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  • 植物におけるホウ素毒性メカニズムの一端を解明 ~過剰なホウ素がもたらすDNA損傷の発生とその緩和機構の発見~ | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部

    研究の要旨 東京大学大学院農学生命科学研究科 藤原 徹 教授および東京理科大学理工学部応用生物科学科 松永 幸大 教授、坂 卓也 助教らの共同研究グループは、植物の必須栄養元素であるホウ素(元素記号:B)が、植物に過剰に吸収されることでもたらされるDNA損傷の発生とその緩和機構を発見し、植物におけるホウ素毒性の分子メカニズムの一端を明らかにしました。 研究成果はNature Communications誌に12月11日付けで掲載されました。 詳細はプレスリリースをご覧下さい。 発表雑誌 雑誌名 Nature Communications 論文タイトル Proteasomal degradation of BRAHMA promotes Boron tolerance in Arabidopsis 著者 Takuya Sakamoto, Yayoi Tsujimoto-Inui, Nao

    植物におけるホウ素毒性メカニズムの一端を解明 ~過剰なホウ素がもたらすDNA損傷の発生とその緩和機構の発見~ | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部
  • 植物レクチンがウイルス増殖阻害剤として利用できる可能性を発見 | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部

    発表者 吉田 哲也(東京大学大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 博士課程3年生) 白石 拓也(東京大学大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 博士課程;研究当時) 岡野 夕香里(東京大学大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 特任研究員) 藤 祐司(東京大学大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 修士課程2年生) 遊佐  礼(東京大学大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 博士課程3年生) 前島 健作(東京大学大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 助教) 山次 康幸(東京大学大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 准教授) 発表のポイント レクチン型抵抗性遺伝子JAX1による植物ウイルス感染阻害メカニズムを明らかにしました。 JAX1が「ウイルス複製工場」に侵入し、ウイルスの増殖を阻害することを解明しました。 耐性ウイルスが発

    植物レクチンがウイルス増殖阻害剤として利用できる可能性を発見 | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部
  • 植物における「匂い受容体候補」の発見 ―鼻がない植物が匂いを嗅ぐ仕組みの一端を解明― | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部

    発表者 永嶌  鮎美(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任研究員:研究当時) 檜垣   匠(東京大学大学院新領域創成科学研究科 先端生命科学専攻 特任准教授:研究当時) 肥塚  崇男(山口大学大学院創成科学研究科 助教) 石神   健(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 准教授:研究当時) 細川  聡子(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 博士課程:研究当時) 渡邉  秀典(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 教授:研究当時) 松井  健二(山口大学大学院創成科学研究科 教授) 馳澤 盛一郎(東京大学大学院新領域創成科学研究科 先端生命科学専攻 教授) 東原  和成(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 教授/JST ERATO東原化学感覚シグナルプロジェクト 研究総括/ 東京大学ニューロインテリジェンス国際

    植物における「匂い受容体候補」の発見 ―鼻がない植物が匂いを嗅ぐ仕組みの一端を解明― | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部
    agrisearch
    agrisearch 2019/02/05
    「植物が病害や食害誘導的に匂い物質を放出し、それに応答することは知られていましたが、匂い物質をどのようなメカニズムで受容しているのかはわかっていませんでした」
  • 乳清(ホエイ)に含まれる認知機能改善ペプチドを新たに発見 ホエイに含まれるTryptophan-Tyrosine配列含有ペプチドに認知機能改善効果を 新たに見出し、その機序を解明

    乳清(ホエイ)に含まれる認知機能改善ペプチドを新たに発見 ホエイに含まれるTryptophan-Tyrosine配列含有ペプチドに認知機能改善効果を 新たに見出し、その機序を解明 発表者 阿野 泰久(キリン株式会社 R&D部 健康技術研究所) 高市 雄太(東京大学 大学院農学生命科学研究科獣医学専攻 博士課程1年) 内田 和幸(東京大学 大学院農学生命科学研究科獣医学専攻 准教授) 高島 明彦(学習院大学 大学院自然科学研究科生命科学専攻 教授) 中山 裕之(東京大学 大学院農学生命科学研究科獣医学専攻 教授) 発表のポイント ◆乳清(ホエイ)に含まれる認知機能改善成分としてTryptophan-Tyrosine(WY)配列を含むペプチド(WY配列含有ペプチド)(注1)を新たに見出しました。 ◆ホエイに含まれるタンパク質を特定の微生物由来酵素で処理すると、WY配列含有ペプチドを多く含むホ

