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  • ジャスモン酸応答を増大させる植物特異的な転写因子の発見 | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部

    発表者 卓 梦那(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命工学専攻 博士課程) 櫻庭 康仁(東京大学生物生産工学研究センター 助教) 柳澤 修一(東京大学生物生産工学研究センター 教授) 発表のポイント 植物特異的なDof転写因子ファミリーに属するDof2.1は、ジャスモン酸応答の促進因子として機能する転写因子であることが明らかになりました。 Dof2.1はジャスモン酸応答の鍵転写因子をコードするMYC2遺伝子の発現を促進し、一方でMYC2もDof2.1遺伝子の発現を上昇させることで、Dof2.1とMYC2がジャスモン酸応答を増大させるフィードフォワード制御ループを形成していることが示されました。 ジャスモン酸応答の重要な制御機構の発見は、病害虫や植物病原菌に対して強い耐性を示す有用作物の作出に繋がることが期待されます。 発表概要 Dof転写因子ファミリーは植物特異的な転写因子群であり、

    ジャスモン酸応答を増大させる植物特異的な転写因子の発見 | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部
  • 日本中で愛を叫んだけもの - 動物園と動物アニメは、絶滅危惧種への関心を高め、寄付を促進する - | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部

    発表者 深野 祐也(東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構 助教) 田中 陽介((公財)東京動物園協会 多摩動物公園) 曽我 昌史(東京大学大学院農学生命科学研究科生圏システム学専攻 准教授) 発表のポイント インターネットの検索データと動物園への寄付記録を使い、動物園と動物アニメ(けものフレンズ、注1)が、市民の絶滅危惧種への関心と保全のための行動に与える影響を、全国スケールで定量化しました。 日各地の動物園と動物アニメの放映は、絶滅危惧種動物への検索数や閲覧数を大きく増加させていました。さらに、アニメの放映後、アニメに登場する動物への寄付が増加していました。 ウェブデータと動物園の記録を組み合わせることで、動物園やメディアといったこれまで定量化の難しかった普及啓発の効果を明らかにできました。また市民の関心の増加が、寄付という実際の保全行動につながることをはじめて示しまし

    日本中で愛を叫んだけもの - 動物園と動物アニメは、絶滅危惧種への関心を高め、寄付を促進する - | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部
    agrisearch
    agrisearch 2019/11/23
    「インターネットの検索データと動物園への寄付記録を使い、動物園と動物アニメ(けものフレンズ、注1)が、市民の絶滅危惧種への関心と保全のための行動に与える影響を、全国スケールで定量化しました」
  • サツマイモに壊滅的被害を与える侵入植物病「基腐(もとぐされ)病」の 超高感度・簡易・迅速診断を技術開発 | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部

    発表者 前島  健作(東京大学大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 助教) 岡野 夕香里(東京大学大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 特任研究員) 山次  康幸(東京大学大学院農学生命科学研究科 植物医科学寄付講座 東京大学植物病院® 特任准教授/同研究科 生産・環境生物学専攻 准教授) 難波  成任(東京大学大学院農学生命科学研究科 植物医科学寄付講座 東京大学植物病院® 特任教授) 発表のポイント サツマイモ生産に壊滅的被害を与えている侵入植物病「基腐病」(注1)の遺伝子診断キットを世界で初めて開発しました。 来数週間かかる基腐病の診断を30分に短縮する、画期的な診断技術です。 診断技術により、健全苗確保や栽培時の診断が可能になり、病の早期根絶が期待されます。 発表概要 東京大学大学院農学生命科学研究科 植物医科学寄付講座 東京大学植物病院の難波成任特任教授

    サツマイモに壊滅的被害を与える侵入植物病「基腐(もとぐされ)病」の 超高感度・簡易・迅速診断を技術開発 | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部
  • キクタニギクのゲノムを解読、開花に関わる遺伝子探索へ 〜栽培ギクの起源を明らかにし、品種改良を加速〜 | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部

