ブックマーク / www.ffpri.affrc.go.jp (156)

  • 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/世界遺産の島・小笠原諸島の森林に復活したハシナガウグイス ―クマネズミ根絶がもたらした生物相の回復―

    平成23年9月15日 独立行政法人森林総合研究所 世界遺産の島・小笠原諸島の森林に復活したハシナガウグイス ―クマネズミ根絶がもたらした生物相の回復― ポイント 年6月世界自然遺産として登録された小笠原諸島、その無人島である西島において、外来種であるクマネズミを根絶状態とした結果、小笠原固有の鳥類ハシナガウグイスとトラツグミが森林に定着するようになりました。 クマネズミの駆除により、短期間で陸鳥が回復した例が確認されたのは日で初めてであり、今後の小笠原の外来種対策にも弾みが付くものと期待されます。 概要 小笠原諸島は、2011年6月にユネスコにより世界自然遺産として登録されました。その貴重な生態系を保全するため、生態系に影響を与えている外来種の管理が行われています。クマネズミはIUCN(国際自然保護連合)が認定している侵略的な外来種であり、小笠原の多くの島に侵入しています。無人島の西島

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    agrisearch 2011/10/06
    2011/9/15
  • 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/マツ材線虫病の病原体、マツノザイセンチュウのゲノムの解読に成功 ―ゲノムが語るユニークな植物寄生戦略と進化―

    平成23年9月5日 独立行政法人森林総合研究所 マツ材線虫病の病原体、マツノザイセンチュウのゲノムの解読に成功 ―ゲノムが語るユニークな植物寄生戦略と進化― ポイント 「松枯れ」の病原体であるマツノザイセンチュウの全ゲノム(サイズ74.5Mb)を解読し、約18,000個の遺伝子を予測しました。 マツノザイセンチュウの遺伝子セットは線虫の複雑な生活史と遺伝子水平転移などによるユニークな進化過程を反映していました。 マツノザイセンチュウは他の植物寄生性線虫と異なる独自の寄生戦略を持つことが明らかになりました。得られたゲノム情報は今後新たな松枯れ対策の開発にも役立つと期待されます。 概要 独立行政法人森林総合研究所は、ウエルカムトラスト・サンガー研究所、ジェームズ・ハットン研究所、ベルファスト大学らと共同で世界的な森林病害として知られるマツ材線虫病(「松枯れ」)の病原体、マツノザイセンチュウ※

  • 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/ツキノワグマが木の皮を剥いで枯らしてしまう行動は特定の家系に限った「動物の文化」だった!

    ツキノワグマがスギやヒノキなどの針葉樹の樹皮を剥ぎ、その内側の形成層を歯で削り取って採する“クマハギ”と呼ばれる被害が州や四国のツキノワグマの生息域で問題となっています。クマハギは生育が良好な立木に被害が発生する傾向があるため、被害額が大きくなり林業経営を圧迫しています。こうした被害を防ぐためには、まずどのようなクマがクマハギ被害を起こすのか、を知る必要があります。そこで、クマハギ被害木に付着した体毛から遺伝子を抽出し、加害個体の特定を行いました。その結果、その地域に生息している全てのクマが被害を起こしているのではなく、特定の家系が被害を起こしていることが明らかになりました。子グマは生後約1年半を母グマと一緒に生活します。その間に子グマは母グマからクマハギ行動を学習していると考えられます。一方、クマは森林内で単独生活をしているため、クマハギをしない母グマから生まれたクマは、成長してもク

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    agrisearch 2011/09/01
    2011/8/23 「その間に子グマは母グマからクマハギ行動を学習していると考えられます」
  • 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/高分解能衛星を用いてスギとヒノキの人工林を正確に区分する

    Segmentation and classification with discriminant analysis of QuickBird multispectral and panchromatic data to distinguish Cryptomeria japonica and Chamaecyparis obtusa patches(スギとヒノキのパッチを区分するためのQuickBird衛星マルチスペクトルおよびパンクロマティックデータの判別分析を用いた領域分割と分類)

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    agrisearch 2011/07/20
    QuickBirdデータ利用
  • 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/少量の高温高圧水で木粉を高速糖化する技術を開発

