日本経済研究センターが2027年には韓国が名目GDPで日本を上回りし、台湾も同年に上回ると予測したとき、大きなニュースとなった。しかし、国際通貨基金(IMF)によると、韓国はすでに2018年に日本を追い抜き、台湾は2009年に追い抜いている。 さらに、韓国は2026年までに日本より12%リードするとみられている。 IMFは、購買力平価(PPP)と呼ばれる基準を用いており、これは、実際の生活水準を比較するために、価格と為替レートの変動を均衡するものだ。 「逆転」が日本について語ること しかも、韓国は日本とは異なり、その成長成果を労働者に与えてきた。1990年から2020年までの30年間、平均的な日本の労働者は年間実質賃金(付加給付を除く)の上昇を享受しなかったが、韓国の労働者の賃金は2倍になっている。現在、韓国の労働者は日本の労働者よりも高い実質賃金を得ている。 この「逆転」は、韓国よりも日
戦争法規に反するからやらないはずという固定観念はもう捨てたほうが適切だと思われる。原発の電力供給を切ったことについても、これぐらいでメルトダウンなんか起きない、騒ぐなという声があったが、戦時国際法を尊重しないと宣言したも同然と思えば、事態の深刻さがわかるだろう。
人権尊重を掲げる表の顔と、人権蹂躙を繰り返していた裏の顔のあまりの落差が衝撃的な、フォトジャーナリスト広河隆一氏(75)による性暴力問題。 「週刊文春」19年1月3日・10日号で私は、広河氏が15年間にわたり編集長や発行人をつとめた報道写真誌「DAYS JAPAN(デイズジャパン)」(以下DAYS)の元ボランティアなど7人の女性たちによる、性暴力・セクハラ被害の証言を記事にした。同2月7日号では、広河氏のもとでアルバイトをしていた女性が海外取材に同行した際に、2週間にわたって性的暴行を受けたという証言について書いた。 DAYS最終号は「性暴力検証号」に DAYSを発行する株式会社デイズジャパンは、昨年末に初報が出ると、「広河氏が被害者の方々の尊厳を傷つけてしまった」と詫び、広河氏を代表取締役から解任。なにが起き、どうして続いたのかを検証し、DAYS最終号(同誌は今年3月号での休刊が決まって
原発の再稼働がここまで滞っていることについては、たどっていくと、たとえば広瀬隆や小出裕章や広河隆一や、あるいは日本ペンクラブや弁護士会といった団体が、いかに「強い権力」を持ってしまったかという話にもなるでしょうね。
元朝日新聞記者植村隆さんの経験した壮絶なバッシングを描いたドキュメンタリー『標的』(西嶋真司監督)が西九条のシネ・ヌーヴォで12日から上映中です。 メディアがほとんど報じないために映画の存在自体が知られていません。ぜひお運びください。https://t.co/xIHYjMLgkI
元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が、れいわ新選組の大石晃子衆院議員(44)に対する日刊ゲンダイのインタビュー記事で名誉を傷つけられたとして、大石氏と同紙に300万円の損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が11日、大阪地裁(菅野昌彦裁判長)で開かれた。 大石氏は〝無罪請負人〟としてしられる弘中惇一郎弁護士ら5人の弁護士とともに出廷。橋下氏は欠席した。傍聴人からは「橋下徹はテレビには出るけど、ギャラがないから(法廷には)来ないのか」といったヤジも聞かれた。 3年前まで大阪府の職員を務め、橋下府政時代には朝礼でかみついた過去がある大石氏は、意見陳述で「元上司が元部下を口封じのため訴えた裁判」「社会的影響力の大きいものが、小さいものに対して行うスラップ訴訟の要素が大いにある」などと主張。橋下氏の手法がメディアを委縮させ、健全な民主主義に悪影響を及ぼしているとして、「裁判を通じて、『こんなことやった
大塚さんの追悼が止むことがなかった1年間 2021年3月15日、日本を代表するアニメーター大塚康生さんが89歳で亡くなった。この1年間、各所で大塚さんの功績を振り返り追悼する声が止むことはなかった。 2021年6月28日には関係各社の協力と協賛のもと、東京・杉並公会堂で「大塚康生さんを偲ぶ会」が開催された。 2021年10月30日〜11月8日に開催された第34回東京国際映画祭(TIFF)では、「アニメーター・大塚康生の足跡」と題された特集で『わんぱく王子の大蛇退治』(1963年)と『じゃりン子チエ』(1981年)が上映され、それぞれアニメーターの月岡貞夫さんと美術監督の山本二三さんによるトークショーが開催された。また、関係者によるトークショー「マスタークラス アニメーター・大塚康生の足跡」もオンラインで配信された。 2022年2月5日にはASIFA(国際アニメーションフィルム協会)ハリウッ
