを教えます その農業改革案では甘すぎます(その17) | JBpress (ジェイビープレス)
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    agrisearch 2014/10/14
    2014/9/5 「山田錦栽培の見える化システム」の件
  • コメ偽装の手口はこうしてエスカレートしていく その農業改革案では甘すぎます(その19) | JBpress (ジェイビープレス)

    前回(「あなたがべているのは偽装米かもしれない」)は、偽装には段階があり、どんどんエスカレートしていくことをお話ししました。同一品種だけど産地の違う米を混ぜる第1段階、品種の違う米を混ぜる第2段階、「くず米」を混ぜる第3段階です。今回は、第4~6段階を見ていきましょう。 事故米、加工米を用に偽装 偽装の第4段階は、いわゆる「事故米」を用と偽装したものです。 2008年の三笠フーズ事件で表面化した偽装米はこれでした。農水省がミニマムアクセス米として輸入したコメのうち、残留農薬やカビ発生のため用に適さなくなった米を用に転売したものです。それらは当は工業用として払い下げた米なのです。 これは極めて悪質な偽装で社会的影響も大きく、後に農水省は事故米を全て焼却処分にすることにしました。米穀卸や小売りが自社倉庫で事故米を作った場合にきちんと廃棄するかどうかは分かりませんが、消費者の立場から

    コメ偽装の手口はこうしてエスカレートしていく その農業改革案では甘すぎます(その19) | JBpress (ジェイビープレス)
  • 同じ愚を繰り返す「地方創生」の勘違い 農業への補助金では地方は救えない | JBpress (ジェイビープレス)

    安倍内閣が「地方創生」(これまで言われてきた「地方再生」と同じ。官僚特有の言葉の遊びである)と言い出した。9月の内閣改造では、地方創生担当大臣までつくって、先の総裁選でライバルだった石破茂前幹事長を任命した。石破氏を据えたことはライバルの閣内封じ込めなどと噂されているものの、安倍首相の地方創生に対する意気込みを示した形にもなり、地方創生はこの秋の大きな話題になっている。 このような状況に際して、一言、言いたいことがある。それは地方が話題になると農業の話が出てきて、そして必ずと言ってよいほど補助金のばら撒きが始まるからだ。補助金の出所は言うまでもなく税金である。そして、補助金によって農業が再生したためしはない。 なぜ、補助金によって農業が再生しないのだろう。それは、根のところで、農業再生と地方の振興が両立しないからである。稿では、そこのところを根に遡って説明する。地方創生を語るのは、ぜ

    同じ愚を繰り返す「地方創生」の勘違い 農業への補助金では地方は救えない | JBpress (ジェイビープレス)
  • 多収量イネは「第2の緑の革命」を実現できるか 日本のコメが世界の食糧危機を救う(後篇) | JBpress (ジェイビープレス)

    あるイネから、コメの収穫量の増加につながる遺伝子が見つかった。名古屋大学の芦苅基行教授は2005年に、コメの粒数の増加に関わる遺伝子を発見。さらに2010年には、穂の枝数の増加に関わる遺伝子を発見した。 次々と発見した遺伝子を、今度は主要な品種のイネに導入する時が来た。日での主要な品種と言えば「コシヒカリ」。世界的に有名な品種と言えば「日晴(にほんばれ)」だ。それぞれに対してこれらの遺伝子を導入する段階に進んでいる。 芦苅教授が目指すのは、開発したイネによって世界の糧危機を救うこと。実現すれば、「第2の緑の革命」と呼ばれるようになるかもしれない。 前篇で紹介したとおり、イネに生る果実「コメ」の収量を増やすには、「粒の数を増やす」「粒が生る穂の枝の数を増やす」「粒そのものの体積を増やす」などの手法が主に考えられる。 名古屋大学生物機能開発利用研究センターの芦苅基行教授は、第1の手法と第

    多収量イネは「第2の緑の革命」を実現できるか 日本のコメが世界の食糧危機を救う(後篇) | JBpress (ジェイビープレス)
    agrisearch
    agrisearch 2014/10/14
    2011/5/27 名古屋大学生物機能開発利用研究センターの芦苅基行教授
  • 計測装置を背負って泳ぐ鮭、子づくりの仕組みが明らかに 鮭に見る自然と人工の調和(後篇) | JBpress (ジェイビープレス)

