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ブックマーク / www.mishimaga.com (18)

  • 『くらしのアナキズム』(松村圭一郎 著)「はじめに」を公開! | みんなのミシマガジン

    第80回 『くらしのアナキズム』(松村圭一郎 著)「はじめに」を公開! 2021.09.16更新 こんにちは。ミシマガ編集部です。 今月、文化人類学者の松村圭一郎さんによる、著書『くらしのアナキズム』を刊行します。ミシマ社からは、『うしろめたさの人類学』以来、4年ぶりとなる松村さんの新刊です。 「国ってなんのためにあるのか? ほんとうに必要なのか」 この問いを出発点に、だれもがとらわれている前提を問いなおし、ふつうの生活者が持っている、埋もれた潜在力をほりおこす。自分たちの生活を、自分たちの手で立て直していくための知見が詰まった一冊です。 日は、9月24日(金)のリアル書店先行発売に先立ち、『くらしのアナキズム』より「はじめに」を公開いたします。刊行記念イベントも予定しておりますので、ぜひご注目ください。 はじめに 国家と出会う 国ってなんのためにあるのか? ほんとうに必要なのか。 「国

    『くらしのアナキズム』(松村圭一郎 著)「はじめに」を公開! | みんなのミシマガジン
  • となりのイスラム 内藤正典先生インタビュー|今月の特集1|みんなのミシマガジン

    第1回目は、イスラムという宗教について。 これはイスラム的に正しいか......って、どうやって決めているんだろう? なんで飲酒は禁止されているの? お話を伺いました! 「イスラム国」はイスラムか ―― 日人のなかには、今回の「イスラム国日人拘束事件」があったことで、はじめて「イスラム」という名を知った人も多いと思います。 内藤あのとき、日にいるイスラム教徒の人が「イスラム国」という名前を使わないでくれ、と嘆いているのがニュースになっていましたね。嘆くのは無理もないことだし、気持ちもすごくよくわかる。「イスラム国」からイスラムを知るのでは、あまりに来のイスラムからかけ離れたものになってしまう。でも、「あれはイスラムでも国でもない」って言ってもしょうがないんです。むしろ、イスラム世界、あるいはイスラム教徒の社会から生まれた、今まで見たこともないような深刻な病であると言うしかないと、

    となりのイスラム 内藤正典先生インタビュー|今月の特集1|みんなのミシマガジン
    akihiko810
    akihiko810 2017/05/15
    『となりのイスラム』ヨーロッパ移民のムスリムからみるイスラム社会。平易でかなり読みごたえがあった
  • 第9回 『細雪』ーー谷崎の「食」の書きっぷり(1)|K氏の大阪ブンガク論|みんなのミシマガジン

    2017.03.28更新 久しぶりに『細雪』を通読したK氏は、「これはやっぱりグルメ小説やんか!」と感嘆した。 大正末期の関東大震災の後、東京から関西に移り住んだ谷崎は、京都や大阪、神戸、阪神間の名店に行きまくっていた。行ってべた店のネタを自分の作品のなかで語ったり採り入れたりするだけでなく、大阪・堂島や京都・寺町ほかにある老舗バーの[サンボア]や、神戸トアロードの洋の名店[ハイウエイ]を命名したりもしていた。 谷崎のゆかりの店をめぐる雑誌の特集やWebサイトも多い。 もともと京阪神の雑誌編集者であり、いろんなメディアに地元の街場の原稿も喜んで書くK氏は、よく谷崎のをめくったりするのだが、それは「えーと、ここらへんにあったんちゃうかな」みたいな文献引用のための参照である。 が、今回珍しく900ページを超える大作の『細雪』を前から順番に最後まで一気読みしたK氏は、まず谷崎の異常なばかり

  • 第5回 雑誌Re:Sのこと。その1「東京では売れない雑誌をつくりたい」 |ローカルメディアのはなし。|みんなのミシマガジン

    2017.02.01更新 そもそも僕が地方に興味を持つようになったのは、2006年に自ら立ち上げた『Re:S(りす)』という雑誌が大きく影響しています。 『Re:S=Re:Standard』を旗印に「あたらしい〝ふつう〟を提案する」というコンセプトのもと日中を旅取材しながら作ったその雑誌は、当時「こんなものは雑誌とは言わない」とか、「雑誌ってものをもっと勉強したほうがいい」とか、諸先輩がたに散々な言われようをするほど、世の中にある雑誌とは少し違ったものでした。 いま思えば、たしかにそのとおりやったなぁ〜と感慨深く頷けるほど大人になりましたが、それでもやっぱり僕にとって大変重要な雑誌でした。 ではRe:Sが他の雑誌と違っていたのはどの部分なのか? 僕が当時ローカルメディアの未来を想像し、Re:Sを通して密かに挑戦していたそれらを、ここであらためて明らかにしていこうと思うのですが、今回はまず