  • バイオマス燃焼の指標物質を検出・変換できる酵素をつきとめた

    発表者 杉浦 正幸(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻 大学院学生;当時) 中原   萌(東京大学農学部生命化学・工学専修 学部学生) 山田 千早(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻 助教) 荒川 孝俊(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻 助教) 北岡 光(農研機構品研究部門品分析研究領域 領域長) 伏信 進矢(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻 教授) 発表のポイント ◆ バイオマス燃焼の指標物質などとして知られる「レボグルコサン」を特異的に酸化する酵素の遺伝子を土壌細菌から同定してその機能と構造を明らかにしました。 ◆細菌によるレボグルコサンの代謝の機構は20年以上前にその存在が示されて以来ほとんど分かっていませんでした。 ◆バイオマス由来の化合物の微生物による生物変換法の開発や、環境汚染の程度を知る指標物質の簡便な測定法開

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    agrisearch 2018/11/27
    2018/9/26 「バイオマス燃焼の指標物質などとして知られる「レボグルコサン」を特異的に酸化する酵素の遺伝子を土壌細菌から同定してその機能と構造を明らかにしました」
  • 「魔女の雑草」の発芽誘導物質に対する選択性を原子レベルで解明~根寄生雑草防除剤の合理的デザインに貢献~

    発表者 徐     玉群(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任助教) 宮川 拓也(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任准教授) 野﨑 翔平(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 博士課程3年生) 中村     顕(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任助教:研究当時) 呂       瑩(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 修士課程学生:研究当時) 中村 英光(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 助教) 大戸 梅治(東京大学大学院薬学系研究科 准教授) 石田 英子(東京大学大学院薬学系研究科 特任研究員) 清水 敏之(東京大学大学院薬学系研究科 教授) 浅見 忠男(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 教授) 田之倉 優(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻

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    agrisearch 2018/11/27
    2018/9/27 「根寄生植物ストライガは、宿主とする植物の根から分泌されたストリゴラクトン(SL)(注4)を感知し、種子の発芽を誘導して宿主植物へと寄生します」
  • コロニーを作れない大腸菌が教える:自然界のバクテリアは脂肪酸欠乏に陥ってコロニーが作れなくなる

    発表者 納庄 一樹(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻 大学院生:当時) 安原 幸司(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻 大学院生:当時) 池端 佑仁(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻 大学院生:当時) 三井 智玄(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻 大学院生:当時) 石毛 太一郎(東京農業大学生物資源ゲノム解析センター 研究員:当時) 矢嶋 俊介(東京農業大学生命科学部バイオサイエンス学科 教授;同生物資源ゲノム解析センター センター長) 日髙 真誠(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻 准教授) 小川 哲弘(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻 助教) 正木 春彦(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻 教授:当時) 発表のポイント ◆コロニーを作れない大腸菌変異株を取得して詳細に性質を調べ、バ

  • 植物ホルモンのマスター転写因子BIL1/BZR1の特異的な立体構造を解明

    発表者 野﨑 翔平(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 博士課程3年生) 宮川 拓也(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任准教授) 徐   玉群(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任助教) 中村   顕(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任助教:研究当時) 平林   佳(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特別研究員) 浅見 忠男(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 教授) 中野 雄司(理化学研究所 環境資源科学研究センター 機能開発研究グループ 専任研究員) 田之倉 優(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任教授) 発表のポイント ◆植物ホルモン「ブラシノステロイド」の情報伝達を担うマスター転写因子BIL1/BZR1が標的DNAを認識する複合体の立体構造を決定しま

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    agrisearch 2018/11/27
    2018/10/2
  • 薬剤耐性の原因「薬剤汲み出しタンパク質」の排出メカニズムを解明~多剤排出トランスポーターMdfAの分子機構~

