武蔵野市では、20年4月に武蔵野市自治基本条例を施行しています。市民を自治の主体、主権者と位置づけ、市民のためのまちづくりのルールを定めたのが自治基本条例です。 その19条に、新しい市民参加の手段として住民投票を行うと明記しています。この投票は住民提案のみで、市長や議会は提案ができない。あくまで民主主義の担い手たる市民が、例えばごみ処理施設の場所をどうするかなどで意見が分かれたとき、住民の意思を示そうよということで行います。 地方自治法にも住民投票は明記されていて、投票資格者の50分の1の署名を集めればできる。ただし、それには議会の議決が必要です。一方、21年に廃案となった条例案では議決が必要ありませんでした。そのかわり、投票資格者の4分の1の署名を2カ月という短期間に集めなければいけない。先の19条で「必要な事項は、別に条例で定める」と書いてあるので住民投票条例案を議会に提出しましたが、
ブラジルでボルソナーロ前大統領の支持者が数千人規模で暴徒化した事件をめぐり、逮捕命令が出ているトヘス前法相の自宅から、国家の非常事態時に大統領が宣言する「国防事態」の草案が見つかったことがわかった。複数の地元メディアが伝えた。ボルソナーロ氏が敗北した昨年の大統領選後に作られたと見られ、「国防事態を使って選挙結果を覆そうと試みた証拠だ」と指摘されている。 トヘス氏はボルソナーロ政権下の法相で、事件時は首都ブラジリアの安全部門トップを務めていた。だがボルソナーロ氏の支持者が暴徒化した事件を受けて8日に職を解任され、最高裁が10日に逮捕命令を出した。トヘス氏は休暇中で米フロリダ州に滞在しており、帰国後に拘束されるとみられる。草案は自宅のクローゼットから見つかったという。 「国防事態」は憲法で規定された制度で、社会の安定が脅かされている状態、もしくは自然災害で乱れた公共の秩序を回復させるため、大統
防衛費増額の財源確保をめぐり、自民党は近く政府の借金にあたる国債を安定的に返済するしくみである「60年償還ルール」を見直す議論を始める。制度の廃止や60年の延長が想定されるが、市場の信認に影響を与えかねない。財務省も財政規律が緩むことを警戒しており、国債残高が膨張する恐れもある。 国債は10年などの満期が来ると、返済する必要があるが、一度に現金で償還することは難しい。このため、大部分は借換債と呼ばれる国債を出して借り換えた上で、毎年の現金償還を国債残高の約60分の1(1・6%)とするのが「60年償還ルール」だ。1966年度に建設国債の発行開始と同時に始まった日本の減債制度で、道路などの平均的な耐用年数から60年とした。戦後の日本の財政制度の根幹をなすルールだ。 具体的には、国債整理基金特別会計で処理されており、国債残高の1・6%の額を一般会計から毎年繰り入れている。国債残高は1千兆円規模に
共感というのは、相手と自分とが同じように思う、という意味の事だ。 例えば満月を見て「美味しそう」と同時につぶやくことが、結婚のキッカケになることもある。 そう、今オマエさんが思った「あー、プラネテスね、良い漫画だったね」と思ったそれが共感だ。 そして、「何のことだ?なんか有名なエピソードか?」と思ったオマエさんとは、共感できていない。 このズレが、コミュニケーション能力の高低として語られるわけだ。 ズレの補正は、たゆまぬ蓄積で可能になる。 業務に支障のない、会話のズレ基本的に、会話というのはノイズの塊だ。 情報の伝達という意味で言うと、これほど無駄なものはないし、同じ「辞書」を持ってないと会話にならない。 「おはようさん」 「Buenas tardes!」 「たる?なに?」 みたいなのは特殊だとしても、結局のところ相手と同期もしくは共感できなければ、会話は成り立たない。 「暑いですね」「そ
近年、中学受験に熱心な父親が増えている。 特に、コロナ禍でリモートワークが浸透してからは、それまで子供の教育を母親に任せっぱなしだったことを取り戻すかのように、「父親である自分が頑張らねば」と前のめりになっているように感じる。現にここ2、3年、私のところにも父親からの相談が相次いでいる。そのこと自体は悪いことではない。しかし、彼らの多くはこう尋ねるのだ。 「何をやらせれば成績が上がりますか?」 中学受験といえば、これまで長い間、母親と子供の二人三脚が主流だった。一般論にはなるが、子供に対しての共感力は母親のほうが高く、「ちゃんと勉強しなさい!」「宿題はもう終わったの?」といった日々の小言はあっても、「いつも頑張っているね」「できなかった問題が解けるようになってよかったね」と子供の頑張りや成長にもちゃんと気づいてあげることができ、それはそれでうまくいっていたように思う。 一方、「共感」がベー