    前篇では、重要な資源だった鮭を増やすために、日人が「種川法」や「人工孵化」などの技術を導入した歩みを追った。その歩みは、資源確保を自然なものから、人手によるものに変えていくものでもあった。人工孵化・放流により鮭の資源量を確保することが、今の日では常識となっている。 だが、冷静に考えてみると、人手を介して孵化させ放流する状況が“あるべき姿”と言えるのかどうか。人は自然と人工の調和をどう図っていくべきか。 後篇では、サケ科魚類の研究を行っている日大学生物資源科学部助教の牧口祐也氏を訪ねる。牧口氏は、データロガーという計測機器を使った「バイオロギング」などの手法で、サケの遡上や繁殖などに関する研究を進めている。サケについてなにが分かってきたのだろうか。そして、人の関わり方はどうあるべきなのか。 牧口祐也氏。日大学生物資源科学部海洋生物資源科学科魚群行動計測学研究室助教。博士(環境科学)

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    agrisearch 2014/10/10
    日本大学生物資源科学部助教の牧口祐也氏
  • 食品業界で熱い注目、「介護食」市場が立ち上がる いよいよ本格的な店頭販売へ | JBpress (ジェイビープレス)

    では65歳以上の高齢者が21%を超える「超高齢化社会」を迎え、「介護」のニーズが高まっている。飲み込む力が弱くなった高齢者向けに、舌でもつぶせるようにしたり、飲み込みやすいように工夫した品が出回るようになった。今後も介護市場の拡大が見込まれている。介護の商品開発が進み、販路も拡大してきた。国も介護の普及に力を入れている。介護の現状と課題について見てみたい。 超高齢社会で拡大し続ける介護市場 65歳以上の高齢者人口は、2014年に3186万人(総人口に占める割合25.0%)で過去最高になった。「4人に1人が高齢者」という状況だ。一人暮らしの高齢者も増え続けている。65歳以上の単独世帯は2010年に29.7%になり、2030年には39%に達する見込みだ。 介護市場は拡大が見込まれている。富士経済が2013年7月に発表した国内市場調査によると、2012年の介護市場は1020

  • 国産ウイスキーづくりに情熱を燃やした「マッサン」竹鶴政孝とリタの人生 セミナーで、香り立つ旨いハイボールのコツも伝授 | JBpress (ジェイビープレス)

    2014年は日のウイスキー業界にとって、「特別な年」であることをご存じだろうか。国産ウイスキーの祖として知られる竹鶴政孝の生誕120年であり、自身のウイスキー蒸溜所であるニッカウヰスキーを創業して80周年を迎えた。 また、折しも放映が開始されたばかりのNHK朝の連続テレビ小説「マッサン」は、竹鶴政孝とのリタをモデルにした物語である。タイトルは、「政孝さん」の発音が難しく、リタが政孝をこう呼んだことにちなんでいる。

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    agrisearch 2014/10/10
    ニッカウヰスキー創業80周年
  • ササニシキはなぜ消えたのか? 米離れの時代でも味をめぐる品種競争は激化 | JBpress (ジェイビープレス)

    炊きたての白く輝くごはんを口にするときこそ、日人が幸せを感じる瞬間だ。店頭には多種類の米が並ぶが、「コシヒカリ」や「ひとめぼれ」などのブランドにこだわる人も多い。どのような違いがあるのだろうか。 今年の新米は価格安 新米の季節がやってきた。米穀店やスーパーの店頭に掲げられた「新米入荷」の張り紙に心躍らす人もいることだろう。今年は、西日の天候不順にもかかわらず、出来高は上々。価格は近年にない低水準で、どの銘柄も安くなると予想されている。 だが、価格安の理由は、単なる今年の出来高の良さからくるのではない。日人の米の消費が年々減り続けているのだ。2011年の震災後の米価高騰が消費の低迷にさらに追い打ちをかけた。一方、2013年は豊作だったおかげで2014年は米の供給が過剰気味だとJAなどは分析している。 白米を主に味噌汁や漬物を組み合わせた日人の生活は、古くから続いていると思っている

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    agrisearch 2014/10/10
    「ササニシキのほど良い粘りは寿司のしゃりに適していると、寿司屋から根強い人気がある。ササニシキ誕生の地である宮城県古川町ではササニシキに人気を復活させようと生産の拡大を図っている。」