旅マガジン「Linkトラベラーズ」では、北陸新幹線開業を記念して、特集連載「行こう北陸、食べよう北陸」をお届けしている。 今回は能登半島の隠れたグルメ、地産地消でほとんどが消費され、なかなか他県では見ることの無い幻の牛肉「能登牛」を紹介しよう。 能登牛(のとうし)という希少牛 能登牛、と聞けば「ああ、能登半島で育てられている牛なんだな」というのは、多くの方が思うことだろう。しかし考えてみれば、この能登牛という名前を日常で見かけたことがない。それもそのはずだ。この牛は、ほとんど他県に出回らない。地産地消でほとんどが消えてしまう、幻のブランド牛なのだ。 この能登牛について現地へ旅して取材したブログ記事がトラベラーズ内にあった(僭越だが私のブログである)。 実は能登牛というブランド、誕生したのは平成23年の6月と、たったの3年前。しかも年間精算頭数は、まだ600頭ほどと、基本的には地産地消にて能