ブックマーク / www.ffpri.affrc.go.jp (164)

  • 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/ニホンジカ(シカ)とカモシカの糞を識別する手法を開発 ―“ニホンジカ・カモシカ識別キット”を製品化―

    ポイント 正確かつ迅速にニホンジカとカモシカの糞を識別する手法を開発しました。 ニホンジカとカモシカが混在する地域でのニホンジカ対策の立案に有用です。 手法は“ニホンジカ・カモシカ識別キット”として2016年9月2日に発売されました。 概要 国立研究開発法人森林総合研究所(以下「森林総研」という)は、糞の表面に付着しているDNAを検出することによって、ニホンジカ(シカ)とカモシカの糞を識別する手法を開発しました。この識別法では、一般的なDNA検査に必要な専門的知識や技術を一切必要としません。シカとカモシカが混在する地域においてシカの捕獲計画等を立てる際に有用です。識別法に使用する試薬は “ニホンジカ・カモシカ識別キット”として(株)ニッポンジーンから2016年9月2日に発売されました(写真1)。 背景 近年、日ではシカ(写真2)の個体数が激増し、農林業被害の拡大、自然植生の損失、自動

  • 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/花咲かクマさん:ツキノワグマは野生のサクラのタネを高い標高へ運んでいた

    ポイント 種子の高標高・低標高への移動を測定する方法を開発しました。 クマは野生のサクラの種子を平均307m、最大738m、標高の高い場所へ運んでいました。 結果としてクマは、野生のサクラを温暖化による生息地の縮小から守るのに役立っています。 概要 国立研究開発法人 森林総合研究所は、東京農工大学、総合地球環境学研究所、滋賀県琵琶湖環境科学研究センター、日大学、酪農学園大学、東京農業大学、東京大学、京都大学と共同で、酸素同位体比分析により標高方向の種子散布《注1》を測定する方法を開発しました。さらに手法を野生のサクラに適用したところ、主な種子散布者であるツキノワグマが平均で307m、最大で738m高標高に種子を散布していることが分かりました。 自ら動けない植物は、生育に適した環境を求めて移動するために種子散布を行います。これまで、植物が種子をどれくらい遠くまで散布しているかに注目が集ま

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    agrisearch 2016/08/23
    2016/4/27
  • 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/木材成分を原料とした全く新しい高性能なセシウム沈殿剤を発見

    ポイント 木材成分を原料とするPDC(2-ピロン-4,6-ジカルボン酸)がセシウムと錯体を形成して沈殿を生じる新しいセシウム沈殿剤となることを発見しました。 概要 国立研究開発法人 森林総合研究所(以下「森林総研」という)は、東京農工大学とともに木材の主要成分の一つであるリグニンから微生物による発酵によって生産されるPDC(2-ピロン-4,6-ジカルボン酸)という物質が、全く新しいセシウム沈殿剤として利用できることを発見しました。 背景 2011年3月に発生した東日大震災に伴い過酷事故に至った福島第一原子力発電所では、現在でも溶け落ちた燃料の冷却が続けられており、また建屋への地下水流入もあることから、日々汚染水が発生しています。現在も汚染水は浄化した上で貯蔵されていますが、発生した汚染水の浄化や発電所外の除染等のため、セシウムの除去技術の高度化は引き続き重要な課題と考えられます。 経緯

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    agrisearch 2016/08/23
    2016/4/27
  • 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/森林が有する生物多様性の保全機能を経済評価 ―針葉樹人工林に広葉樹を混交させることの社会的価値を解明―