    木材からバイオエタノールを製造するには、木材のセルロースやヘミセルロースという成分(繊維)を分解して、アルコール発酵できる糖分に変換することが必要です。私たちの研究室では、高温高圧にした水の中に木粉(細かい粉にした木材)を混ぜ合わせて糖分に変換する方法を研究してきました。この方法は水と熱しか使わないので環境に優しいのですが、水をたくさん使うと、水を加熱するためのエネルギーも多量に必要なので、使う水の量を減らすことが大きな課題でした。そこで、この問題を解決するため、より多くの木粉を水の中に混ぜ合わすことができる方法を開発しました。この方法を用いると、今までの2倍以上の木粉を水に混ぜても、泥のように固まらないことに成功しました。これによって、使う水の量が従来から半減され、水の加熱に必要なエネルギーやコストを40%近くまで削減できるものと思われます。

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    agrisearch 2011/07/20
    特許第4726035号、木材からのバイオエタノール製造に向けて
  • 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/国内初!遺伝子情報を利用したサクラ栽培品種の網羅的識別技術を開発 -染井吉野など伝統的栽培品種の実態を明らかに-

    平成23年3月8日 独立行政法人森林総合研究所 国内初!遺伝子情報を利用したサクラ栽培品種の網羅的識別技術を開発 -染井吉野など伝統的栽培品種の実態を明らかに- ポイント DNAマーカーによる精度の高いクローン識別技術を開発し、サクラ栽培品種の網羅的な実態解明に成功しました。 1つの栽培品種が単一のクローンである場合(染井吉野、八重紅枝垂)や複数のクローンを含む場合(枝垂桜、四季桜、寒桜)、従来は別名で呼ばれていたものが同じクローンであると判明した場合(江戸、糸括、大手鞠、八重紅虎の尾)など、伝統的栽培品種の様々な実態が明らかになりました。 この技術開発により、花のない季節や苗木の状態でのクローン識別も可能になりました。 概要 独立行政法人森林総合研究所と大学共同利用機関法人国立遺伝学研究所では、財団法人遺伝学普及会および住友林業株式会社と共同で、DNAマーカーを用いたサクラの伝統的栽培品

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    agrisearch 2011/05/20
    2011/3/8
  • 広葉樹の種苗の移動に関する遺伝的ガイドライン.pdf

    広葉樹の種苗の移動に関する遺伝的ガイドライン 森林総合研究所 ______________________________ 1 ________________________ 1 _______________________ 3 ______________________ 4 ______________ 4 ____________________ 4 ___________ 5 _______________ 5 _______________________________ 7 ______________________________ 8 ______________________________ 9 ______________________________ 10 ______________________________ 11 __________________

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    agrisearch 2011/02/10
    森林総合研究所 第2期中期計画成果集
  • 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/ナラ枯れは「地元」のカシノナガキクイムシが起こしている -遺伝子解析が示すナラ枯れ被害拡大の要因-

    平成23年1月31日 独立行政法人森林総合研究所 ナラ枯れは「地元」のカシノナガキクイムシが起こしている -遺伝子解析が示すナラ枯れ被害拡大の要因- ポイント ナラ枯れを媒介する「カシノナガキクイムシ」の遺伝的変異を解析したところ、被害を受けるナラ類と同様に、州の北東と南西で遺伝子の組成が明瞭に異なっていることが明らかになりました。 このことから、カシノナガキクイムシは近年になって気候変動によって北方に分布を広げたのではなく、以前から各地に生息しており、昨今の森林環境の変化にともなって被害が顕在化したと推定されました。 概要 最近、ミズナラなどが集団で枯れる被害が顕著になっています。その原因は病原菌で、「カシノナガキクイムシ」という昆虫に運ばれて、寄主であるナラ類に被害をもたらしていることが分かっています。今回、「カシノナガキクイムシ」の遺伝的変異を解析したところ、州中部を境にして遺伝

  • 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/シンポジウム「木質バイオマス利用のさらなる拡大に向けて」

    主催・共催等 主催:日エネルギー学会バイオマス部会、木質バイオマス利用研究会(担当)、化学工学会エネルギー部会、バイオマス利用研究会、アルコール・バイオマス研究会 後援:(独)森林総合研究所 内容 プログラム(敬称略) (「緑と水の森林基金」助成シンポジュウム(同時通訳付き)) 10時00分-10時10分 開会ご挨拶 小池 浩一郎 木質バイオマス利用研究会会長 10時10分-11時00分 基調講演「欧州の木質バイオマス利用の現状と今後の展望」 欧州バイオマス協会会長 ハインツ・コペッツ博士 11時00分-12時00分 総合討論 [昼休憩] (バイオマス合同交流会講演会) 13時00分-13時30分 交流会主催者挨拶、部会・研究会の紹介 13時30分-14時00分 石炭混焼利用における技術的課題と方向 (財)電力中央研究所 大高 円 14時00分-14時30分 木質バイオマス活用への取り