    発表者 平川 英樹(かずさDNA研究所 ゲノム情報解析施設 施設長) 住友 克彦(農業・品産業技術総合研究機構 野菜花き研究部門 花き遺伝育種研究領域 上級研究員) 久松 完(農業・品産業技術総合研究機構 野菜花き研究部門 花き生産流通研究領域 上級研究員) 永野 聡一郎(かずさDNA研究所 植物ゲノム・遺伝学研究室:研究当時) 白澤 健太(かずさDNA研究所 植物ゲノム・遺伝学研究室 主任研究員) 樋口 洋平(東京大学大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 講師) 草場 信(広島大学大学院理学研究科 教授) 腰岡 政二(日大学 生物資源科学部 生命農学科 教授) 中野 善公(農業・品産業技術総合研究機構 野菜花き研究部門 花き生産流通研究領域 主任研究員) 八木 雅史(農業・品産業技術総合研究機構 野菜花き研究部門 花き遺伝育種研究領域 上級研究員) 山口 博康(農業・

    キクタニギクのゲノムを解読、開花に関わる遺伝子探索へ 〜栽培ギクの起源を明らかにし、品種改良を加速〜 | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部
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    agrisearch 2019/08/23
    2019/2/7
  • 葉化病発症の仕組みを構造化学的に解明 ―葉化病治療薬開発や新品種開発に新たな道― | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部

    発表者 岩渕  望(東京大学大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 博士課程3年) 前島 健作(東京大学大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 助教) 北沢 優悟(東京大学大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 特任研究員) 山次 康幸(東京大学大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 教授) 発表のポイント 植物病原細菌ファイトプラズマが持つ花の葉化因子「ファイロジェン」の立体構造を解明しました。ファイトプラズマの病原性因子の立体構造解明は世界初です。 ファイロジェンの立体構造は、植物の花形成因子同士の結合を担う保存領域と類似しており、この結合の仕組みを模倣し阻害することが、葉化病発症の普遍的な仕組みであることを明らかにしました。 研究成果は、治療薬の開発や、付加価値の高い緑色の花や寿命の長い花卉品種などの作出に新たな道を拓くことが期待されます。 発表概要

    葉化病発症の仕組みを構造化学的に解明 ―葉化病治療薬開発や新品種開発に新たな道― | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部
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    agrisearch 2019/08/23
    2019/4/19 「植物病原細菌ファイトプラズマが持つ花の葉化因子「ファイロジェン」の立体構造」
  • 同種と異種の花粉を区別する分子を発見 ~種の壁を自在に制御する技術の開発に期待~ | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部

    発表者 藤井 壮太 (東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻 助教 /科学技術振興機構(JST)さきがけ研究者) 土松 隆志 (千葉大学大学院理学研究院生物学研究部門 准教授) 木村 友香 (東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻 技術職員) 石田 翔太 (東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻 修士課程2年) 下里 裕子 (奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科 博士研究員:当時) 岩野  恵 (奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科 助教:当時) 古川 翔子 (奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科 博士前期課程:当時) 糸山 和香 (奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科 博士前期課程:当時) 和田七夕子 (奈良先端科学技術大学院大学先端科学技術研究科 助教) 清水健太郎 (University of Zurich

    同種と異種の花粉を区別する分子を発見 ~種の壁を自在に制御する技術の開発に期待~ | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部
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    agrisearch 2019/08/23
    2019/7/2
  • 世界初の植物ミトコンドリアのゲノム編集に成功 〜F1育種において重要な細胞質雄性不稔性の原因遺伝子を特定〜 | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部