    平成28年6月22日 森林が有する生物多様性の保全機能を経済評価 ―針葉樹人工林に広葉樹を混交させることの社会的価値を解明― ポイント 針葉樹人工林に生息する鳥類の数を増やすことは、haあたり最大30万円の経済的価値があると試算されました。 針葉樹人工林に広葉樹を混交させると鳥類の生息する場所としての価値が増すため、大きな社会的価値を産み出すことが明らかになりました。 概要 国立研究開発法人 森林総合研究所(以下「森林総研」という)は、北海道大学、宮崎大学、甲南大学、京都大学と共同で、森林が有する生物多様性の保全機能を経済的に評価しました。 私たちはインターネットを通じた質問により、一般市民が鳥類の保全にどのくらいの金額を支払ってもよいと考えているかを調査しました。11,800人に調査を依頼し、1,194人(10.1%)の回答から、針葉樹人工林に生息する鳥類の個体数を増やすことに、haあた

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    agrisearch 2016/08/23
    2016/6/22
  • 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/シマフクロウとタンチョウを保全することで他の鳥類も守られる ―アンブレラ種としての価値を市民科学で実証―

    研究成果のポイント 絶滅危惧種のシマフクロウとタンチョウの営巣地周辺は、非営巣地に比べて森林性及び草地・湿地性鳥類の種多様性が高いことが、膨大な市民データの分析により判明。 シマフクロウとタンチョウの生息地の保全と再生が、営巣地周辺を利用する森林性及び草地・湿地性鳥類の多様性の保全にも寄与することが期待される。 研究成果の概要 高知大学の比嘉基紀助教、森林総合研究所の山浦悠一主任研究員、北海道大学大学院農学院博士後期課程在籍の先崎理之氏(日学術振興会特別研究員)、北海道大学大学院地球環境科学研究院の小泉逸郎准教授、シマフクロウ環境研究会代表の竹中 健博士、タンチョウ保護研究グループの正富欣之博士及び百瀬邦和氏は、絶滅危惧種のシマフクロウとタンチョウの営巣地周辺は、その他の場所に比べて森林性及び草地・湿地性鳥類の種多様性が高いことを、長期モニタリングと膨大な市民データにより明らかにしました

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    agrisearch 2016/08/23
    2016/7/29
  • 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/北海道の草地性鳥類(ノビタキ)は大陸経由で南下してインドシナ半島で越冬する ―小鳥の新たな渡り経路を発見―

    研究成果のポイント 軽量の小鳥(体重15g)の極東地域の渡りルートを初めて明らかにしました。 北海道の草地性鳥類(ノビタキ)は州を経由せずに大陸に直接渡っていました。 林業における伐採や下刈作業は開放的な環境を一時的に作り出すことにより、草地性生物の保全に貢献しますが、草地性の渡り鳥の場合、国内だけではなく、海外の渡り中継地や越冬地での保全に対する取り組みも重要です。 概要 国立研究開発法人森林総合研究所(以下「森林総研」という)は、ヘルゴランド鳥類研究所(ドイツ)、ディーキン大学(オーストラリア)、北海道大学、山階鳥類研究所と共 同で、軽量の小鳥(体重15g)の渡りルートを極東で初めて明らかにしました。 東アジアからオーストラリアにかけての南北の区域は世界で最も多くの種類の渡り鳥が生息するにもかかわらず、小鳥の詳細な渡りルートは明らかになっていませんでした。私たちは、ジオロケーターとい

  • 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/「光る!外来害虫同定法」を開発 ―外来害虫が残した遺伝子の痕跡を利用し、虫が食べた木屑を光らせて種を同定―

    研究成果のポイント 建材や木工家具に侵入してい荒らす害虫は、捕まえてその正体を見極めるのが困難ですが、害虫がべた木屑を光らせ、害虫を特定する手法を開発しました。 残した痕跡や体の一部さえあれば害虫の種類が特定できるという、専門家以外でも利用可能な手法です。 遺伝子解析や化学分析といった作業がいらないため、特殊な実験器具は不要で、とてもシンプルな手法です。 概要 国立研究開発法人森林総合研究所(以下森林総研)は特定のDNAを検出する試薬によって、害虫が残した痕跡から種を同定する手法を開発しました。手法ではDNAバーコーディング1とLAMP法2と呼ばれる手法を組み合わせることで、短時間で正確な害虫の同定が可能です。この方法を使えば、昆虫から直接DNAを抽出したものだけでなく、その痕跡である「フラス」と呼ばれるべかすや糞の混合物から抽出したものでも、木材の奥深く潜っている虫体を捕獲せずに