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    agrisearch 2010/11/17
    2010/11/18開催
  • 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/森林の生物多様性がソバの実りを豊かにする -花粉を媒介する昆虫の多様性が結実率を高める-

    平成22年11月16日 独立行政法人森林総合研究所 森林の生物多様性がソバの実りを豊かにする -花粉を媒介する昆虫の多様性が結実率を高める- ポイント 森林や草地など多様な植生が周りに豊富なソバ畑では、花粉を媒介する昆虫が多くみられました。 花粉を媒介する昆虫の多くいるソバ畑では、ソバ結実率は良くなりました。 概要 森林は豊かな生物多様性をささえています。しかし、それが人間の生活にも貢献していること(生態系サービス)はあまり知られていません。そこで、中山間地で栽培されているソバの実のつき具合(結実率)と生物多様性との関係を調べました。ソバの花粉の媒介はハチ、アリ、ハエ、ハナアブ、ハナムグリなどの昆虫が行うので、その結実率は花粉媒介がうまくいくかどうかにかかっています。調査の結果、森林や草地など昆虫の多い植生が周りに豊富なソバ畑では、花粉を媒介する昆虫の数が多く、結実率も良くなることが明らか

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    agrisearch 2010/11/17
    「生態系サービス」の具体的な効果
  • 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/スギの落葉はコナラやマツより、大気中の窒素をたくさん固定する -スギ林の生産性の持続的発揮に重要-

    平成22年11月1日 独立行政法人 森林総合研究所 スギの落葉はコナラやマツより、大気中の窒素をたくさん固定する -スギ林の生産性の持続的発揮に重要- ポイント スギの落葉の分解において活発になる窒素の固定が、コナラやアカマツの落葉分解においてはわずかにしか見られず、スギに特異的な現象であることを明らかにしました。 スギ林の生産を維持するには、窒素などの養分供給が維持されることが重要です。 今後、落葉の窒素固定がスギ林の成長にどの程度寄与しているかを評価していきます。 概要 スギ落葉の分解過程における窒素固定活性が、コナラやアカマツのそれと比べて、50倍以上高いことを初めて明らかにしました。 窒素固定は森林へ養分を供給する経路の一つです。他の樹種の森林に比べてスギ林では、落葉分解における窒素固定が養分供給経路としての役割の大きさが示唆されます。 スギ以外の林地においても、スギ落葉の窒素固定

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    agrisearch 2010/11/02
    「スギ落葉の分解過程における窒素固定活性が、コナラやアカマツのそれと比べて、50倍以上高い」
  • プレスリリース ニレ類立枯病菌の分布について

    ポイント ・ 森林微生物の探索・収集を進める中で、北海道でニレ類立枯病菌の分布を確認 ・ 国内のニレ類には立枯れ被害の報告は無い。 ・ 今後は、どのようにして国内に分布したかなどの研究や実態調査を継続 森林総合研究所は、国内の森林微生物の探索・収集を進める中で、イギリス森林研究所(英国)の協力を得て、ニレ類立枯病菌(Ophiostoma ulmiとそこから種分化したO. novo-ulmi)が日にも分布していることを発見しました。 病は、北米、ヨーロッパにおいてニレ類に被害を与える樹木の病害ですが、国内におけるこれまでの探索では見つかっていませんでした。今回、北海道においてハルニレ、オヒョウの倒木やシカによる剥皮被害木及びそれに穿孔しているニレノオオキクイムシ(Scolytus esuriens)からOphiostoma ulmiおよびO. novo-ulmiの両方が検出され、北海道

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    agrisearch 2010/04/15
    2010/1/6 ニレノオオキクイムシにより病原菌媒介
  • プレスリリース

