子どものわいせつな写真などの流通に関する規制を強化する目的で、自民党と公明党、日本維新の会が衆院に共同提出した児童ポルノ禁止法改正案について、自民党が「漫画やアニメなどを調査研究する」とした「検討規定」を削除する方向で検討を進めている。漫画の描写などが性犯罪につながっているとの指摘があり、実態を調べるための規定としてきたが、憲法が定める表現の自由に反する恐れがあり、学識経験者などの間に反対論があった。
山口あいりちゃんとみられる女児の遺体が見つかった事件で、死体遺棄の疑いで逮捕された母親の無職山口行恵容疑者の茨城県内の潜伏先を県警が突き止めたのは、レンタルビデオ店から寄せられた情報がきっかけだった。 秦野市が最後に山口容疑者と電話で連絡を取ったのは、今年三月十一日。その後行方不明になり、あいりちゃんらが犯罪に巻き込まれた疑いがあるとして、県警捜査一課が捜査を始めた。
札幌市の円山動物園で22日、太鼓をたたいて絶滅危惧種のヨウスコウワニの交尾を促す実験があった。水中から顔を出して「ボウ」「ボウ」と鳴き合う前兆行動が確認されたが、交尾には至らなかった。 太鼓の音や振動が交尾の際のワニの鳴き声に似ていることを生かした実験。音が響くとすぐに雌の「スウスウ」が喉を震わせて鳴き始め、雄の「ヨウヨウ」も応じて約10分間、鳴き合った。 実験したのは札幌市の打楽器奏者、茂呂剛伸さん(34)で、昨年に続いて2回目。今回は使用する縄文太鼓などを昨年の2個から5個に増やし、反応を見ながら使い分けるなどの工夫をした。
出版不況の中、漫画雑誌の減少が止まらない。大人向けの漫画誌「漫画サンデー」(実業之日本社)が、十九日発売の三月五日号を最後に休刊する。漫画がまず雑誌に連載されて単行本になり、アニメや映画になることで利益を上げていくビジネスの形は、曲がり角に来ている。 (岩岡千景) 漫画サンデーは、週刊少年サンデー(小学館)や少年マガジン(講談社)と同じ一九五九年に創刊。昨年十二月まで二十四年間、連載された新田たつおさんの「静かなるドン」や、畑中純さんの「まんだら屋の良太」などのヒット作を生み出してきた。過去には手塚治虫さんや水木しげるさん、藤子不二雄(A)さん、つげ義春さんらも作品を発表してきた。 だが近年は売れ行きが伸び悩み、昨年六月から週刊を隔週刊に。休刊を決めた理由を編集長の森川和彦さんは「漫画は今、雑誌では大半が赤字。単行本化され、アニメなどになって採算が取れる。だが、うちは読者の年齢層が四十代後
立飛ホールディングス(立川市、村山正道社長)を中核とする立飛グループは十三日、三井不動産(中央区)と共同で、大型商業施設「ららぽーと」を立川市高松町に建設すると発表した。多摩モノレール立飛駅そばの所有地に建て、二〇一五年春の開業を目指す。 (北爪三記) 立飛ホールディングスによると、計画地は、グループ企業が経営する「タチヒゴルフ練習場」の一帯。敷地面積は九万二千平方メートル、売り場面積は五万九千平方メートル。約三千二百台分の駐車場を備える。両社で今夏、共同事業を進める基本協定書を締結した。ゴルフ練習場は来年九月末まで、営業を続ける。 立飛グループは、東京証券取引所二部に上場していた立飛企業と新立川航空機が、経営陣による自社買収(MBO)を活用して非上場化した後、グループ内組織を再編した。この二社が所有していた土地を含め、一体的に開発を進める。
金沢市の「アパホテル金沢駅前」で十月三十一日、清掃会社パート従業員前多外志子さん(63)=石川県能美市=が、シンドラーエレベータ(本社・東京都江東区)製エレベーターに挟まれ死亡した事故で、今回の事故機のブレーキなどの型番が、二〇〇六年に東京都港区で都立高二年の男子生徒が死亡した事故の機種と同じだったことが同社への取材で分かった。 同社によると、昇降機は年式によりタイプが違うが、二件の事故機は同じ時期に設置された。制御ソフトは異なるが、巻き上げ機は「W250」、ブレーキは「B300」と同じ型番だった。 〇六年の事故は今回と同様、扉が開いたままかごが上昇した。国土交通省は事故調査報告書で、コンピューター制御のブレーキが常に半がかりの状態で摩耗が進んだ結果、ブレーキが利かない状態になったため起きたと原因を分析している。 県警は一日、金沢東署に捜査本部を設置。業務上過失致死容疑で製造元の同社中部
十三日午前七時四十五分ごろ、横浜市中区日本大通の、みなとみらい線日本大通り駅で、上りホームにいた私立高校三年の女子生徒(18)が線路に転落。元町・中華街発渋谷行き普通電車が迫っていたが、いずれも通勤途中の、会社員戸田真人さん(40)と、神奈川県警横浜水上署地域課の長崎光久巡査長(53)が、とっさに線路へ飛び降り、生徒を側溝に押し込み間一髪で救助した。 加賀町署によると、女子生徒は額を切る軽傷。男性二人にけがはなかった。電車の運転士は転落する生徒に気付いて急停止したが、転落した地点を約二十メートル通り過ぎて止まった。同駅は地下駅で、ホーム両側に上りと下りの線路があり、ホームは高さ約一・一メートル。男性二人は、転落した生徒をホーム反対側の壁面下にある深さ二十五センチ、幅三十センチの側溝に押し込み、二人も側溝に覆いかぶさったという。