Netflixのエージェント物語を観ています。 シーズン2の最後、カンヌ映画祭での俳優(女性)のスピーチが最高です。 ドラマ自体のテーマが特別そうではなくても、海外ではこのように話の中で女性の権利に関する話題が出てくるドラマや映画がたくさん作られていきます。 https://www.netflix.com/jp/title/80133335 日本ではどうでしょうか。 性暴力の定義が、内閣府の男女共同参画局のHPに書かれています。 性犯罪・性暴力とは いつ、どこで、だれと、どのような性的な関係を持つかは、あなたが決めることができます。望まない性的な行為は、性的な暴力にあたります。性的な暴力は、年齢、性別にかかわらず起こります。 また、身近な人や夫婦・恋人の間でも起こります。 内閣府 男女共同参画局 地位関係性を利用した性行為の要求 今、フェミニズム映画を作っています。その中で「地位関係性を利
そしてその後、週刊文春で少しだけ取材を受けました。 「性被害」映画監督による性加害を女優が告発 脚本家からも疑問の声 https://bunshun.jp/articles/-/52554 ブログを書いてから今日まで、短い期間でしたがいろんなことを考えたし思うことがありました。記録として、ここに残しておこうと思います。クソ長いし、性暴力のことだけど無駄に悲しそうに書きません。世間にある被害者像に合わせません。ご了承ください。うまくまとまらないんです。12000文字あります。 まず、2月11日にブログを書きました。友人たちと一緒に映画を作っていまして、その中で「映画界や芸能界で自分が受けた性暴力」について、色々と意見とか事実とかを脚本を作って行く中で出し合っていたところでした。 その時に、報道されている榊英雄氏についての話も出ました。脚本を書いてくれている子には、当時もこの榊氏との話をしてい
2022年3月1日、書評アーカイブWEBサイト「ALL REVIEWS」の延長という位置づけで、神田古書街発祥の地である神田神保町すずらん通りの一角に、誕生した共同型(シェア型)書店〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉。 ◆営業時間:2022/5/16~当面の間:12-19時 みなさまのご協力に感謝します。 よい空間づくりに努めてまいりますので、どうぞ引き続き宜しくお願い致します。 共同型書店〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉についてPASSAGE by ALL REVIEWSは、1棚1棚に店主(棚主)をお迎えして運営する「共同型(シェア型)」の書店。 ALL REVIEWS参加の書評家にも、数多く出棚いただきます。 本を愛するすべての方が店主(棚主)となることができ、店主(棚主)は自分の好きな本を置くことが可能。 棚主発のオリジナルのイベントや、1ヶ月に一度の棚
Published 2022/03/10 16:49 (JST) Updated 2022/03/10 17:07 (JST) 札幌大(札幌市)の教授が書店で計画したロシア文学関連のパネル展示が、大学側の反対で延期になったことが10日、教授などへの取材で分かった。大学側はロシアによるウクライナ侵攻を受け「嫌がらせをされるリスクがある」などと説明。大学教授は「ロシアと名の付く全てをタブー視していいのか」と疑問を呈する。 岩本和久教授(ロシア文学)が企画した「疫病とロシア文学」で、JR札幌駅近くの書店で11~13日に開催予定だった。コロナ禍を受け、ドストエフスキーやチェーホフなどが感染症を作品でどう描いたかを紹介。ウクライナ侵攻に伴い、トルストイの非戦論などの内容も追加していた。
総人口1000万に満たないモンゴル系諸語の話者に向けられた文学は、その規模の小ささや国や地域で分断された歴史から、日本文学では想像できないような特徴を持つ。 今回はモンゴル諸族の文学についての現状、この会議に参加しての印象、雑感を述べてみたいと思う。 今回行われた会議はモンゴル国だけでなく、内モンゴルや、ロシアのブリヤート人(そして日本人)も参加している。ということからすれば、国境を越えたモンゴル民族の文学を対象にしているように見える。 しかし、上記会議での発表に見える文学の時代区分に関する議論などを見ると、内モンゴルの文学史では文化大革命に関する言及があり、つまり、中国の文学史とは切り離せず、ブリヤートに関しては、ロシア文学の時代区分に縛られ、独立しているモンゴル国の文学の時代区分とは一致しないものになっている。 つまるところ、20世紀の文学の歴史は国境を越えず、それぞれの国家史に回収さ
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