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![OS自作で変わったOSを見る目 | A Journey Towards Boundless Knowledge](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/091df73075d5fe2aeb249149192d7df66889c614/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.notion.so%2Fimages%2Fmeta%2Fdefault.png)
リアルタイムOSとは何か、ここ最近10年の動向を概説する:リアルタイムOS列伝(1)(1/3 ページ) IoT(モノのインターネット)市場が拡大する中で、エッジ側の機器制御で重要な役割を果たすことが期待されているリアルタイムOS(RTOS)について解説する本連載。第1回は、リアルタイムOSのここ最近10年の動向について概説する。 リアルタイムOS(RTOS)は、組み込み向けシステムにおいて、既に欠くことができない重要なコンポーネントになっている、と言うと「えー」という声も聞こえそうだが、事実そういうポジションにある。 RTOSとは何か、という話は3年ほど前にもTechFactoryで一度書かせていただいているが、要するに組み込み向けに最適化した(特にリアルタイム応答性能を重視した)軽量なOSである。 先述の記事では、以下の7つの特徴をご紹介した。 複数スレッド(タスク)の並行動作が可能 最
追記 (2022 5/29): サーバ代をケチるべくVercelに移行しました。動いていたソースコードは ココ に置いてあります。 あなたの予想に反して、このページが見えているでしょうか?このWebサイトは自作OSのKerlaが提供しています。 これは自作OS Advent Calendar 2021の23日目の記事です。 自作OS「Kerla」の紹介 Kerla(かーら)はRustで書かれたLinux ABI互換モノリシックカーネルです。今年の春頃から作り始め、DropbearというSSHサーバが動作する程度には基本的なUNIXの機能が実装されています。具体的には、ファイルの読み書きやUDP/TCPソケット、fork/exec、シグナル、擬似端末といったものです。 カーネル実装の雰囲気を軽く紹介すると、Kerlaでは以下のようにシステムコールが実装されています。 /// write(2)
Windows 95に続き、クロスプラットフォームに対応したElectron製Mac OS 8エミュレータ「macintosh.js」が公開されています。詳細は以下から。 以前、元Microsoftのエンジニアで、現在はSlackHQでSlack for macOSなどの開発を行っているFelix Riesebergさんが、Electronベースでクロスプラットフォームに対応したWindows 95エミュレータ(v86ラッパー)「Windows95」をリリースして話題になりましたが、そのMacintosh版となる「macintosh.js」が新たに公開されています。 macintosh.js This is Mac OS 8, running in an Electron app pretending to be a 1991 Macintosh Quadra. Yes, it’s the
マイクロカーネルは浪漫に溢れる非常に作りがいのあるソフトウェアです。この記事は,「マイクロカーネルベースのOSの一から作ってIaaSで動かす」ことを目標に作ったマイクロカーネルベースのOS Resea(りーせあ)の設計と実装について軽くまとめた物です。 ソースコードはGitHubにあります。 マイクロカーネルとは Linuxのようなモノリシックカーネルでは色んな機能がカーネル空間で動きますが,マイクロカーネルではユーザプロセスたちが互いに通信しながらOSを作り上げます。プロセス・スレッド・仮想メモリ管理,プロセス間通信,タイマーといった必要最低限の機能だけをカーネルが担います。デバイスドライバやファイルシステムといった残りの機能は,独立したユーザプロセスとして動きます。たとえデバイスドライバが暴走しても他のコンポーネントを壊すことはないのです。マイクロカーネルは信頼性が高く,疎結合で美しい
builderscon tokyo 2018 2018-09-08 10:00-11:00 @ Track-C
追記:μOSvはOSv本家にマージされました。 こちらのWikiの「OSvをビルドしてより多くのアプリを試す」以下を参照して下さい。 μOSvというものをgithubで公開したので、ここに簡単な説明を書いておきます。 実行イメージ動画: これは何?(OSvを知らない人向けの説明) ローカルマシン上のKVM・Xenや一部のIaaSサービス・VPSなどで走る、mrubyスクリプトを実行する事のみに特化されたOSです。 mrubyインタプリタの実行に汎用OSを必要としないため、とても少ないメモリ使用量(今のところ90MB以上なら動く)・ディスクイメージサイズ(今のところ26MB)・とても速い起動時間(今のところ2秒くらい)で動作します。 mrubyなのでRubyで使えるAPIが全て使えるわけではありませんが、ネットワークアクセスを行う小さなアプリケーションであればLinux上で動作するRubyス
FreeDOS is a free DOS-compatible operating system for IBM-PC compatible systems. FreeDOSのプロジェクトページで、FreeDOSをベースにして構築されたディストリビューション「XFDOS 2.0」が紹介された。これはFreeDOSプロジェクトが認める公式のFreeDOSディストリビューションではないが、Windows to FreeDOSと似たような取り組みとして興味深い。XFDOS 2.0では次のソフトウェアを配布物に含めている。 ファイルマネージャ Open file Webブラウザ Dillo ワープロ FlWriter スプレッドシート Spreadsheet 個人情報管理 FlTDJ エディタ Editor PDFリーダ MuPDF メディアプレーヤ Mpxplay 電卓 FlCalc 画像ビュ
GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を採用したパーソナルコンピューターとして、もっとも有名なのはApple Computer(後にAppleへ社名変更)Macintosh(マッキントッシュ)ですが、GUIを最初に同コンピューターへ持ち込んだのは、同社のLisa(リサ)です。初代Macintoshは1984年1月24日にデビューしましたが、Lisaが世に登場したのは1983年1月19日。ちょうど一年前でした。 そもそもLisaの開発は1978年からと言われていますが、それを裏付ける資料は今回発見することはできませんでした。その一方で明確なのは1979年頃の同社で行われていたプロジェクト資料。屋台骨となったApple IIの後継機種と、技術的な妥協をしない高性能なパーソナルコンピューター、そして低コストのコンピューターと三つの開発プロジェクトが進行中でした。この二つ目に当たるのが今回
最近、「 『UNIXをC++で分散OSに書き直せ』、幻に消えたBill Joyの野望とは」という記事を書いていて改めて気がついたことがあります。1987年〜1993年頃の時期はコンピュータ産業の大きな転換期で、次の世代の主流となるOSが決まる重要な時期だった、ということです。勝ち残ったのは、当初は「圏外」と思われていたWindows NTとLinuxです。 大きな転換期であることのサインは、いくつかあります。32ビットCPU(Intel 80386とその後継製品)を搭載したPCが実力を高め、エンタープライズITのメインストリームになっていったこと。コンピュータ産業の巨人と思われていたIBMが赤字に転落し、社外からガースナーCEOを迎えいれたこと。オープンシステム(メーカー独自のプロプラエタリな製品ではなく、業界標準の製品によるシステム構築)の台頭。インターネット商用化も同時期の出来事です。
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