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ブックマーク / wiredvision.jp (134)

  • 第40回 そもそもの台頭 | WIRED VISION

    第40回 そもそもの台頭 2010年2月 9日 (これまでの増井俊之の「界面潮流」はこちら) 30年ぐらい前の家にはたいてい応接間というものがあり、ピアノや百科事典や家具調ステレオが置いてあったものですが、最近は応接間がある家はほとんど無くなり、WikipediaやiPodが使われています。 超音響ステレオ「響」 ブラウン管テレビやモニタはほとんど消滅しましたし、無駄に大きなデスクトップパソコンも消えつつあります。LANや電話などのケーブルも減ってきました。街中からは公衆電話が少なくなり、都会の駅では切符が消えつつあります。新しい製品やサービスが沢山出現している一方で、以前は普通に存在したものがどんどん消滅してきています。 そもそも物件 そもそもステレオというものは音楽を聞くために開発されたものであり、外見が立派である必要はありません。そもそも百科事典というものは様々な知識を得るためのもの

  • ヨーロッパ人が忙しくない3つの理由 | WIRED VISION

    ヨーロッパ人が忙しくない3つの理由 2008年2月25日 社会ワークスタイル コメント: トラックバック (6) (これまでの 藤井敏彦の「CSRの質」はこちら) 前回、マクドナルドの裁判を足がかりにして、管理職の範囲の問題や忙しさなどについて浅知恵を巡らしてみました。それにしてもですね、なんで日人はこんなに疲れているのでしょうね。ワタシの勤め先はかつて通常残業省などと揶揄されたりしたところですが、今もあんまり状況は変わっていないです。 しかし、ブラッセルに赴任して欧州委員会の官僚を相手に仕事するようになった時、いや驚いたのなんのって。彼らの優雅なこと!昼は2時間かけてランチ。6時にはオフィスは無人状態。夏は一ヶ月間バカンス。おまけに給料ははるかに多い。ワタシ心に誓いました。来世も役人やるとしたらヨーロッパ人に生まれて欧州委員会に勤めようって。 ということで、当然のこととして何が彼我の

  • ゲーム世界を変えた作品9選:2000-2009年 | WIRED VISION

    ゲーム世界を変えた作品9選:2000-2009年 2010年2月 4日 カルチャー コメント: トラックバック (0) 2000-2009年という10年間のゲーム業界を振り返ってみるとき、その10年間の最初には、「子供向けゲーム」が駆逐されようとしているという感覚が一般にあった。任天堂や子供向けエンターテインメントの時代は終わりを告げた、これからのビデオゲームは、何百万ドルもの制作費、圧倒的なフォトリアリズム、そして「感情エンジン」によってリアルな人間のように演技する「デジタル俳優」、といったことが言われていた。 しかし、10年間が終わってみての結果は違う。確かに、莫大な費用がかかる次世代ゲームには、たくさんの企業が大金を投入した。しかし、途中で資金が底を尽くことなく最先端のエンターテインメントを常に送り出し続けられるような会社は、ほんのわずかしか残らなかった。 一方で、より多くの会社は、

  • 科学のブレークスルー10選:画像ギャラリー(5/10) | WIRED VISION

    科学のブレークスルー10選:画像ギャラリー(5/10) 2010年1月12日 コメント: トラックバック (0) 第6位:「クラゲが海をかき混ぜる効果」の発見 水中を動く物体とともに液体が移動する傾向、すなわち、誘起流体ドリフト(induced fluid drift)について、地球物理学者たちはこれまでその効果を過小評価していた。ところが、風や潮汐と同じくらいの力でクラゲが海洋の水を混合させている可能性が、研究によって示唆された。これは、2009年の最もロマンチックな発見といってまず間違いないだろう。 [パラオの「クラゲ湖」で、Mastigias sp.というクラゲが起こす誘起流体ドリフトを、色素により測定した。以下はその動画] Image credit: flickr/impactmatt ギャラリー扉ページへ