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    agrisearch 2016/08/23
    「残した痕跡や体の一部さえあれば害虫の種類が特定できるという、専門家以外でも利用可能な手法」
  • 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/地球上の土壌から放出される二酸化炭素のマップを作成 ―世界各地の最新の観測データセットに基づく推定―

    平成28年3月16日 国立研究開発法人森林総合研究所 地球上の土壌から放出される二酸化炭素のマップを作成 ―世界各地の最新の観測データセットに基づく推定― ポイント 陸域土壌から放出される二酸化炭素量は化石燃料による放出量の10倍以上と考えられており、地球上の炭素の動きの中で大きな割合を占めています。 過去50年間に世界各地で得られた1600地点を超える観測データを含む最新のデータセットを用いてモデルを構築し、陸域土壌から放出される二酸化炭素の全球用語解説1マップを作成しました。 研究で得られた値は、アメリカの研究グループが2010年にNature誌に報告した値より、6%程度小さい値となりました。 気候変動による気温上昇の影響を受け放出量が増加傾向にあることも示唆されました。 研究で得られた推定値は、地球上の炭素循環についての理解を深め、今後の気候変動の予測精度向上に貢献すると考えられ

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    agrisearch 2016/04/08
    2016/3/16
  • 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/絶海の孤島、小笠原の鳥はどこから来たのか?

    ポイント 小笠原諸島のヒヨドリの二つの亜種の集団は、沖縄の八重山諸島と、州または伊豆諸島というまったく異なる地域を起源とすることがわかりました。 南硫黄島(火山列島)のメジロは、近隣の島の集団とも交流がないことがわかりました。 移動性の強い広域分布種のヒヨドリやメジロであっても、島という特殊な環境では移動性を低下させることがわかりました。 概要 小笠原諸島は生物進化の見となる生態系を持つ場所として、世界自然遺産に登録されています。ヒヨドリとメジロは全国に広く分布する鳥ですが、小笠原諸島には固有の亜種が生息しています。これらの亜種の起源と諸島内の集団の関係をDNA分析により明らかにしました。 分析の結果、ヒヨドリには起源を異にする二つの集団があり、小笠原諸島北部の小笠原群島に生息するオガサワラヒヨドリは沖縄県南部に位置する八重山諸島を起源とし、小笠原諸島南部の火山列島にいるハシブトヒヨド

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    agrisearch 2016/04/08
    「移動性の強い広域分布種のヒヨドリやメジロであっても、島という特殊な環境では移動性を低下させることがわかりました。」
  • 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/熱帯早生樹アカシアの成長の秘密を解明 -アカシアマンギウムのリン欠乏環境下に適応した養分利用-

    Nitrogen and phosphorus retranslocation and N:P ratios of litterfall in three tropical plantations: luxurious N and efficient P use by Acacia mangium(3種の熱帯人工林における窒素とリンの再転流とリターフォールのN:P比:アカシアマンギウムによる贅沢な窒素利用と効率的なリン利用) Masahiro Inagaki, Koichi Kamo, Kazuki Miyamoto, Jupiri Titin, Lenim Jamalung, Jaffirin Lapongan and Satoru Miura (稲垣 昌宏(立地環境研究領域)、加茂 皓一(林業科学技術振興所)、宮 和樹(四国支所)、ジュプリ チチン、レニム ジャマルン、ジャフィリン

  • 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/木質バイオマス発電の事業採算性評価ツールを開発 ―簡単な入力で多種多様な事業評価が可能に―

