【日光】「0(ゼロ)から農業」。そんなユニークな屋号を掲げ、イチゴ作りを続ける2人の若手農業者が、交流サイト(SNS)で農業の魅力を発信し続けている。イチゴ作りを始めて1年。市内の農場を拠点に、文字通り何もないところから新米農家の悪戦苦闘と試行錯誤が続く。それでもとびっきりの笑顔でこう話す。「僕らを見て農業を始める人が増えればうれしい」 イチゴを作っているのは佐々木皓宇(ささきひろたか)さん(27)と宮本大暉(みやもとだいき)さん(27)の2人。共に大沢町生まれで、保育園から中学校まで一緒の幼なじみ。それぞれ県外の別の大学へ進学したが、就活を控え、2人で「何かやりたい」と地元に戻り、県農業大学校へ進んだ。 (残り:約 471文字)