  • 第4回 「ヨーロッパ企画」という名前|演劇と氷山|みんなのミシマガジン

    2016.06.08更新 「ヨーロッパ企画」という名前の由来を聞かれることがよくあります。もちろん引っ掛かりを狙って付けた名前なので、気にしてもらえるのは嬉しいことです。言ってしまうと響きで付けた名前なんですが、僕らは今でもこの名前に導かれて活動しているなあ、とよく思うので、今回は劇団名について。 付けたのは1999年の年明けでした。僕らは当時「同志社小劇場」という学生劇団にいて、そこの劇団内ユニットとして前年秋に初めて公演を打ち、ただならぬ手ごたえを感じて「これはぜひ活動を続けよう、なんなら劇団にしよう」と言い出した、もっとも希望に満ち、初期衝動に火照っていた頃でした。バーミヤンに集まって劇団名を決める会議をしたんですが、当時は「」の付く劇団名が多く、ならば僕らは「犬」を付けようか、みたいな安直なところから始まったと思います。そうして「犬」のつく冴えない造語をポツポツと言いあっているう

  • 拾玖 落語の死生観(下)|みんなの落語案内|みんなのミシマガジン

    落語『粗忽長屋』の粗忽ぶり 落語には様々な粗忽者が登場して客席の笑いを誘う。『粗忽長屋』は、自分が死んだことにさえ気付かない男の噺だ。その粗筋は以下の通り。 松ちゃんが、人だかりのなかに友人の芳公が行き倒れで死んでいるのをみつける。松ちゃんは慌てて芳公の住む長屋に芳公を呼びに行く。現場に連れて来られた芳公は、その遺体を抱きあげて「抱き上げているワシはだれや?」というのがオチだ。 芳公を呼びにいく松ちゃんも、自分の遺体を確認に来る芳公も粗忽者だ。しかし、考えてみれば、私たちは自身の死を自身で確認することはできない。末期に「死ぬかもしれない」と予感はしても、「いま死んだ」と自覚することはできないはずだ。そういう意味では、私たちは松ちゃんや芳公を笑うことはできない・・・、いや落語なんだから、笑えばいい(どっちやねん!) 見方によれば、この二人は粗忽どころか「死」の質をとらえているのかもしれない

    拾玖 落語の死生観(下)|みんなの落語案内|みんなのミシマガジン
  • 第1回 劇団について書いていきます。|演劇と氷山|みんなのミシマガジン

    2016.04.28更新 ミシマガジン読者の皆さま、初めまして。あるいは以前「屋さんと私」のコーナーでインタビューしていただきましたので2回目かもしれません。京都で「ヨーロッパ企画」という劇団をやっている上田誠と申します。ご存知の方はありがとうございます。 ここでは劇団のことを書いていこうと思います。演劇って「作品」のことや「作家」「演出家」については語られますし、「役者」についても語られはするけど「劇団」のことってあまり語られなくて。「作劇術」「演出術」「役者術」のはあっても「劇団術」のは見かけません。語法が違うとでも言いましょうか、急にリアルな話が多くなるといいますか。理念の話よりも現実的なことの集積がつまりは「劇団をやる」ということなので、そんな台所事情みたいな話をあんまりするのもね、ということなのかもしれません。 とくに最近では劇団も減ってきてまして(と、これは僕の感覚かもし

    akihiko810
    akihiko810 2016/05/18
    ヨーロッパ企画
  • 第50回 人工知能について語る時に羽生の語ること|いささか私的すぎる取材後記|みんなのミシマガジン

    2016.05.13更新 「人工知能と対戦してみたい思いはありますか?」 いつもの質問だ。 私は思った。 何度も繰り返された問いは、どこにも行き着かずに彷徨うことになるだろう。今までと同じように。 ところが、壇上の羽生善治は、照れ笑いと苦笑いを足して2で割ったような微笑を浮かべ、言った。 「えーっとですね。ちょっとタイミング的な問題が少しありまして、番組が放送されるのが5月15日なんですけど、その段階ではちょっとそのことについてはまだ何も言えないということなんです。まあ、あの...近々のうちに何かしらのアナウンスはあると思います。申し訳ありませんが、それ以上はまだ言えないんです」 解釈に幅はあるが、含みを持たせる言葉であることは間違いなかった。 羽生と人工知能(あるいはコンピュータ)の勝負という将棋界にとって極めて大きなテーマが動き始めていた。 5月9日、NHKスペシャル「天使か悪魔か 羽