  • 2009年人気記事ランキング | WIRED VISION

    前の記事 「実際に機能する単分子トランジスター」の開発に成功 土星とその衛星たちのダンス(動画) 次の記事 2009年人気記事ランキング 2009年12月28日 WV Staff 日は、今年の人気記事ランキング(2009年12月24日時点)上位20位をご紹介します。 画像は第17位の記事より 第20位 「物理法則を自力で発見」した人工知能 第19位 ゴキブリは排尿しない:その優れた代謝系が明らかに 第18位 天才が作った新検索エンジン『Wolfram|Alpha』と、Googleへの影響 第17位 日のマンガを集めていた米国人、児童ポルノ禁止法違反で有罪に 第16位 米国自動車業界が学ぶべき、日のトイレ5つの長所 第15位 「ソニーの大規模なリストラ策」と「リストラちゃん」 第14位 ホンダ開発、簡単に装着できる「外骨格」:画像と動画で紹介 第13位 オタクをピクっとさせる10の発言

  • 日本の精巧な弁当アート「キャラ弁」:画像ギャラリー | WIRED VISION

    の精巧な弁当アート「キャラ弁」:画像ギャラリー 2009年2月 6日 カルチャー コメント: トラックバック (0) キッチンのアーティスト『AnnaTheRed』さんは、自分のビデオゲームSFへの愛を、精巧なべられる芸術品に注ぎ込み、幸運なボーイフレンドの1日を明るくしている。 AnnaTheRedさんが作り出す一風変わったべ物への賛辞は、日式弁当(bento)の枠を超え、サンドイッチやチーズトーストにまで広がっている。ただし、テーマは変わらない。ビデオゲームSFなど、このカップルが共有するオタク的な興味だ。 「日にはキャラ弁(キャラクター弁当)ブログがたくさんある」と、AnnaTheRed氏はワイアードのインタビュー{英文記事、一部の内容をこの翻訳に統合}で説明している。「日ではキャラ弁は、編み物と同じくらいの人気がある。私のキャラ弁など、日の人たちが作るものと比べ

  • 「知性のある動物」8選、動画と画像で紹介 | WIRED VISION

    前の記事 不況が「ロングテール」化を進行させる?:データで検証 「知性のある動物」8選、動画と画像で紹介 2009年1月21日 Brandon Keim 万能ツール Image credit: Flickr/Frostnova かつて、道具の使用は人間を動物と分けるものと考えられていた――多くの動物も道具を使うことが判明するまでは。 確かに、[万能ツールのメーカー]米Leatherman Tool Group社の製品は、チンパンジーの作った安っぽい「万能ツール」に負けることはないだろう。それでも、ゴリラが杖を使ったり、オマキザルが木の実を割るのに最適な石を考え深げに選ぶ姿を見ると、同じ霊長類としてデジャブ(既視感)を感じずにいられない。 以下に、これまで観察された動物による道具の使用例から、特に興味深いものをいくつかご紹介しよう。このような使用例は、探せばまだまだ見つかる可能性が高い。 何

  • 「生命の基本サブルーチン」を解析 | WIRED VISION

    前の記事 「孤独感は伝染する」:研究方法に疑問も 「生命の基サブルーチン」を解析 2009年12月 3日 Brandon Keim (左)M. pneumoniae細胞の3次元図。(右)アミノ酸を合成するリボソームと、細胞のタンパク質との相互作用マップ Image credit: Science ある生物をかつてないほど徹底的に解析した結果、生命の基サブルーチンともいうべきベータコードが得られた。そして、最も単純な部類の生物でさえ、研究者が考えていたより複雑な存在であることが明らかになった。 その生物とは、Mycoplasma pneumoniae(マイコプラズマ・ニューモニエ、肺炎マイコプラズマ)という真正細菌で、独立生存する微生物としては最も単純なものの部類に入る。M. pneumoniaeの解析は、この細菌の遺伝子調節、タンパク質産生、および細胞構造に関するデータを組み合わせる形