    ◆細菌に存在する抗菌剤等の薬剤を排出する多剤排出トランスポーター(注1)の一つ、MdfAの構造解析に成功し、初めてMdfAの外開き構造を明らかにした。 ◆膜内に存在する特定の酸性残基のプロトン化(注2)が、外開き構造から内向き構造への引き金となることを明らかにした。 ◆精製MdfAタンパク質を脂質膜に組み込んだ形で初めて薬剤輸送活性を測定し、薬剤輸送に重要なアミノ酸残基を明らかにした。 細菌が薬剤耐性を引き起こす主な原因は、細菌膜上に存在する多剤排出トランスポーターと呼ばれるタンパク質が、投与された薬剤をポンプのように細菌外に汲み出してしまい、薬剤の効果を無効化することにあります。MFS(Major facilitator superfamily)型と呼ばれる多剤排出トランスポーターは細菌上に多数存在しますが、どのように薬剤分子を認識して細菌外に排出するのか、その分子機構については明らかに

  • ハワイのキハダは空気から-亜熱帯外洋域魚類生産における窒素固定生物の寄与を解明-

    発表者 高橋 一生(東京大学大学院農学生命科学研究科 准教授) 堀井 幸子(東京大学大学院農学生命科学研究科 博士課程3年・日学術振興会特別研究員(DC1)) 塩崎 拓平(海洋研究開発機構 特任研究員) 橋濱 史典(東京海洋大学学術研究院 助教) 古谷  研(研究当時:東京大学大学院農学生命科学研究科 教授、現:創価大学) 発表のポイント ◆中央太平洋亜熱帯外洋域表層における物連鎖構造を、炭素と窒素安定同位体比による物網構造解析と現場実験により明らかにした。 ◆窒素ガスから出発する物連鎖がキハダマグロの生産に直接つながっていることを初めて明らかにした。 ◆従来深層から栄養供給で魚類生産は支えられていると考えられてきたが「海の砂漠」とよばれる栄養の乏しい亜熱帯外洋域では、窒素ガス由来の栄養が重要であることを示し、海洋の新たな生物生産メカニズムを明らかにした。 全海洋のおよそ6割を占め

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    agrisearch 2018/11/27
    「このうちハワイ周辺を含む15〜25°Nおよび20〜30°Sにおける食物連鎖はほぼ窒素固定者により支えていると考えられ、例えばハワイ周辺で漁獲されたキハダマグロのタンパク質生産には空気由来の窒素が寄与している」
  • バイオマス生産性を向上させた環境ストレス耐性植物の開発-干ばつや寒波による作物の減収の改善に期待-

    発表者 工藤 まどか(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻 博士課程3年生:研究当時) 城所 聡  (東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻 助教) 吉田 拓也 (Max-Planck-Institut für Molekulare Pflanzenphysiologie サイエンティフィックスタッフ) 溝井 順哉 (東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻 准教授) 小嶋 美紀子(理化学研究所 環境資源科学研究センター 生産機能研究グループ 技師:研究当時) 竹林 裕美子(理化学研究所 環境資源科学研究センター 生産機能研究グループ テクニカルスタッフ:研究当時) 榊原 均  (理化学研究所 環境資源科学研究センター 生産機能研究グループ グループディレクター:研究当時/名古屋大学大学院生命農学研究科 教授) Alisdair R. Fernie(Max-P

  • 附属生態調和農学機構 国際フィールドフェノミクス 二宮正士特任教授 が平成30年度日本農学賞を受賞しました。

    (二宮正士 特任教授) (授賞式での受賞者および役員との記念写真。後列左から2番目が二宮正士 特任教授) 当研究科附属生態調和農学機構 二宮正士 特任教授が、平成30年度日農学賞ならびに読売農学賞を受賞しました。 ◆受賞テーマおよび受賞理由 「農業情報研究分野の確立と先導」 世界に先駆けて農業にITを導入し、農業情報学の創設を主導してきた。 90年代からは農業情報システムの有効性を示すとともに、現在のクラウドやIOT、ビッグデータにつながる概念を提唱及び実装。ITによる農業効率化の様々な技術を提案してきた。 日農学会のホームページ http://www.ajass.jp/index.html農学会:農学に関する専門学協会の連合協力により、農学およびその技術の進歩発達に貢献し、総合統一された農学の発展を目指す連合体として設立されました。昭和4年(1929)11月に設立総会が開催され

