東京証券取引所第1部に上場する全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)が1日、1969年7月1日の算出開始以来、40周年を迎えた。当初673だった銘柄数は1700まで増えたが、代表的な225銘柄の値動きを示す日経平均株価に比べて、一般への認知度は今ひとつであるのが実情だ。 TOPIXは68年1月4日の時価総額を100として東証が算出している。日経平均連動型の上場投資信託(ETF)の売買高(09年1〜6月)は、TOPIX連動型の約2・8倍に上り、「日経平均の方が個人投資家になじみが深い」(市場関係者)との見方が根強い。東証は、「TOPIXは株式市場全体の動きを忠実に反映している」と、PRに躍起だ。