  • 増加する「海の騒音」と、世界中で変化する「鯨の声」 | WIRED VISION

    前の記事 銀河を生み出す「裸のブラックホール」 増加する「海の騒音」と、世界中で変化する「鯨の声」 2009年12月 7日 Brandon Keim Image credit: NOAA クジラは、見通しは悪いが、音を妨げるものはほとんどない環境で進化してきた。餌を探すときも、移動するときも、コミュニケーションをとるときも聴覚を頼り、複雑な発声法を用いて互いに呼びかけている。 その距離は数百キロメートル先まで届くものであり、シロナガスクジラなどの低い周波数の声の場合、海全体に伝わるものだ。[ナガスクジラは20ヘルツという低周波で鳴き、到達距離は控えめに見積もって500キロメートルとされる] ところが、船舶が発する騒音が、しばしば海の自然音をかき消してしまうことが、ここ10年ほどの研究で明らかになっている。一部のソナー、特に軍用艦が使用するものは、数百キロメートル先まで音が届く。これにエンジ

  • 「超コンクリート」:ピラミッドの石と、米軍の最新研究 | WIRED VISION

    前の記事 頭部穿孔や鉄の肺:外科医学博物館の画像ギャラリー 「超コンクリート」:ピラミッドの石と、米軍の最新研究 2009年11月 6日 David Hambling クフ王のピラミッド(ギザの大ピラミッド)。画像はWikimedia セメント製造技術は、歴史のなかで途絶えたり再発見されたりしてきた。古代ローマ人は、粉々にした岩(caementitium)を生石灰と水に混ぜて、さまざまな建物に使える物質を作り出す方法を知っていた。ローマにあるパンテオンは、無筋コンクリートでできた世界最大のドームといわれており、2000年経った今も強度を保っている。[古代ローマで使われたコンクリートは、セメントおよび火山灰を主成分としており、現代コンクリートの倍以上の強度があったとされている] だが、中世にはこういった技術は失われ、粗末な代替品として石灰モルタル(洋漆喰)が使われていた。また、1950年代ま

  • ゴキブリは排尿しない:その優れた代謝系が明らかに | WIRED VISION

    前の記事 無着陸で30日――米軍無人偵察機の滞空目標 蓮の水滴の謎:「超撥水性」に振動が果たす役割 次の記事 ゴキブリは排尿しない:その優れた代謝系が明らかに 2009年10月29日 Brandon Keim Image credit: Flickr/Sarah Camp 敵意に満ちた環境を生きのびるために、ゴキブリは自らに巣う菌さえも利用する。1億4000年の昔からゴキブリの体内に住みついている細菌、Blattabacterium(ブラッタバクテリウム)のことだ。 Blattabacteriumのゲノムを解析した結果、この細菌はゴキブリの体の老廃物を、ゴキブリが生きていくのに必要な分子に変換していることが明らかになった。いわばゴキブリは身をもって、リサイクルの力を証明しているわけだ。細菌たちのおかげで、ゴキブリは排尿する必要さえないという。 「Blattabacteriumは、すべての

  • Google検索アルゴリズムで生態系崩壊を予測 | WIRED VISION

    前の記事 「飛行機からレーザーで地上攻撃」実験に成功 Google検索アルゴリズムで生態系崩壊を予測 2009年9月 8日 Hadley Leggett 写真:Flickr/fusion68k、イラスト:PLOS Computational Biology。サイトトップの画像は海藻をべるマナティ。画像はWikimedia Commons 生物学者たちは、生態系を破壊する最も効率的な方法を見い出した――Google社の検索アルゴリズムに基づいてだ。 物網の要になる生物種が絶滅すると、生態系全体の崩壊を引き起こす危険性があるということは、以前から科学者の間では知られていた。だが、種の相互作用は無数ともいえるほど存在するため、どの動物や植物がいちばん重要なのかを推測することは難しい。 [現在の群集生態学では「物連鎖」という言葉より、物網という概念の方が現実的なものとして重視されてきている

