![【第22回東京国際ブックフェア】国際標準フォーマット「EPUB」の現在と未来](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b72b52f69610632ca2c2d7e98378c24c174a622e/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Finternet.watch.impress.co.jp%2Fimg%2Fiw%2Flist%2F712%2F143%2Fimportant_image.jpg)
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米カリフォルニア大学バークレー校の学生チームが、次世代のアノテーション型電子書籍の研究プロジェクト「FutureBook」を立ち上げ、JavascriptベースのEPUB 3ビューワ「epub.js」をGitHubで公開した。 同チームは、W3CやAmazon、Barnes & Nobleなどが規格化を進めているオープン・アノテーション標準規格「Open Annotation Collaboration(OAC)」の実証実験のため、epub.jsの開発に着手したとのこと。開発は今夏かけてずっと続けられる予定で、うまくいけばOACが目指している電子教科書・電子論文間の注釈データ同士のリンクが体験できる予定。 なお、肝心のepub.jsビューワは下記プロジェクトサイトでデモが体験できる。GitHub上ではまだ旧名称の「fpjs」のままだが、近日中に「epubjs」へと変更される予定。
オープンソースのオフィススイート「Calligra」の開発チームは2月5日、最新版「Calligra 2.6」を公開した。多くの改善や問題修正が行われており、電子書籍で使われるEPUB2フォーマットでのエクスポート機能なども追加されている。 Calligraは、KDE CommunityのCalligra Projectが開発しているKDE向けオフィススイート。かつては「KOffice」という名称で開発されていた。ワードプロセッサ「Words」や表計算「Sheets」、プレゼンテーションツール「Stage」、データベース「Kexi」、プロジェクト管理ツール「Plan」、ダイアグラム/フローチャート作成ツール「Flow」、ドローソフト「Karbon」、ペイント/画像エディタ「Krita」などから構成されている。デスクトップ版「Calligra SUite」だけでなく、タブレットやスマートフォ
一太郎2013 玄、ATOK 2013。価格は一太郎2013 玄通常版が2万1000円、ATOK 2013通常版が8400円。ATOKユーザー向け/学生向けの優待パッケージ、付属ソフトウェアや辞書コンテンツなども含めたプレミアムパッケージや複数ライセンスパックも多数用意する ジャストシステムは12月4日、2013年度版の日本語ワープロソフト「一太郎2013 玄」、日本語入力システム「ATOK 2013」を発表。2013年2月8日に発売する。 一太郎2013 玄は、文書データを作成する単なる日本語ワードプロセッサの枠を超えた「個人向け電子書籍作成環境」の機能をより強化し、さらにその個人が「よりよい日本語の作品を生み出せる」よう手助けする機能を新たに盛りこんだ。電子書籍(eBook)作成機能については、2012年度版の一太郎2012 承にて初採用。2013年度版は「個人向け電子書籍作成環境のデ
ベトナムにおけるBacklog活用のリアル ベトナムにおけるBacklog活用のリアル backlog Backlog の Amazon EKS クラスターを Blue-Green アップデートするためにやっていること Backlog の Amazon EKS クラスターを Blue-Green アップデートするためにやっていること backlog 2023年最も素晴らしいプロジェクトを表彰!Good Project Awardを開催しました 2023年最も素晴らしいプロジェクトを表彰!Good Project Awardを開催しました backlog Backlog開発者が夫婦の不和をなくす家庭管理アプリを作ってみた話 Backlog開発者が夫婦の不和をなくす家庭管理アプリを作ってみた話 backlog 創業からもうすぐ80年の老舗企業!ミートボールでおなじみの石井食品様で、プロジェクト
一太郎が背負ってきた歴史は長い。1983年にNEC製コンピューターに同こんするためのワードプロセッサー(以下、ワープロ)として開発されたのが、その始まりである。その後は日本のコンピューター市場を席巻したPC-9801シリーズと共に普及し、日本語文書作成環境に欠かせない存在となった。しかし、コンピューターの重要性がハードウェア本体からOSに変化するようになると、徐々にその勢いは衰え始める。 ジャストシステムが開発したジャストウィンドウはWindows 3.1と衝突し、成功したとは言いがたい。その後もWindows 95が主流になると、Microsoft Wordのセット販売によりシェア(占有率)を少しずつ失い、現在に至っている。それでもMicrosoft Wordは海外産という背景から、日本独自の書類作成文化に追従していない面が多く見られ、日本語ワープロとしての完成度は高いとは言えない。そこ
ジャストシステムが2012年2月10日に発売する「一太郎 2012 承」は、新機能としてEPUB形式(EPUB 3日本語拡張仕様)での出力に対応する。日本語ワードプロセッサの雄である一太郎がEPUBに対応する理由は何なのか、また、それによって何を起こそうとしているのか。機能の詳細も含めてお話を伺った。インタビューに応じてくださったのは、一太郎の企画責任者である大野統己氏(コンシューマ事業部企画部)と、一太郎の開発担当である渡辺文夫氏(コンシューマ事業部開発部)。 「これは一太郎に向いている」 ―― 一太郎にEPUB対応機能を搭載することになった経緯を教えてください。 大野 昨年の12月ごろでしたか、EPUB 3の日本語拡張仕様が策定されるという話が出て、実際に中身を見てみたら、縦書きやルビ、縦中横といった、われわれにもなじみが深い言葉が入ってるな、と感じたのが最初です。そこで、EPUB出力