    発表者 風間智彦(東北大学大学院農学研究科 助教) 奥野未来(東京工業大学生命理工学院 研究員) 柳瀬俊吾(東京大学大学院農学生命科学研究科生産・環境生物学専攻 修士課程学生:当時) 亘悠太(東京大学大学院農学生命科学研究科生産・環境生物学専攻 修士課程学生:当時) 鶴田遊(東京大学大学院農学生命科学研究科生産・環境生物学専攻 修士課程学生) 菅谷元(東京大学大学院農学生命科学研究科生産・環境生物学専攻 修士課程学生:当時) 肥塚千恵(玉川大学大学院農学研究科 研究員:当時) 伊藤武彦(東京工業大学生命理工学院 教授) 豊田敦(国立遺伝学研究所 教授) 堤伸浩(東京大学大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 教授) 鳥山欽哉(東北大学大学院農学研究科 教授) 肥塚信也(玉川大学大学院農学研究科 教授) 有村慎一(科学技術振興機構(JST)さきがけ研究者:当時/東京大学大学院農学生命

    世界初の植物ミトコンドリアのゲノム編集に成功 〜F1育種において重要な細胞質雄性不稔性の原因遺伝子を特定〜 | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部
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    agrisearch 2019/08/23
    2019/7/9 イネとナタネ
  • カップル成立の鍵を握るメスの脳内ホルモンをメダカで特定 -オスからの求愛アピールに応じてメスがオスを受け入れる仕組みの 一端が明らかに- | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部

    ホーム 研究成果 カップル成立の鍵を握るメスの脳内ホルモンをメダカで特定 -オスからの求愛アピールに応じてメスがオスを受け入れる仕組みの 一端が明らかに- 発表者 梶山(平木)十和子(研究当時:東京大学大学院農学生命科学研究科 水圏生物科学専攻 博士課程/ 現:理化学研究所 脳神経科学研究センター 研究員) 山下  純平(研究当時:東京大学大学院農学生命科学研究科 水圏生物科学専攻 博士課程) 横山  圭子(研究当時:東京大学大学院農学生命科学研究科 水圏生物科学専攻 修士課程) 菊池 結貴子(研究当時:東京大学大学院農学生命科学研究科 水圏生物科学専攻 博士課程) 中城  光琴(研究当時:東京大学大学院農学生命科学研究科 水圏生物科学専攻 研究員/ 現:東京大学大学院理学系研究科 生物科学専攻 助教) 宮副  大地(研究当時:東京大学大学院農学生命科学研究科 水圏生物科学専攻 修士課程)

    カップル成立の鍵を握るメスの脳内ホルモンをメダカで特定 -オスからの求愛アピールに応じてメスがオスを受け入れる仕組みの 一端が明らかに- | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部
  • ヒアリの侵入に市民はどう反応したか? 大量のウェブ検索データから見る侵略的外来種への関心の時空間的変動 | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部

    ホーム 研究成果 ヒアリの侵入に市民はどう反応したか? 大量のウェブ検索データから見る侵略的外来種への関心の時空間的変動 発表者 深野 祐也(東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構 助教) 曽我 昌史(東京大学大学院農学生命科学研究科生圏システム学専攻 助教) 発表のポイント 侵略的外来種に対する市民の関心がどのように時間的・空間的に変動し、その変動に何が影響するのかを、インターネットの大量の検索データを解析することで定量化しました。日の侵略的外来種31種を対象に解析した結果、外来種の発見報告や外来種の分布、外来種の危険性、メディアによる報道などが検索量に影響することが分かりました。 これまで、生物や環境に対する市民の関心を調べるには、労力・費用のかかるアンケートが主な手段でした。研究は、インターネットの検索データを用いることで、生物への関心の動態とそれに与える生態・社会

    ヒアリの侵入に市民はどう反応したか? 大量のウェブ検索データから見る侵略的外来種への関心の時空間的変動 | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部
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    agrisearch 2019/08/23
    「(1)ヒアリが発見された県では局所的に検索量が急激に増加するが、隣接県ではほとんど増加しない。(2)発見県であっても何度も同じ県で発見されると、検索量の増加が起こりにくくなる」
  • 植物が高温や乾燥などの劣悪なストレスに素早く応答するしくみを発見 ~高温・乾燥ストレス応答性転写因子DREB2Aのストレスによる活性化機構の解明~ | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部