    第50回 人工知能について語る時に羽生の語ること|いささか私的すぎる取材後記|みんなのミシマガジン
  • 「観察映画」で見つめる「選挙」 想田和弘監督インタビュー |今月の特集1|みんなのミシマガジン

    第1回 映画はネタじゃない 単なる風景として流したくない ―― 『選挙』『選挙2』共に、駅の改札から出てくる人たちを長く撮影し続けるシーンが印象的でした。何かそこに思うことがあればお伺いしたいと思います。 想田基的に僕は人ごみが苦手なんです。特に、あの通勤の感じがすごく苦手で、それが嫌でニューヨークに行ったところもあります(笑)。たくさん人がいるのにみんなが無言で、足音も全員が同じ、ザッザッザという感じに戦慄が走るといいますか。 『選挙2』の撮影は、2011年4月3日から4月11日までの9日間でした。震災直後です。川崎にも放射能が降っている。ある意味それはSF的な状況ですよね。むしろSF映画ならば、「荷物をまとめて逃げる人たちで高速道路が渋滞する」という画を想像すると思うのですが、そうではなく、みんな粛々と通勤している。 それにはやっぱり目がいきますよね。それを単なる風景として流したくな

  • 『逢沢りく』ほしよりこさん インタビュー|今月の特集1|みんなのミシマガジン

  • 寄席に行ってみよう。 上方落語編(3)|今月の特集1|みんなのミシマガジン

    『みんなのミシマガジン』でもおなじみの連載「みんなの落語案内」。著者・高島幸次先生は、大阪天満宮の境内にある文化研究所で、日々の研究を進められています。そんな大阪天満宮のすぐ北隣りにあるのが、大阪唯一の落語の定席・天満天神繁昌亭です。 2006年に開席し、以降大人気のこの繁昌亭。編集部・アライも、高島先生のお話しを伺ううちに落語が聞きたくなり、訪れてみてびっくり。なんとも楽しく面白く、一気に夢中になったのでした。 もっと多くのひとに、落語を聞いてほしいし、繁昌亭にも足を運んでほしいなあ...と思い、高島先生にそんなお話しをしたところ、上方落語協会の副会長である桂春之輔師匠との対談を伺えることに! そして、取材日の翌日の「天神寄席」にご出演予定だった落語好きの精神科医・名越康文先生が、この日の昼席にもいらしていたので、特別参加をお願いして豪華な鼎談が実現したのでした。 思わず寄席に行きたくな

    寄席に行ってみよう。 上方落語編(3)|今月の特集1|みんなのミシマガジン
  • 『考える人』編集長・河野通和さんインタビュー こうして私は「考える人」になった。|今月の特集1|みんなのミシマガジン

    嫌な奴とは仕事しない 三島『考える人』の編集長になられた経緯を教えていただけますか。 『考える人』2010年夏号(新潮社) 河野私の前の編集長、つまり創刊編集長は、いま小説家としても活躍している松家仁之(まさし)さんです。その松家さんが退社の意思表明をしたのが2010年の始め。新潮社のある役員が私のところを訪ねてきて、「後任になってもらえないか」という話になりました。松家さんのフィナーレである「村上春樹ロングインタビュー」号(2010年夏号)が発売されたのは、すでに私が編集長を引き継いだ後でした。 (編集部註:松家仁之さんには、ミシマガの「屋さんと私」というコーナーに以前ご登場いただいています。こちらもあわせてどうぞ!) 三島そうだったんですね。すぐに、編集部にはとけこめましたか? 河野『考える人』という雑誌は、編集部をどっしりと構えるのではなくて、編集長以外は兼任のメンバーによって構

    『考える人』編集長・河野通和さんインタビュー こうして私は「考える人」になった。|今月の特集1|みんなのミシマガジン
  • いま、関西で出版をやるということ 三島邦弘×矢萩多聞×丹所千佳 前編|PHPスペシャル×みんなのミシマガジン|みんなのミシマガジン

    PHPをジャックしにいこう!? 三島今回我々ミシマ社の「みんなのミシマガジン」と「PHPスペシャル」が協同編集するということで、最初京都のPHPさんにお邪魔して企画会議をさせていただいたんですが、ほとんどメンバーは初めて顔を合わせた人たちだったんです。学生さんも含めて12人くらいですかね。 多聞そもそも、何をするのかも知らされてなかったんですよね。三島さんに「PHPに行くから」って言われただけで。「えっ、何しに行くんですか?」って聞いても「いや、ジャックだよ、ジャック」としか言われなくて(笑)。 丹所そうだったんですか!? 三島・・・そうだったみたいですね(笑)。そのとき2、3時間の濃密な企画会議をPHPさんの広い部屋でさせていただきました。このときの様子は、ミシマガジンの中の「PHPスペシャル×みんなのミシマガジン」のコーナーで見られるようになっています。その企画会議でまず、今回の特集は