『EPUB戦記』というたいそうな表題の本を書くことになった。筆者は、EPUB3が異文化コミュニケーションの歴史に残るイベントだったと考えているが、EPUB3に縦組を含む日本語組版仕様拡張を盛り込むことに成功した人々の苦闘の跡を記録し、様々なコンテクストの中で、その意味を理解する材料を提供したいという趣旨で取り組んでいる。異例だとは思うが、出版とはコミュニケーションの一部であるとの理念を実践するため、この連載へのフィードバックをいただければ幸い。(鎌田博樹) 題名先行のわけ:なぜ「戦記」か かねてE-Bookについての本を書こうと考えているが、対象が広すぎるのと現実の展開が速いので、絞りきれていない。約20年前に『電子出版』という技術書を書いたときにもそうだったが、テクノロジーよりもビジネスとか社会が絡んできたので、その比ではない。ふだんの記事はいくらでも書き飛ばせるが、「本」となるとピタリ
電子書籍元年などと呼ばれた2010年が終わりました。いくつものサービス、デバイス、フォーマットが俎上に登りましたが、コンテンツはいまだ増えず……というわけで、2010年が元年だったかどうかは「電子書籍2年」たる2011年の動き次第なのかもしれません。今回は、前々回の続きで「EPUB 3.0」におけるリッチメディアの扱いについてまとめます。 Editor's Draft 第2版について EPUB 3.0 Editor's Draftの第2版が公開されました(ダウンロードサイト)。公開日は12月16日、いまだ詳細に定義されていない項目も多く含まれますが、第1版に比べても「姿が見える」ものに進化しています。 11月に公開された第1版との比較ですが、XHTMLやCSSなどEPUBの構造について言及した文書「EPUB Content Documents 3.0」には、脚注と引用に利用する「epub:
電子書籍フォーマットの1つとして注目が高まっているのがEPUBです。EPUBは、HTMLやCSSといったWeb標準によって構成されているのが最大の特徴ですが、現在の使用ではまだ縦書きやルビといった日本語対応が十分ではありません。 しかし来年5月に制定予定のEPUB3ではそれらに対応する予定で、それがEPUBに注目が集まっている大きな理由でもあります。 11月15日に行われたWebデベロッパーのためのイベント「Web Directions East 2010」において、このEPUBの仕様策定に関わっている当事者たちが登壇し、EPUBとは何か、そしてその現状がどうなっているのかを解説するセッションが行われました。 この記事では、そのセッションの内容を紹介しましょう。 EPUBの概要 村田真氏は、電子書籍のフォーマットを策定する米国の団体IDPF(International Digital Pu
電子書籍のファイル形式の1つである「EPUB」に、アジア圏から熱い視線が向けられている。縦書きやルビ、禁則処理などの機能がEPUBでサポートされるのかどうかがポイントだが、これはかなり確度が高い。アジア圏のニーズを吸収した国際標準に注目したい。 EPUBの縦書きサポートは現実に近づいた Googleの「Google Books」やアップルがiPhone/iPadに用意している電子書籍リーダーアプリ「iBooks」で電子書籍のファイル形式として採用が表明されている「EPUB」。IDPF(International Digital Publishing Forum)が策定しているこのオープンなファイル形式に、アジア圏での注目が高まっている。 中国、韓国そして台湾のIT業界ではEPUBのサポートに積極的な姿勢を見せている。例えば、韓国では2010年5月、EPUBによる電子書籍を作成・公開・販売で
スタイルシートの新たなWeb標準として現在策定が進められているCSS3に対して、日本語に対応した禁則、傍点(圏点)、縦書き仕様などの機能が追加されたドラフトが公開されました。 9月28日にPublickeyで公開した記事「電子書籍フォーマット「EPUB」で縦書きとルビのサポート、来年5月には仕様完成の見通し」では、EPUBでの縦書きやルビ、傍点などの仕様を策定中であることを紹介しましたが、EPUBはXHTMLやCSSをベースにした仕様であるため、仕様策定の作業はEPUBとCSSのそれぞれのグループが協力してCSS3に対して機能を追加する方法で行われていました。 これが最終的にCSS3の仕様として策定されれば、Webブラウザ上での禁則処理、傍点、縦書きなどの組み版処理が充実することになります(ルビはまだ作業中ですが)。大げさではなく、世界中のWebブラウザに対して日本の日本語文化に対応した表
前回はAppleのワープロソフト「Pages」の最新版を利用した、ビデオの埋め込みについてお伝えしました。今回は、現在のEPUBにおける「脚注」のあり方と、Pagesによる脚注の出力についてお伝えします。 「脚注」を巡る対応の違い 文芸作品はともかく、実用書や理工系書籍においては「脚注」が多用されます。認知度が高いとはいえない語句に対し適切な注釈を加える脚注の存在は、読者の理解を助けるとともに、誤読を防ぐという効果があります。文脈において“枝葉”ともいえる情報を脚注化することにより、本文をすっきり見せるためにも役立ちます。 その脚注ですが、現在のEPUB 2.0.1においてはいまだ標準的な仕様が確立されていません。同様に本文とは直接関係がない目次は、独立したファイル(TOC.NCX)が用意されてますが、脚注に関しては未定義です。利用できるCSSプロパティについても、表示位置として「oeb-
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