    平成27年10月9日 国立研究開発法人森林総合研究所 木質バイオマス発電の事業採算性評価ツールを開発 ―簡単な入力で多種多様な事業評価が可能に― ポイント 木質バイオマス発電の事業採算性評価ツールを開発しました。 このツールは、簡単な入力で多種多様な事業評価ができます。 木質バイオマス発電の実施検討等での活用が期待されます。 概要 国立研究開発法人森林総合研究所(以下「森林総研」という)は、木質バイオマス発電の事業採算性評価ツールを開発しました。このツールは無料で使用することができます。 2012年7月に再生可能エネルギーの固定価格買取制度(以下「FIT」)が始まりました。この制度を利用して、これまでほとんど利用されなかった林地残材や間伐材等を燃料とする発電所の建設が進められています。そうした木質バイオマスを燃料とする発電事業の事業性を評価するためには煩雑な計算が必要です。そこで、森林総研

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    agrisearch 2016/01/28
    2015/10/9 「FITにおける木質バイオマス発電に関して、発電規模や燃料バイオマスの種類、買取り価格の違い等の初期条件を様々に変えた場合の多種多様な事業評価を簡単にできる」
  • 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/季刊 森林総研 No.31

    特集:期待される木質バイオマスエネルギー(PDF:455KB) 木質バイオマスのエネルギー利用を取り巻く状況(PDF:752KB) 木質バイオマスエネルギーで地方創生(PDF:928KB) 木材から都市ガスを作り出す(PDF:896KB) 破砕による木質バイオマスのエネルギー資源化(PDF:732KB) 木質バイオマス発電の採算性を評価する(PDF:719KB) エネルギー作物としてのヤナギの可能性(PDF:753KB) 国際土壌年 ゆたかな森を支える森林土壌(PDF:526KB) 気候変動予測の鍵を握る土壌(PDF:576KB) 地方の研究紹介 四国支所(PDF:350KB) 多摩森林科学園(PDF:335KB) 森林・林業の解説 ヨーロッパの森と森から生まれた木材クイズ(PDF:1,392KB) 研究の“森”から (No.244) 地域によって異なる雲の出現傾向 ―宇宙からの熱帯林の定

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    agrisearch 2016/01/28
    「特集:期待される木質バイオマスエネルギー」
  • 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/公開講演会「獣害防止技術のイノベーション」のお知らせ

    主催・共催等 <主催> シカ管理共同研究機関(代表:国立研究開発法人森林総合研究所) ICTによる獣害防除コンソーシアム(代表:三重県農業研究所) <共催> 国立研究開発法人農研機構生物系特定産業技術支援センター <後援> 林野庁 内容 【ローカライズドマネジメントによる低コストシカ管理システムの開発】 ・プロジェクトの概要・・・小泉 透(森林総合研究所) ・シカ捕獲支援ソフトの開発・・・江口 則和(愛知県森林・林業技術センター) ・シカを捕獲するときに考えなければならないこと・・・岩崎 秀志(NPO法人若葉) ・センサーカメラでシカ捕獲の効果を評価する・・・岡 輝樹(森林総合研究所) 【ICTを用いたシカ、イノシシ、サルの防除、捕獲、処理一貫体系技術の実証】 ・プロジェクトの概要・・・山端 直人(三重県農業研究所) ・ ICTを用いた檻の遠隔監視・操作装置(クラウド型まるみえホカクン)の

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    agrisearch 2016/01/28
    2016/2/6開催
  • 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/樹木種子の発芽率を飛躍的に向上させる選別技術を開発 ―コスト削減で林業の成長産業化に貢献―

    平成27年6月17日 樹木種子の発芽率を飛躍的に向上させる選別技術を開発 ―コスト削減で林業の成長産業化に貢献― 概要 九州大学大学院理学研究院の松田 修 助教と、住友林業株式会社、国立研究開発法人森林総合研究所らは共同で、赤外波長域(可視光に近接する長波長側の光域)における反射率に基づいて、発芽が期待される樹木の充実種子を効率的に選別する技術を開発しました。技術は、主要な造林樹種において発芽する種を高い確率で選別でき、苗木生産のコスト低減につながるため、新たな森づくりの推進力となります。農山村地域においては、林業の成長産業化に大きく貢献することが期待されます。 研究成果は、2015年6月17日(水曜日)午後2時(東部夏時間)に、米国オンライン科学誌『PLOS ONE』に掲載されます。 (研究に関すること) 九州大学 大学院理学研究院 助教 松田 修(まつだ おさむ) 電話/ FAX:

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    agrisearch 2015/08/05
    2015/6/17 「赤外波長域(可視光に近接する長波長側の光域)における反射率に基づいて、発芽が期待される樹木の充実種子を効率的に選別する技術」
  • 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/アマゾン熱帯林全域の高精度樹高マップを作成 ―衛星データと地上踏査で熱帯林の三次元構造の精度検証に成功―

    平成27年8月5日 国立研究開発法人森林総合研究所 アマゾン熱帯林全域の高精度樹高マップを作成 ―衛星データと地上踏査で熱帯林の三次元構造の精度検証に成功― ポイント 人工衛星によるレーザー計測結果と画像からアマゾン全域の高精度樹高マップを作成しました。 約800地点で行った10万以上の樹木の野外調査の結果を使って検証を行いました。 熱帯林の炭素動態観測の基礎を構築しました。 概要 国立研究開発法人森林総合研究所(以下「森林総研」という)は、東京大学生産技術研究所、INPA(ブラジル国立アマゾン研究所)、INPE(ブラジル国立宇宙航空研究所)と共同で、数千キロ四方にもおよぶアマゾン森林の樹高をレーザー計測結果と画像から500m間隔で隙間なく地図化する方法を開発し、地上で行った樹高の広域調査で得られた結果ともよく一致することを確認しました。 近年、大気中の二酸化炭素(CO2)濃度が上昇を続

  • 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/ついに発見!オガサワラヒメミズナギドリの営巣地 ―謎の希少鳥類は、小笠原の国有林に生き残っていた―

    平成27年3月24日 独立行政法人森林総合研究所 ついに発見!オガサワラヒメミズナギドリの営巣地 ―謎の希少鳥類は、小笠原の国有林に生き残っていた― ポイント 世界的な希少種オガサワラヒメミズナギドリの営巣地が初めて見つかりました。 世界自然遺産小笠原諸島の国有林で10羽を発見しました。 外来のネズミや植物を駆除したことにより、営巣地が保全されたと考えられます。 概要 独立行政法人森林総合研究所は、NPO法人小笠原自然文化研究所との共同研究により、世界的に貴重な海鳥であるオガサワラヒメミズナギドリが小笠原の国有林に生き残っていることを確認するとともに、その営巣地を世界で初めて発見しました。この鳥は、過去に8回しか確実な記録がない非常に希少な種で、環境省や世界自然保護連合により絶滅危惧IA類に指定されています。 巣は、世界自然遺産の島である小笠原諸島の東島において、2015年2月25日に発見

  • 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/熱帯雨林の葉の光合成能力は樹木の高さで決まる―世界で初めて統一的に解明―

    平成27年2月12日 独立行政法人森林総合研究所 熱帯雨林の葉の光合成能力は樹木の高さで決まる ―世界で初めて統一的に解明― ポイント 熱帯雨林では葉の光合成能力が樹高と共に増加することを発見しました。 光の強い林冠層で効率よく光合成できることが熱帯雨林の高い炭素固定能の一因でした。 この成果は熱帯雨林の炭素固定能の推定精度の向上に貢献できます。 概要 独立行政法人 森林総合研究所は、熱帯雨林では樹高が高いほど樹木の葉の光合成能力が増加することを発見しました。 温帯での研究から、樹高の高い樹木は葉まで水を吸い上げることが難しいため、樹高がある程度以上高くなると光合成能力が低下することがわかっていました。しかし、マレーシアの熱帯雨林で100種以上の樹種について、樹高1mの小さい樹木から50mを超える巨大な樹木まで葉の光合成能力を測定したところ、樹高が高くなると光合成能力が増加し、大きな樹木ほ

