【北京時事】5月28日に中国全土で上映が始まった日本映画「STAND BY ME ドラえもん」(3D版)が、30、31両日の週末、アニメ映画で過去最高の興行収入を記録するなど大ヒットしている。日本映画の中国での上映は、日本政府が2012年9月に尖閣諸島を国有化して以来初めてで、徐々に改善が進む日中関係のムードを盛り上げている。 中国メディアによると、「ドラえもん」の興行収入は公開初日、2日目はそれぞれ3000万元(約6億円)前後だったが、30、31日には8500万元、8800万元にまで急増した。アニメ映画で1日の興行収入で過去最高だった米映画「カンフーパンダ2」の6700万元を上回った。 6月1日の国際児童デーを控えた週末、北京市内の映画館は「ドラえもん」を見ようと親子連れでにぎわった。特に31日の興行収入は、米映画「アベンジャーズ2」などを大きく上回り、全土の興行収入の半分以上を占め