    ホーム 研究成果 植物が高温や乾燥などの劣悪なストレスに素早く応答するしくみを発見 ~高温・乾燥ストレス応答性転写因子DREB2Aのストレスによる活性化機構の解明~ 発表者 溝井 順哉(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻 准教授) 金澤 夏美(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻 修士2年:研究当時) 城所  聡(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻 助教) 高橋 史憲(理化学研究所 環境資源科学研究センター 機能開発研究グループ 研究員) 秦   峰(国際農林水産業研究センター 研究員:研究当時) 森 恭子(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻 博士3年:研究当時) 篠崎 一雄(理化学研究所 環境資源科学研究センター 機能開発研究グループ グループディレクター) 篠崎 和子(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻 教授) 発表

    植物が高温や乾燥などの劣悪なストレスに素早く応答するしくみを発見 ~高温・乾燥ストレス応答性転写因子DREB2Aのストレスによる活性化機構の解明~ | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部
  • 植物におけるホウ素毒性メカニズムの一端を解明 ~過剰なホウ素がもたらすDNA損傷の発生とその緩和機構の発見~ | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部

    研究の要旨 東京大学大学院農学生命科学研究科 藤原 徹 教授および東京理科大学理工学部応用生物科学科 松永 幸大 教授、坂 卓也 助教らの共同研究グループは、植物の必須栄養元素であるホウ素(元素記号:B)が、植物に過剰に吸収されることでもたらされるDNA損傷の発生とその緩和機構を発見し、植物におけるホウ素毒性の分子メカニズムの一端を明らかにしました。 研究成果はNature Communications誌に12月11日付けで掲載されました。 詳細はプレスリリースをご覧下さい。 発表雑誌 雑誌名 Nature Communications 論文タイトル Proteasomal degradation of BRAHMA promotes Boron tolerance in Arabidopsis 著者 Takuya Sakamoto, Yayoi Tsujimoto-Inui, Nao

    植物におけるホウ素毒性メカニズムの一端を解明 ~過剰なホウ素がもたらすDNA損傷の発生とその緩和機構の発見~ | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部
  • 植物レクチンがウイルス増殖阻害剤として利用できる可能性を発見 | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部

    発表者 吉田 哲也(東京大学大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 博士課程3年生) 白石 拓也(東京大学大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 博士課程;研究当時) 岡野 夕香里(東京大学大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 特任研究員) 藤 祐司(東京大学大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 修士課程2年生) 遊佐  礼(東京大学大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 博士課程3年生) 前島 健作(東京大学大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 助教) 山次 康幸(東京大学大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 准教授) 発表のポイント レクチン型抵抗性遺伝子JAX1による植物ウイルス感染阻害メカニズムを明らかにしました。 JAX1が「ウイルス複製工場」に侵入し、ウイルスの増殖を阻害することを解明しました。 耐性ウイルスが発

    植物レクチンがウイルス増殖阻害剤として利用できる可能性を発見 | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部
  • 植物における「匂い受容体候補」の発見 ―鼻がない植物が匂いを嗅ぐ仕組みの一端を解明― | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部

    発表者 永嶌  鮎美(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任研究員:研究当時) 檜垣   匠(東京大学大学院新領域創成科学研究科 先端生命科学専攻 特任准教授:研究当時) 肥塚  崇男(山口大学大学院創成科学研究科 助教) 石神   健(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 准教授:研究当時) 細川  聡子(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 博士課程:研究当時) 渡邉  秀典(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 教授:研究当時) 松井  健二(山口大学大学院創成科学研究科 教授) 馳澤 盛一郎(東京大学大学院新領域創成科学研究科 先端生命科学専攻 教授) 東原  和成(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 教授/JST ERATO東原化学感覚シグナルプロジェクト 研究総括/ 東京大学ニューロインテリジェンス国際

