研究成果のポイント 絶滅危惧種のシマフクロウとタンチョウの営巣地周辺は、非営巣地に比べて森林性及び草地・湿地性鳥類の種多様性が高いことが、膨大な市民データの分析により判明。 シマフクロウとタンチョウの生息地の保全と再生が、営巣地周辺を利用する森林性及び草地・湿地性鳥類の多様性の保全にも寄与することが期待される。 研究成果の概要 高知大学の比嘉基紀助教、森林総合研究所の山浦悠一主任研究員、北海道大学大学院農学院博士後期課程在籍の先崎理之氏(日本学術振興会特別研究員)、北海道大学大学院地球環境科学研究院の小泉逸郎准教授、シマフクロウ環境研究会代表の竹中 健博士、タンチョウ保護研究グループの正富欣之博士及び百瀬邦和氏は、絶滅危惧種のシマフクロウとタンチョウの営巣地周辺は、その他の場所に比べて森林性及び草地・湿地性鳥類の種多様性が高いことを、長期モニタリングと膨大な市民データにより明らかにしました