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    agrisearch 2018/11/27
    2018/4/16 「農業情報研究分野の確立と先導」
  • 妊娠期の母親の栄養によって子供が将来高血圧になりやすい仕組みに関与するDNA修飾変化の発見

    発表者 三好 萌  (東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻 博士課程2年) 佐藤 正幸  (東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻 大学院生:当時) 齋藤 憲司  (東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻 農学共同研究員) 大谷 りら (東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻 特任研究員:当時) 白髭 克彦 (東京大学大学院医学系研究科医科学専攻 教授) 三浦 史仁 (九州大学大学院医学研究院基礎医学部門 講師) 伊藤 隆司 (九州大学大学院医学研究院基礎医学部門 教授) 賈 慧娟    (東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻 特任准教授) 加藤 久典  (東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻 特任教授) 発表のポイント ◆高血圧モデルラット(SHRSP)において、母親が妊娠中に低タンパク質を摂取すると、子供の成長後の腎臓

  • 仔マウスのシグナルを受け取ると雌マウスは雄の求愛を拒否する―幼少フェロモンESP22の脳神経受容機構を解明―

    発表者 小坂田 拓哉(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任研究員:研究当時) 石井 健太郎(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 博士課程3年) 森    裕美(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻/ JST ERATO東原化学感覚シグナルプロジェクト 学術支援専門職員:研究当時) 江口    諒(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 修士課程:研究当時) David M. Ferrero(Department of Cell Biology II, Harvard Medical School:研究当時) 吉原   良浩(理化学研究所 脳神経科学研究センター システム分子行動学研究チーム チームリーダー/ JST ERATO東原化学感覚シグナルプロジェクト グループリーダー:研究当時) Stephen D. Liberles(

  • 乾燥に適応するためのホルモン制御-乾燥ストレス応答に関わる植物ホルモン合成の制御因子の発見-

    発表者 篠崎 一雄(理化学研究所 環境資源科学研究センター 機能開発研究グループ グループディレクター) 佐藤   輝(理化学研究所 環境資源科学研究センター 機能開発研究グループ 特別研究員) 高橋 史憲(理化学研究所 環境資源科学研究センター 機能開発研究グループ 研究員) 瀬尾 光範(理化学研究所 環境資源科学研究センター 適応制御研究ユニット ユニットリーダー) 井内   聖(理化学研究所 バイオリソース研究センター 実験植物開発室 専任研究員) 高木    優(埼玉大学大学院 理工学研究科 教授) 高崎 寛則(埼玉大学大学院 理工学研究科 特任助教) 池田 美穂(埼玉大学大学院 理工学研究科 准教授) 鈴木 孝征(中部大学大学院 応用生物学研究科 准教授) 光田 展隆(産業技術総合研究所 生物プロセス研究部門 研究グループ長) 篠崎 和子(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生

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    agrisearch 2018/11/27
    2018/11/6 「乾燥ストレス応答に必要な植物ホルモンのアブシジン酸(ABA)の合成を制御する転写因子「NGA1」を発見しました」
  • 熱帯雨林が死んでいく理由を探る

    発表者 Nate McDowell(Pacific Northwest National Laboratory, USA) Craig D. Allen(US Geological Survey, USA) 熊谷 朝臣(東京大学大学院農学生命科学研究科森林科学専攻 教授)(他35名中22番目) 発表のポイント ◆地球温暖化の進行に伴う熱帯雨林の大量枯死と、枯死個体の分解から生じる二酸化炭素の大気への放出がさらに温暖化を促進する可能性が危惧されています。 ◆既往研究を洗い直し、未公開・最新データを掘り起こすことで、何の気候因子がどのような生理的反応を通して熱帯雨林を殺すのかというメカニズムの可能性が示されました。 ◆考え得る限りの様々な枯死メカニズムが提示されましたが、それらは2つの主要因:炭素飢餓(注1)と通水阻害(注2)に集約されることが明らかになりました。研究の結果は、地球システムモ