  • 「科学を視覚化」動画の優秀作品10選 | WIRED VISION

    前の記事 拡張現実(AR)はモバイルへ:各種プロジェクトを紹介 「科学を視覚化」動画の優秀作品10選 2009年8月31日 Hadley Leggett 米エネルギー省(DOE)のプログラム『Scientific Discovery through Advanced Computing』(SciDAC:高度コンピューティングによる科学的発見)が開催する会議では、『SciDAC Vis Night』において、科学を視覚的に表現した成果を毎年表彰している。 受賞作は、コンテストに自身の視覚化作品を出品した研究者たちと、プログラムの参加者たちによる投票で選ばれている。以下、今年の優秀作品10点を紹介しよう。 断層と地震 Video: DOE SciDAC Program/Amit Chourasia, Kim Olsen, Steven Day, Luis Dalguer, Yifeng Cui

  • 拡張現実(AR)はモバイルへ:各種プロジェクトを紹介 | WIRED VISION

    前の記事 「App Storeの年間売上は24億ドル」推測に否定の声 「科学を視覚化」動画の優秀作品10選 次の記事 拡張現実(AR)はモバイルへ:各種プロジェクトを紹介 2009年8月31日 Brian X. Chen 現実の環境に情報を付加する拡張現実(AR)技術は[これまで軍事技術や自動車製造技術などに利用されてきた(日語版記事)が、]現在、2つの一般消費者向け領域で使われ始めている。 1つは映画ゲームの宣伝などで、例えば、大当たりしたSF映画『District 9』のマーケティング・キャンペーンは、ARが用いられた最近の例だ(下の動画参照)。もうひとつの領域は、スマートフォン向けのアプリケーションだ。 ゲームやマーケティングにARを用いるための製品を開発している米Ogmento社の創業者の1人Brian Selzer氏は、ARを携帯端末で利用できるようにする必要性を感じている。

    ahat1984
    ahat1984 2009/09/01
  • 早送りで見る大陸移動 | WIRED VISION

    前の記事 WindowsマシンをiPhoneで再現する『PC SimApple社App Store「市場規模は24億ドル」 次の記事 早送りで見る大陸移動 2009年8月28日 Holden Frith 650 Million Years in 1:20 Min. 6億5000万年にわたる大陸の動きを1分強にまとめたという動画(最後の1億2000万年は予測)。 [大陸移動説は、もともとドイツの気象学者アルフレート・ヴェーゲナーが1912年に提唱した。ヴェーゲナーは1915年に、かつて「パンゲア」という巨大な超大陸が存在し、約2億年前に分裂して別々に漂流し、現在の位置・形状に至ったと発表した。 当時のほとんどの地質学者は、大陸移動の駆動力が説明できないとしてこの説を認めようとはしなかったが、1950年代から古地磁気の研究などをきっかけに再評価され、その後のプレートテクトニクス理論へと発展

  • 求人職種トップ3は「法人営業」「経理」「機械設計」 JACリクルートメント調査 | WIRED VISION

    求人職種トップ3は「法人営業」「経理」「機械設計」 JACリクルートメント調査 2009年8月24日 平城 奈緒里/Infostand 人材紹介のジェイ エイ シー リクルートメント(JACリクルートメント、社:東京都千代田区)が8月21日発表した『求人職種ランキング調査』によると、4−6月に求人の多かった職種のトップ3は、「法人営業」「経理」「機械設計」だった。法人営業では「顧客を連れてくる」ネットワーク力のある中堅人材を求める声が高いという。 2008年7月から今年6月までの1年間の新着求人を対象に行ったランキング調査で、新着求人数は約3万1000件。法人営業と経理の1、2位は1年間を通じて同じで、機械設計は、2008年7月から2009年3月までの4位からワンランクアップした。 直近の4−6月の法人営業求人では、企業の“節約” 志向を反映して、費用対効果を測定しやすいインターネット広