    共生細菌ボルバキアの遺伝子が マツノマダラカミキリの染色体上にごっそり転移 -微生物から高等生物への遺伝子水平転移を具体的に証明- ポイント ・ マツノマダラカミキリの常染色体上に、共生細菌“ボルバキア”の遺伝子が大規模に転移していることを発見 ・ 微生物から高等生物への遺伝子水平転移を具体的に証明 ・ 生物の進化に及ぼす遺伝子水平転移の影響を解明するため、マツノマダラカミキリに注目 森林総合研究所は、独立行政法人産業技術総合研究所、放送大学、国立大学法人愛媛大学と協力して、マツ材線虫病の媒介昆虫であるマツノマダラカミキリの常染色体上に節足動物および線虫類の共生細菌であるボルバキアの遺伝子が大規模に水平転移していること、すなわち種の壁を超えた生物間で遺伝子が転移していることを突き止めました。微生物から高等生物への大規模な遺伝子水平転移を今回のように詳細かつ具体的に証明した例は世界的に見ても

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    agrisearch 2010/04/15
    2009/9/4 森林総合研究所 「微生物から高等生物への遺伝子水平転移」
  • プレスリリース「人工林の間伐は生物多様性を短期的に高める」平成22年1月25日 独立行政法人 森林総合研究所

    ポイント ・ 人工林の間伐が、下層植物の種構成を変え、昆虫の種数と個体数を増加させて森林の生物多様性を短期的に高めることを明らかにした 森林総合研究所は、スギ人工林において、間伐の有無が下層に生える植物や昆虫の構成、種類、数などに及ぼす影響を比較し、間伐には植物の種構成を変化させ、昆虫の種数や個体数を短期的に増加させる効果があることを明らかにしました。 人工林の間伐は生物多様性の保全や回復に役立つのではないかと注目されています。森林総合研究所では、スギ人工林における下層植物や様々な昆虫について、間伐しなかった林と間伐した林(間伐1年後と3年後)で生物の種類や数の変化を比較しました。その結果、植物では間伐によって種の構成が変わりましたが、種の数や被度(地表面を被覆している面積)には違いがありませんでした。昆虫では、間伐1年後は間伐した林においてすべての昆虫グループで種数・個体数ともに多くなり

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    agrisearch 2010/01/28
    2010/1/25
  • プレスリリース

    森林総合研究所は、筑波大学、琉球大学、ロシア科学アカデミースカチョフ森林研究所、ダルトン株式会社、沖縄県林業試験場、京都大学、ムラワルマン大学と共同で根を含む樹木全体の呼吸量の推定手法を開発しました。 地球温暖化の緩和効果が注目されている森林の炭素収支は樹木の光合成(収入)と呼吸(支出)の差し引きで定義され、温度で決まる呼吸がその収支を左右します。これまで、個体の大きさと個体呼吸の関係式を基に数多くの森林生態系の炭素収支研究がされてきました。しかし、森林は重量で約1兆倍も異なる大小の樹木個体によって構成されており、測定の困難さ、樹種や生育環境の多様性などから、根を含めた個体呼吸を推定する一般式は定まっていませんでした。 私たちは、芽生え~大木まで樹木個体全体の呼吸量を測定する方法を開発し、熱帯の東カリマンタン~亜寒帯のシベリアにわたる64種類271の「根を含む植物個体呼吸」の実測により、

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    agrisearch 2010/01/19
    2010/1/19 森林総合研究所
  • プレスリリース

    ポイント ・ 世界で初めて年輪の安定同位体比を用いた木材の産地の判別手法を開発 ・ 産地偽装材・違法伐採材の検出に応用が可能で森林減少・劣化の防止に役立つ 森林総合研究所は、年輪の炭素同位体比が地域や年によって異なることを利用して、木材の産地を高精度・高信頼度で判別する技術を世界で初めて開発しました。この方法は、産地がわからない木材(原木丸太)の年輪の炭素同位体比の経年変化のパターンと、産地が明らかな木材のパターンを比較し、産地未知材との類似性が最大になる地点を推定産地とします。木材の産地を誤差100~300kmで判別することが可能であり、違法伐採・産地偽装抑止のための木材の産地判別技術として期待されます。 予算:科学研究費補助金「違法伐採・産地偽装対策のための木材産地識別技術の開発(H21-24)」、 森林総合研究所交付金プロジェクト「合法性・持続可能性木材の証明のための樹種・産地特定技

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    agrisearch 2010/01/19
    2010/1/13 森林総合研究所