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    agrisearch 2018/11/27
    「考え得る限りの様々な枯死メカニズムが提示されましたが、それらは2つの主要因:炭素飢餓(注1)と通水阻害(注2)に集約されることが明らかになりました」
  • 苗の並べ方でイモの収量が変わる-植物の自他識別を応用した新しい栽培法をキクイモで実証-

    発表者 深野 祐也(東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構 助教) 郭    威(東京大学大学院農学生命科学研究科 特任助教) 野下 浩司(九州大学大学院理学研究院 助教) 橋田 祥子(東京大学大学院農学生命科学研究科 研究支援員) 神川 翔貴(東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構 技術職員) 発表のポイント ◆キクイモが、隣株が自株(クローン個体、同じ親芋由来の株)か他株(違う親芋由来の株)かを識別することができ、他株の場合には根を伸長させ競争的にふるまうことが解明されました。自株を空間的に集めて畑に植えることで、隣が他株の時と比べて株間の競争が抑えられ、イモの生産が増加することがわかりました。 ◆植物の自他識別能力をはじめて作物生産に応用し、その有効性を示しました。 ◆研究成果は、農地面積を増やしたり肥料や追加で投入したりすることなく、苗の由来を考慮して

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    agrisearch 2018/11/27
    「自株を空間的に集めて畑に植えることで、隣が他株の時と比べて株間の競争が抑えられ、イモの生産が増加することがわかりました」
  • 植物の枝分かれをコントロールする新しい薬剤の開発

    発表者 中村 英光(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻 助教) 平林  佳(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻 日学術振興会特別研究員PD) 宮川 拓也(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻 特任准教授) 喜久里 貢(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻 共同研究員) 胡  文倩(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻 修士課程学生;当時) 徐  玉群(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻 特任助教) 姜   凱(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻 特任助教;当時) 高橋 郁夫(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻 特任研究員) 新山 瑠璃(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻 修士課程2年) 堂前  直(理化学研究所生命分子解析ユニット ユニットリーダー) 田之倉 優(東京大

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    agrisearch 2018/11/23
    「ストリゴラクトンの受容体D14の強力な阻害剤KK094」
  • ソルガムにおける乾汁性決定遺伝子の発見~糖やエタノールの生産性向上に関わる100年来の謎を解明~

    発表者 藤 優        (東京大学大学院 農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 特任准教授) 佐塚 隆志    (名古屋大学 生物機能開発利用研究センター 准教授) 小田 祥久    (情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所 新分野創造センター 准教授) 川東 広幸    (農業・品産業技術総合研究機構 次世代作物開発研究センター 上級研究員) 呉 健忠        (農業・品産業技術総合研究機構 次世代作物開発研究センター 主席研究員) 高梨 秀樹    (東京大学大学院 農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 助教) 大西 孝幸    (東京大学大学院 農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 博士課程:当時) 米田 淳一    (東京大学大学院 農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 修士課程:当時) 石森 元幸    (東京大学大学院 農学生命科学研究科 生

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    agrisearch 2018/08/30
    東大、国立遺伝研、農研機構など「製糖・エネルギー作物における茎水分含量の増大は、糖やエタノール生産の原料に用いる茎搾汁液の生産量や生産効率の向上につながります」
  • 栄養環境に合わせた植物成長の最適化の仕組みの解明

    ◆多様な栄養環境に適合した成長のために、植物が持つ栄養吸収能力を巧妙に調節している仕 組みを明らかにしました。 ◆栄養環境の変化に適合した遺伝子発現パターンを生み出す因子を同定し、正と負の因子を 同時に働かせることで異なる栄養環境での成長が巧妙に制御されていることを示しました。 ◆土地ごとに異なる栄養環境に合わせた作物栽培方法の開発やそれぞれの土壌環境に最適な 品種の作出の契機となることが期待されます。 栄養環境は作物の生産性を決定する重要な環境要因です。農業では、植物が多量に必要とする栄養素である窒素化合物とリン酸化合物を施肥することによって高い作物生産を達成しています。今回、東京大学生物生産工学研究センターの柳澤教授らは、窒素栄養環境に合わせた窒素栄養吸収能力の制御の巧妙な仕組みを明らかにしました。さらに、この仕組みはリン酸欠乏状況の情報も統合することにより、多様な栄養環境での植物成長