  • 人工脳の進化実験:「だます戦略」も進化 | WIRED VISION

    前の記事 「机や服を爪でこする音」を使った入力システム(動画) 人工脳の進化実験:「だます戦略」も進化 2009年8月20日 Brandon Keim Image: PNAS。サイトトップの画像は、人工呼吸の訓練用ダミーたち。Wikimedia Commons 映画『ターミネーター』シリーズのお蔵入りになったシーンだと言われたら信じてしまいそうな実験が行なわれた。ロボットたちに「人工脳」を搭載して動物たちのように生存競争を行なわせたところ、短期間のうちに進化し、互いをあざむく技を身につけたのだ。 これらのロボットはサッカーボールほどの大きさで、車輪とセンサー、点滅する信号ライトを組み合わせてあり[画像B]、デジタルの神経回路で制御されている。ロボットを設計した研究者らは、これらのロボットを1つのコートに入れて競わせた。コートの両端に、「物」「毒物」を示す紙製の円を置き、物を見つけてその

  • 夏休み特集:Wiredが見た日本 | WIRED VISION

    前の記事 「地球のハミング」:海や大気で生まれる周波数 夏休み特集:Wiredが見た日 2009年8月17日 ミュンヘンの街角で撮影。Photo:Wikimedia Commons 夏休み特集:Wiredが見た日 夏休み特集として、日は、「Wiredが見た日」というテーマで選んだ過去記事をご紹介します。 日のマンガを集めていた米国人、児童ポルノ禁止法違反で有罪に 米国自動車業界が学ぶべき、日のトイレ5つの長所 米国自動車業界の希望「軽自動車」:日からレポート 痛チャリ。Photo:Wikimedia Commons 『トトロ神社』を描く「米国人の日マンガ家」 日のホットなブログ有名人11名:写真ギャラリー 日の「ヘンタイゲーム(エロゲー)」、英語版の新ダウンロードサイト登場 『iPhone』は日人に受け入れられるか?:「複雑過ぎる」日の携帯電話 日で開催された『ア

  • 彗星の宇宙塵に「生命の前駆物質」を確認 | WIRED VISION

    前の記事 火星に小惑星が落ちた跡、鮮明な画像 彗星の宇宙塵に「生命の前駆物質」を確認 2009年8月19日 Hadley Leggett 『ヴィルト第2彗星』に接近する探査機『スターダスト』のイメージ画像。Image credit: NASA/JPL。サイトトップの画像は別のイメージ画像で、Wikipediaより 『ヴィルト第2彗星(81P/Wild 2)』から採取したサンプルの中に、すべての生物の基的な構成要素であるアミノ酸の一種、グリシンが含まれていたことが確認された。 彗星の中からアミノ酸が確認されたのは初めてのことだ。米航空宇宙局(NASA)の研究者らは今回の発見について、生命誕生に必要な原材料物質の一部は宇宙を起源とし、彗星や隕石によって地球に運ばれてきたとする説を裏付けるものだと述べている。 [ヴィルト第2彗星は周期6.41年で太陽の周りを公転している彗星。核の部分の直径は5

  • ハエの「高速な視覚処理」を飛行シミュレーターで研究 | WIRED VISION

    前の記事 iPhoneカメラを極めるためのガジェット・アプリ5選 ハエの「高速な視覚処理」を飛行シミュレーターで研究 2009年8月 6日 Hadley Leggett クロバエの脳の中を見る。蛍光染料を使って個々の神経細胞をマークしている。画像:マックス・プランク神経研究所 ハエはあんなに脳が小さな虫なのに、捕まえようとすると毎回のように逃げられるのはどうしたことかと、不思議に思ったことがあるのではないだろうか。科学者もそれは同じのようだ。 普通のクロバエが人間の4倍以上のスピードで視覚情報を処理する仕組みを解明しようと、ハエの飛行シミュレーターが作られている。 ドイツにあるマックス・プランク神経研究所の生物学者チームは、専用の固定ベルトで動けなくしたクロバエの脳に電極を取り付けた。それからクロバエは、さまざまな移動パターンを映し出す、半円状の液晶ディスプレー画面の前に置かれた。 このク