一瞬で相手をがっかりさせる人の答え方 質問に対して、小学生のような答えしかできない人がいる。 仕事で講演会を聞きに行ったとしよう。帰社後、当然のことながら上司から「講演会はどうだった?」と問われるだろう。そのようなときに、「おもしろかったです」「楽しかったです」としか言わない。 課を代表して取引先主催のパーティに出席したような場合も、「料理がおいしかったです」「盛り上がりました」。打ち合わせへ出向けば、「うまくいったと思います」、出張から帰れば、「北海道は寒かったです」。 それしか言わないという点が、相手をがっかりさせていることに気づいていない。 「おもしろかったです」は小学生レベルの感想 小学生に遠足や運動会の作文を書かせると、「○○をしました、おもしろかったです」という具合に、見聞したことの羅列で終わることが多い。 その経験から何に気づいたのか、なぜそう感じたのかを文章にしてほしいのだ
実際に「最近の若者だけがデートや恋愛をしなくなったわけではない」ということは統計上明らかで、繰り返し私が言ってきたように「いつの時代も恋愛しているのはせいぜい3割程度」という「恋愛強者3割の法則」があります。 今回の内閣府の調査でも、20代男性の「配偶者・恋人のいない割合が65.8%にもなった」と大騒ぎしているのですが、そもそも20代男性の未婚率は86%であり、未婚者全体を100とすれば恋人のいない未婚男性割合は約76%となります。つまり、恋人のいる恋愛強者率は24%ということで、きっちり3割内の範疇に収まります。 今も昔も恋人がいる率は3割しかいない かつて、<独身が増え続ける原因を「若者の恋愛離れ」にしたがるメディアの大ウソ>という記事でもご紹介したように、1982年以降の出生動向基本調査による長期推移を見ると、婚約者・恋人がいる率(18~34歳)はおおむね男性20%台、女性30%台で
めんどくさい人のトリセツその1:矢継ぎ早に詰問してくる人 <特徴> ・答えられないことを質問してくる ・相手もそれをわかって質問してくる ・早口な人が多い印象 私は、あまりテレビの国会中継を見るのが好きではない。 とくに、野党の政治家が、重箱のすみをつつくように質問攻めにしている様子は、お世辞にも上品とはいえない。 文句をいって、政権与党のイメージをくずそうとするのも野党の仕事だということはわかるのだが、「相手をやっつけるためだけにしている質問」をくり返しているような気がする。 私はそういう場面をあまり見たくないので、しずかにテレビを消してしまう。 「『検討する必要がある』って、具体的にどう検討するんですか!」 「『全員参加の体制をつくる』って、全員とはどこまでをいうんですか!」 こういう質問は、ただ相手をやっつけるためだけの質問のように感じる。 相手がなにを答えても、もともと受け入れる気
爪の清潔さで第一印象は大きく変わる 仕事で初対面の人とあいさつを交わすとき、いちばん最初に目がいくところは、やはり顔でしょうね。では、2番目はどこだと思いますか。 スーツ? ネクタイ? 靴? 腕時計? 候補はいろいろありますが、「意外ですが、よく目に入るところ」があります。それは「手」、「手の爪」です。 初対面で必ずすることと言えば名刺交換でしょう。そのとき、名刺を持って差し出す手や手の爪は、否応なしに相手の目に触れることになります。 名刺交換のとき以外でも、書類をめくるとき、スマホを操作するとき、パソコンのキーボードを叩くときなど、さまざまなビジネスシーンにおいても、手元は周囲の視線を集めているのです。 ただ、とくに男性の場合、服装や持ち物、髪型には注意を払っていても、爪の手入れには無頓着で、疎かにしがちな人が少なくないように思えます。あまり気にしたことがないという人は気をつけてください
問いかけに潜んだ問題点 「チコちゃんに叱られる!」は、2018年4月に放送が開始された、NHK総合テレビのクイズ形式の教養バラエティ番組である。5歳の少女チコちゃんが、日常のありふれた事象を取り上げ、大人たちに対しクイズを出題する。 当たり前すぎて改めて考えたこともない日常のことがらについて、大人たちがその背景などを理解しておらず、答えに窮したり曖昧なことを答えたりした時、「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と罵倒するのが定番となっている。その後、一見分かりにくい短答を示し、その内容を研究者などの専門家がVTRで解説するという構成である。 番組のウェブサイトから、いくつかの問いを引用してみよう。 「いってらっしゃーいってお別れのとき、手を振るのはなぜ?」 「かんぱーいのときにグラスをカチン、なぜするの?」 「温かいみそ汁はなぜモヤモヤしているのか?」 「オセロはなぜ白と黒で争うゲームになったの
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