アイラ島ツアー3日目は、アードベッグ、ラフロイグ、そしてラガヴーリンの3蒸溜所を次々とめぐるという、僕にとってはまるで天国のような一日。まずは「ザ・ピート臭!」と言っても過言では無い、スモーキー番長のアードベッグ蒸溜所へと向かいます。 薄曇りのアードベッグ この日の天気は小雨が止んだばかりの薄曇り。これこそアイラ!という天気ですね。ボウモアの宿から車で走ること30分ほど、アードベッグ蒸溜所に到着すると、一行を迎えるのはシンボルマークの冠されたスチルポットです。 そもそもこのアードベッグ蒸溜所を語る上では、その数奇な運命に触れざるを得ません。 1815年に設立されたこの蒸溜所からは、アイラ島でも随一のスモーキーフレーバーを誇るモルトが生産されてきました。今でこそ企画としてアードベッグを上回るスモーキーなモルトは存在しますが、スモーキーモルト、ピート臭モルトの代名詞として、今でもアードベッグを