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    agrisearch 2015/02/23
    2015/2/12 「これは、雨が多い熱帯雨林では根から水を十分に吸い上げられるので、日光がよくあたる林冠部で効率よく光合成を行えるためと考えられます。」
  • 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/「森林と放射能」に関するポータルサイトを新たに開設

    ポイント 森林や木材、きのこなどに関わる「森林と放射能」のポータルサイトを開設しました。 関連情報のリンクを集めるとともに、分野ごとに現状を分かりやすく概説しました。 関連サイトの内容を、一般向けと技術者向けに区分して掲示しました。 概要 東京電力福島第一原子力発電所事故後、放射性物質の森林への影響等については、国や県、当研究所等において様々な調査・研究が進められ、それらの知見が集約されつつあります。被災した地域の早期復興を進めていくためには、これら成果を正しくかつ分かり易く伝えていくことが重要と考えています。このサイトでは、森林への放射性セシウムの拡散や分布状況、森林内における放射性セシウムの動態、渓流水における動態、野生動植物、森林除染、木材、特用林産物に関する重要な情報等を収集し、その内容を一般向けと技術者向けに区分して分かりやすく整理しましたのでお知らせします。 サイトURL:ht

  • 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/貧困対策が森林減少を抑制する

    世界の森林減少は、環境保全だけでなく、気候変動の観点からも注目されており、解決が求められています。森林減少の問題解決には、それを引き起こす原因とともに、抑制する原因を明らかにする必要があります。これまでに直接的原因は主に農地拡大であることが明らかになりましたが、根的原因や森林減少を抑制する原因については様々な要因が議論されてきました。 研究では、半島マレーシアを対象に、森林面積、土地利用、林業、社会経済に関する長期データ(1970-2010)を用いて、森林面積変化の要因分析を行いました。その結果、貧困削減が森林減少の減速に強い影響を与えたことが明らかになりました。これまで主要因として議論されていた人口増加や経済成長は主な原因でないことが明らかになりました。 この地域では1970年代に森林を開拓して、油ヤシ農園に転換する開発が盛んでした。しかし、油ヤシ農園の拡大は同時に農民の所得を向上さ

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    agrisearch 2014/07/10
    半島マレーシアでは、油ヤシ農園の拡大は同時に農民の所得を向上させ、貧困率の低下に貢献。その結果開拓のための農地需要は減少し、森林減少速度を長期にわたり減速。持続的な農園経営は環境にも社会にも重要。
  • 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/山菜採りの行動をGPSロガーで解明

    山菜採りは農山村で古くから盛んに行われ、地域ごとの文化を支えるとともに、人々のレクリエーションとしても重要です。森林がもたらす生態系サービスのひとつである山菜を、地域の人々はどのような場所で採取利用しているのでしょうか。 研究では、福島県南会津郡の山村集落において、主要な山菜であるクサソテツ(こごみ)、ワラビ、ゼンマイのシダ3種について、GPSロガーを用いて採取行動を記録し、地理情報システム(GIS)と統計モデルにより採取環境の定量評価を行いました。その結果、クサソテツは沢沿いの緩斜面の草地、ワラビは伐採跡地や若齢スギ植林地、ゼンマイは低木林が多い北東向きの雪崩斜面で主に採取されていました。渓畔域や雪崩地などの自然攪乱地や伐採による人為攪乱地では、林内よりも大きな個体が密に生え、採取の効率が良いと考えられました。また、クサソテツとワラビは、道路近くでよく採られていました。 GPSロガー

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    agrisearch 2014/07/10
    「福島県南会津郡の山村集落において、主要な山菜であるクサソテツ(こごみ)、ワラビ、ゼンマイのシダ3種について」、地元の方の協力が得られたことがすごい。