    植物における「匂い受容体候補」の発見 ―鼻がない植物が匂いを嗅ぐ仕組みの一端を解明― | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部
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    agrisearch 2019/02/05
    「植物が病害や食害誘導的に匂い物質を放出し、それに応答することは知られていましたが、匂い物質をどのようなメカニズムで受容しているのかはわかっていませんでした」
  • 乳清(ホエイ)に含まれる認知機能改善ペプチドを新たに発見 ホエイに含まれるTryptophan-Tyrosine配列含有ペプチドに認知機能改善効果を 新たに見出し、その機序を解明

    乳清(ホエイ)に含まれる認知機能改善ペプチドを新たに発見 ホエイに含まれるTryptophan-Tyrosine配列含有ペプチドに認知機能改善効果を 新たに見出し、その機序を解明 発表者 阿野 泰久(キリン株式会社 R&D部 健康技術研究所) 高市 雄太(東京大学 大学院農学生命科学研究科獣医学専攻 博士課程1年) 内田 和幸(東京大学 大学院農学生命科学研究科獣医学専攻 准教授) 高島 明彦(学習院大学 大学院自然科学研究科生命科学専攻 教授) 中山 裕之(東京大学 大学院農学生命科学研究科獣医学専攻 教授) 発表のポイント ◆乳清(ホエイ)に含まれる認知機能改善成分としてTryptophan-Tyrosine(WY)配列を含むペプチド(WY配列含有ペプチド)(注1)を新たに見出しました。 ◆ホエイに含まれるタンパク質を特定の微生物由来酵素で処理すると、WY配列含有ペプチドを多く含むホ

  • バイオマス燃焼の指標物質を検出・変換できる酵素をつきとめた

    発表者 杉浦 正幸(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻 大学院学生;当時) 中原   萌(東京大学農学部生命化学・工学専修 学部学生) 山田 千早(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻 助教) 荒川 孝俊(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻 助教) 北岡 光(農研機構品研究部門品分析研究領域 領域長) 伏信 進矢(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻 教授) 発表のポイント ◆ バイオマス燃焼の指標物質などとして知られる「レボグルコサン」を特異的に酸化する酵素の遺伝子を土壌細菌から同定してその機能と構造を明らかにしました。 ◆細菌によるレボグルコサンの代謝の機構は20年以上前にその存在が示されて以来ほとんど分かっていませんでした。 ◆バイオマス由来の化合物の微生物による生物変換法の開発や、環境汚染の程度を知る指標物質の簡便な測定法開

    agrisearch
    agrisearch 2018/11/27
    2018/9/26 「バイオマス燃焼の指標物質などとして知られる「レボグルコサン」を特異的に酸化する酵素の遺伝子を土壌細菌から同定してその機能と構造を明らかにしました」
  • 「魔女の雑草」の発芽誘導物質に対する選択性を原子レベルで解明~根寄生雑草防除剤の合理的デザインに貢献~

    発表者 徐     玉群(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任助教) 宮川 拓也(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任准教授) 野﨑 翔平(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 博士課程3年生) 中村     顕(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任助教:研究当時) 呂       瑩(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 修士課程学生:研究当時) 中村 英光(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 助教) 大戸 梅治(東京大学大学院薬学系研究科 准教授) 石田 英子(東京大学大学院薬学系研究科 特任研究員) 清水 敏之(東京大学大学院薬学系研究科 教授) 浅見 忠男(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 教授) 田之倉 優(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻

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    agrisearch 2018/11/27
    2018/9/27 「根寄生植物ストライガは、宿主とする植物の根から分泌されたストリゴラクトン(SL)(注4)を感知し、種子の発芽を誘導して宿主植物へと寄生します」
  • コロニーを作れない大腸菌が教える:自然界のバクテリアは脂肪酸欠乏に陥ってコロニーが作れなくなる