国会図書館と文化庁が協定を結び、マンガやアニメ、テレビ番組の脚本などの収集・保存を共同で行うことになった。「クールジャパン」として脚光を浴びる数々の作品の散逸を防ごうと、国が本腰を入れる。 協定で対象になるのは(1)マンガ・アニメ・ゲームなどのメディア芸術作品(2)テレビ・ラジオ番組の脚本や台本(3)現代音楽などの楽譜−の三分野。文化庁は近年、これらの分野の価値を見直し、保存に乗り出していた。収集のノウハウを持つ国会図書館との協定で、資料の所在情報の把握や収集対象の絞り込み、保管場所の選定−などに弾みがつきそうだ。 マンガやアニメの保存は、「アニメの殿堂」と呼ばれて計画が頓挫した「国立メディア芸術総合センター」に代わる取り組み。京都市と京都精華大が共同で運営する「京都国際マンガミュージアム」など、自治体や民間で進んでいる一部の事業とも連携していく。
東武伊勢崎線浅草駅(東京都台東区)のビルが、八十年前の姿に復元されることになった。外壁を改修し、百貨店併設ターミナルビルとして開業した当時の、重厚なネオ・ルネサンス(近世復興)様式をよみがえらせる。来週にも着工し、東武沿線に建設中の東京スカイツリー(墨田区)が開業する来年春の完成を目指す。 東武鉄道は改装の理由を「浅草駅は東京スカイツリーの玄関口となる。利便性を高め、一大繁華街・浅草のシンボルだったビルを復活させて活性化を図りたい」と話す。 東武によると、地上七階、地下一階の浅草駅ビルは一九三一(昭和六)年五月に完成。二階には東武線の始発駅が、「浅草雷門駅」(当時)として開業した。 同十一月には百貨店「松屋」が開店。日本最古といわれる屋上遊園地、関東初のエスカレーターも設置された。東京大空襲により内部は焼けたが、建物は残った。 七四年の改修時に全体をアルミ材で覆ったため、アールデコ調の外壁
電気製品店が軒を並べ、近年は「オタク文化」の店が集まる東京・秋葉原の「秋葉原ラジオ会館」が、老朽化のため来年夏をめどに閉館し、建て替えることが決まった。ビル所有会社が二十二日午前、テナント説明会で明らかにした。半世紀にわたり「アキバ」の顔として親しまれてきた「ラジカン」は、二〇一三年にも装いを新たに再出発する。 (中山高志) ビル所有会社によると、ラジオ会館は一九六二年、秋葉原初の高層ビルとしてJR秋葉原駅前に建設され、七二年に増築されて現在の姿になった。地上八階、地下一階建てで、延べ床面積は約一万平方メートル。現在は二十三店舗が入居している。 オープン当初は家電、電気製品の店が多かった。その後はオーディオ、パソコンなど、時代の流れとともにテナントの主流も変化。近年はフィギュア(人形)やトレーディングカード、関連書籍などを販売する店が増えた。 一方、築後約五十年が経過したビルは老朽化が目立
アニメ放映後初めての正月には、大勢の参拝客が集まった=2008年1月3日、埼玉県鷲宮町の鷲宮神社で(同町商工会提供) 埼玉県鷲宮町の鷲宮神社境内では、昨年の大みそかの午後十一時ごろ、初詣での家族連れらに交じり、携帯電話に「らき☆すた」のストラップを付けたり、携帯ゲーム機でアニメのゲームに熱中する若者らが百メートルほどの列をつくった。 二〇〇七年春に、テレビでアニメ放映が始まった「らき☆すた」。隣接する幸手市で生まれ育った美水(よしみず)かがみさんの原作で、オープニングでは鷲宮神社の風景が登場。主人公の四人の女子高生のうち、双子の柊(ひいらぎ)かがみ・つかさ姉妹は、神社の巫女(みこ)という設定だった。
女児に絶大な人気を誇るテレビ朝日のアニメ「プリキュア」の第六弾「フレッシュプリキュア!」(日曜午前8時30分)が今月一日に始まった。シリーズ六作目突入は、国内外で一大ブームになった「美少女戦士セーラームーン」(1992−97年)の五作を上回る記録。「女の子は成長が早く、すぐ飽きられる」といわれヒットが出にくい女児向けアニメで、プリキュアが支持される理由は−。製作した東映アニメーションの梅沢淳稔(あつとし)プロデューサーに聞いた。 (石原真樹) プリキュアは、普通の中学生の女の子が戦士に変身し、悪を倒す物語。取り立てて珍しい話ではないが、シリーズを通して幼児向け番組としては高視聴率を維持。第五弾の平均視聴率は5・6%だった。
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