しかし、毎日、一歩ずつ前へ進んでいます。 例を挙げるとすれば、被災地の漁業。地震や津波によって壊滅的な被害を受けたものの、確実に復興への道を前進していますよね。 その一つとして、ご紹介したい。皆さん、「アカモク」ってご存じでしょうか? ワカメや昆布などと同様の褐藻類に属する海藻で、宮城県地域の漁業関係者の間では昆布の刺し網に絡まる“邪魔な海藻”として嫌われていたブツ。 この“邪悪な海藻”が、今や震災復興に一役買っているというのです。 まずは、アカモクについて説明しましょうか。秋田県地域では、昔から多くの食卓にて「ぎばさ」なる別名で親しまれていた保存食です。