    発表者 納庄 一樹(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻 大学院生:当時) 安原 幸司(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻 大学院生:当時) 池端 佑仁(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻 大学院生:当時) 三井 智玄(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻 大学院生:当時) 石毛 太一郎(東京農業大学生物資源ゲノム解析センター 研究員:当時) 矢嶋 俊介(東京農業大学生命科学部バイオサイエンス学科 教授;同生物資源ゲノム解析センター センター長) 日髙 真誠(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻 准教授) 小川 哲弘(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻 助教) 正木 春彦(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻 教授:当時) 発表のポイント ◆コロニーを作れない大腸菌変異株を取得して詳細に性質を調べ、バ

  • 植物ホルモンのマスター転写因子BIL1/BZR1の特異的な立体構造を解明

    発表者 野﨑 翔平(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 博士課程3年生) 宮川 拓也(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任准教授) 徐   玉群(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任助教) 中村   顕(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任助教:研究当時) 平林   佳(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特別研究員) 浅見 忠男(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 教授) 中野 雄司(理化学研究所 環境資源科学研究センター 機能開発研究グループ 専任研究員) 田之倉 優(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任教授) 発表のポイント ◆植物ホルモン「ブラシノステロイド」の情報伝達を担うマスター転写因子BIL1/BZR1が標的DNAを認識する複合体の立体構造を決定しま

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    agrisearch 2018/11/27
    2018/10/2
  • 薬剤耐性の原因「薬剤汲み出しタンパク質」の排出メカニズムを解明~多剤排出トランスポーターMdfAの分子機構~

    ◆細菌に存在する抗菌剤等の薬剤を排出する多剤排出トランスポーター(注1)の一つ、MdfAの構造解析に成功し、初めてMdfAの外開き構造を明らかにした。 ◆膜内に存在する特定の酸性残基のプロトン化(注2)が、外開き構造から内向き構造への引き金となることを明らかにした。 ◆精製MdfAタンパク質を脂質膜に組み込んだ形で初めて薬剤輸送活性を測定し、薬剤輸送に重要なアミノ酸残基を明らかにした。 細菌が薬剤耐性を引き起こす主な原因は、細菌膜上に存在する多剤排出トランスポーターと呼ばれるタンパク質が、投与された薬剤をポンプのように細菌外に汲み出してしまい、薬剤の効果を無効化することにあります。MFS(Major facilitator superfamily)型と呼ばれる多剤排出トランスポーターは細菌上に多数存在しますが、どのように薬剤分子を認識して細菌外に排出するのか、その分子機構については明らかに

  • ハワイのキハダは空気から-亜熱帯外洋域魚類生産における窒素固定生物の寄与を解明-

    発表者 高橋 一生(東京大学大学院農学生命科学研究科 准教授) 堀井 幸子(東京大学大学院農学生命科学研究科 博士課程3年・日学術振興会特別研究員(DC1)) 塩崎 拓平(海洋研究開発機構 特任研究員) 橋濱 史典(東京海洋大学学術研究院 助教) 古谷  研(研究当時:東京大学大学院農学生命科学研究科 教授、現:創価大学) 発表のポイント ◆中央太平洋亜熱帯外洋域表層における物連鎖構造を、炭素と窒素安定同位体比による物網構造解析と現場実験により明らかにした。 ◆窒素ガスから出発する物連鎖がキハダマグロの生産に直接つながっていることを初めて明らかにした。 ◆従来深層から栄養供給で魚類生産は支えられていると考えられてきたが「海の砂漠」とよばれる栄養の乏しい亜熱帯外洋域では、窒素ガス由来の栄養が重要であることを示し、海洋の新たな生物生産メカニズムを明らかにした。 全海洋のおよそ6割を占め

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    agrisearch 2018/11/27
    「このうちハワイ周辺を含む15〜25°Nおよび20〜30°Sにおける食物連鎖はほぼ窒素固定者により支えていると考えられ、例えばハワイ周辺で漁獲されたキハダマグロのタンパク質生産には空気由来の窒素が寄与している」