NTTドコモは携帯電話基地局の調達戦略を見直す。高速通信規格「5G」で先行する海外製を増やし、富士通製と置き換える。2025年度までの2年で計1000億円規模を充てる。国産機器を優先する従来方針からオープンな調達先開拓に転換し、課題の通信品質の改善につなげる。NTTグループは注力する次世代通信基盤「IOWN(アイオン)」で開かれた仲間づくりを国内外で進めている。一方、既存の携帯通信インフラはNEC
千葉大学の山田泰裕教授らは大阪大学などと共同で、光を当てると発光して冷たくなる物質を開発した。光を吸収しやすい「ペロブスカイト型」の構造を持つ結晶を使う。新たな冷却素子の開発につながる可能性がある。開発した物質はセシウム、鉛、臭素から構成されるペロブスカイト構造の結晶でできている。ペロブスカイト構造を持つ結晶の一部は光をよく吸収する性質を持ち、その性質を利用した「ペロブスカイト型太陽電池」は変
三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)など3メガ銀行は、銀行間の国際的な決済インフラやブロックチェーン(分散型台帳)技術を使って瞬時に国際送金する仕組みをつくる。2025年中の実用化を目指す。1カ月程度を要する場合もある着金までの時間がほぼゼロになり、企業の送金コストも大幅に下がる見通しだ。三菱UFJFG、みずほFG、三井住友FGは、他の邦銀や欧米の大手行など10以上の主要金融機関と今秋に
「協調介入でも覆面介入でも、あらゆる手を使って産業が見通しやすい経済環境をつくるのが国の役割だ」「賃上げが為替(の影響)で賽(さい)の河原の石積みになってしまわないように」――。日本商工会議所の小林健会頭は9日の記者会見で「悲鳴が聞こえてくる」と訴えた。過激な発言の背景には中小企業の窮状がある。「今春の賃上げは厳しい」。町工場が集まる東京都大田区で自動車部品などを手掛ける日進工業の竹元盛也社
多くの男性が悩んでいる内臓脂肪型の肥満は、男性ホルモン「アンドロゲン」の低下が一因であることがわかってきた。それに対する有効策は「運動」と「食事」。なかでもネギやタマネギ、ニンニクなどネギ属の野菜がメタボリックシンドロームに関連する項目も改善するという。「アンドロゲン」は、コレステロールをもとに主に睾丸で産生される「テストステロン」と、そこから代謝されて作られる「DHT(ジヒドロテストステロン
秋はスポーツや味覚、読書など、楽しみが多い季節だ。日ごろ運動をしていない人は、太りやすい冬に向けて、日々たまっていく筋肉の凝りを取り、体を柔らかくしておきたい。そのためには寝る前の簡単なストレッチが効果的。全身の筋肉の凝りを取ることで、太りにくい体にもなる。パソコン作業などで座っている時間が長く、ほとんど運動をしていないと、私たちの体の筋肉は凝り、活動量や消費エネルギーも落ちてくる。血の巡りも
レンズの口径が3.8メートルと国内では最大となる光学赤外線望遠鏡が、岡山県浅口市に完成した。将来の望遠鏡のために新しい技術を満載し、大きな割に機動的に動かせられる。宇宙で突発的に起…続き 銀河誕生の謎探れ 130億光年見通す望遠鏡の仕組み [有料会員限定] ケプラー宇宙望遠鏡が引退 太陽系外惑星を多数発見
日立製作所など日米英チェコの共同チームは、電流を流さなくても情報を処理できる新原理のトランジスタを試作した。エネルギー損失が激減し、超省エネ電子機器の開発へ道を開く。小さな電池でいつまでも使えるパソコンや携帯電話、ほとんど電力を消費しないテレビなどにつながる可能性がある。成果は24日付の米科学誌サイエンスに掲載される。日立ケンブリッジ研究所、チェコの科学アカデミー、英ケンブリッジ大学、英ノッテ
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