日本年金機構がサイバー攻撃を受けて約125万件の個人情報が流出した問題で、機構の職員が公表前にインターネットの掲示板に流出に関する書き込みをしていた。3日に開かれた衆院厚生労働委員会の集中審議で、機構の水島藤一郎理事長は職員の関与を事実上認め、「極めて遺憾だ」と謝罪した。 機構が情報流出を公表したのは今月1日の夕方。ところが先月28日から公表までの間、ネット掲示板の年金機構に関連するスレッドに内部情報とみられる書き込みがあったことを、民主党議員が指摘した。 書き込みは、5月28日夜の段階で「ウイルス感染しましたので、共用ファイルは利用禁止になりました」と指摘。翌29日夜には「個人情報でも流出したのかな」「ここにいる職員よ、絶対に垂れ込むなよ?」「月曜日に会見とかやるんでないの」といった記述があった。 3日の衆院厚労委では、玉木雄… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読み