  • 古代文字で写経|みんなのミシマガジン

    プレ第1回 ゆる〜く、かる〜く。古代文字写経のすすめ 2014.03.22更新 「古代文字好き」って案外多いかも 『あわいの力』をお読みいただいた方から「古代文字の部分が面白かった」とか「古い言語に興味がわいた」という感想をいただきました。 実はこれは思ってもみなかったことで、たとえば『あわいの力』の6章の「甲骨文字から「心」の誕生に迫る」で紹介した、「甲骨文字を読んでみよう」という内容などは、今までにもいくつもの出版社さんに「こんなのどう?」と提案をしてきたのですが、ほとんどのところから「それはちょっと」と二の足を踏まれていた内容でした。 今回の『あわいの力』でも、ミシマ社の三島さんに「当にこんなの書いていいんですか?」と確認したのですが、「いいです。面白いです」と言われ、「ほんとかな」と思いながらも書いてみたら「面白かった」という反応をたくさんいただき、正直、びっくりしているのです。

    古代文字で写経|みんなのミシマガジン
    akihiko810
    akihiko810 2014/04/28
    サンスクリット
  • 第25回 羽生について語るときに森内の語ること|いささか私的すぎる取材後記|みんなのミシマガジン

    あの日、森内俊之は思っていた。 勝負の熱の中で、誰にも知られず、1人きりで。 「対戦相手と戦いながら自分とも戦っていました。非常に重いものを背負いながら...。自分が先になってしまっていいものなのかと」 2007年6月29日。第65期名人戦7番勝負最終局。挑戦者・郷田真隆九段との最後の戦いの終盤、勝利を確信した。勝てば名人通算5期となり永世名人の資格を得る。通算4期で並ぶ羽生善治より先に将棋歴史に自らの名を刻むことになるのだ。「木村(義雄14世名人)、大山(康晴15世名人)、中原(誠16世名人)、谷川(浩司17世名人)と来て、次の永世名人は羽生さんがなるんだろうなーと誰もが思っていて、私も思っていたんですけど、自分が先に5期目を取りそうになった時、なんて言うんでしょうか...葛藤がありました」  将棋界について知らない人に「将棋界にはとんでもないものがある」と声を大にして伝えたくな

    第25回 羽生について語るときに森内の語ること|いささか私的すぎる取材後記|みんなのミシマガジン
  • なめらかな会社が好き。|みんなのミシマガジン

    第1回 胡散臭いのが嫌いです。 2013.05.30更新 こんにちは。近藤と言います。「はてな」というインターネットの会社を経営しています。2001年に会社を作ってから、13年目になりました。思えば随分長い時間になってきました。 会社を作ったのは25歳のとき。就職活動をちゃんとやらず、進んだ大学院も中退してぶらぶら、いや、悶々と過ごしていたんですが、ふとしたきっかけで会社を作ろうと思い立ち、気付けば13年もやっています。 よくここまで続いているな、という感覚もありますし、まだこんなところまでしか進んでいないのかよ、という気持ちもあります。まあしかし、それが自分です。それ以上でもそれ以下でもない。たぶんもう一度やってもたいして違いはないでしょう。 なぜきちんと就職活動しなかったかというと、ひとことで言うと胡散臭かったんですね(笑)。 だいたい、中学生になったあたりから、僕は世の中とうまく折

  • 第24回 日本語の数え方――かやはらレポート⑥|へなちょこ古代史研究会|平日開店ミシマガジン

    「数え方」というのは、言葉の古い部分に入るらしい。 言われてみれば、さもありなん。 むかしむかしの人間にとって、「いくつあるか」は、生きていくためにとてつもなく重要な意味をもっていたはずだ。 たとえば、獲物を仕留めたり身を守ったりするために・・・。 その重要な情報を仲間で伝え合うために、言葉は発達したはずだ。 「あっちの山で、シカを3匹見つけた(獲物だ!)」とか、 「さっき、オオカミを5匹見かけた(襲われないように気をつけろ!)」とか、 いのちに関わる大事な情報が、まず真っ先に言葉でやりとりされるようになったのだろう。 もっとも、言葉が昔から文章に仕上がっていたということはないだろうから、 「(遠くを指差しながら)山、シカ、3つ」とか、 「(眉根を寄せて警戒心を示しながら)オオカミ、5つ」みたいに、 意思疎通の主役は表情とボディランゲージで、言葉は名詞と数詞で味付けするぐ

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