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ブックマーク / littleboy.hatenablog.com (34)

  • 『めちゃイケ』の片岡飛鳥氏、再始動! - てれびのスキマ

    10月13日、『1989年のテレビっ子』が文庫化されます!(『タモリ学』に続き2作目の文庫化!) 文庫版『1989年のテレビっ子』書影こちらの書影の帯を見ていただくとわかるとおり、「解説」を書いていただいたのは、なんと片岡飛鳥さん! 言うまでもなく『めちゃイケ』の総監督です! 2022年3月にフジテレビを退社したという報道以来、少なくても僕らが知れるような活動はされていませんでしたが、フリーとなって表立った活動のおそらく最初がまさか僕のの解説だというのに震えます。 片岡飛鳥さんには、『めちゃイケ』終了後、「文春オンライン」で超ロングインタビュー連載「『めちゃイケ』、その青春の光と影」を行なった縁もあり、解説をお願いしたら快諾いただきました。 『1989年のテレビっ子』は、『オレたちひょうきん族』が終わった「1989年」が、テレビバラエティのひとつの転換期になったという趣旨のです。なので

    『めちゃイケ』の片岡飛鳥氏、再始動! - てれびのスキマ
  • タモリにとって「ジャズな人」とは何か---70歳の『タモリ学』 - てれびのスキマ

    明日、8月22日をもってタモリさんは、70歳の誕生日を迎えます。古希! というわけで、昨年も誕生日に合わせて「大タモリ年表」を更新しましたが、今年も一部修正を反映した上で、この1年を追記して更新しています!matogrosso.jp この年表を見ても分かる通り、タモリさんは実に精力的です。 『いいとも!』が終わって少しはゆっくりするのかと思いましたが、ますます元気。特に69歳になって以降の働きっぷりには驚かされます。 中でも特質すべきはやはり昨年10月から始まった『ヨルタモリ』と、今年4月から新シーズンが始まった『ブラタモリ』でしょう。 とりわけ『ヨルタモリ』は「タモリ史」を語る上でも極めて重要な番組ではないかと思います。 「あの人(タモリ)は32年間聞き続けてきた。もう飽々したんだよ。今度はオレのことを聞いてよって。32年間聞いたんだよオレは、昼間からって」 タモリ扮するジャズ喫茶の店主

    タモリにとって「ジャズな人」とは何か---70歳の『タモリ学』 - てれびのスキマ
  • 若林正恭と山里亮太の“ナナメの夜明け” - てれびのスキマ

    1月31日の『ミレニアムズ』は「カスママ」の店に来店したゲスト・柳原可奈子が、「絶対あいつら卑屈疲れしてると思う」とシュートな発言をしたことから、とても刺激的な放送となりました。 この回は、『ミレニアムズ』のひとつの分岐点になるんじゃないかと思い、日刊サイゾーの連載コラムにも書きました。 柳原の一言に南キャン山里大慌て - 日刊サイゾー というわけで、ブログの方には、柳原とミレニアムズのメンバーとのトークを書き起こしてみたいと思います。 なお、コーナーの設定は、春日扮するカスママの店にお客さんとして柳原可奈子が訪れたというものです。その常連客が『ミレニアムズ』の番組ADの“3人娘”にゃんちゅう(山里)、なべこ(若林)、オーサワ(村)。書き起こしはわかりやすく役名ではなく人の名前で記しています。 柳原: 仕事でコントやってるんだけどさ、人間観察的な、人のことナナメじゃないけど、そういうよ

    若林正恭と山里亮太の“ナナメの夜明け” - てれびのスキマ
  • 1989年はテレビバラエティの転換期だった! 「1989年」テレビ年表 - てれびのスキマ

    今月2月17日、ついに新刊『1989年のテレビっ子』が双葉社より発売になります! 正式には「たけし、さんま、タモリ、加トケン、紳助、とんねるず、ウンナン、ダウンタウン、その他多くの芸人とテレビマン、そして11歳の僕の青春記」という長ーいサブタイトルが付きます。 1989年のテレビっ子 -たけし、さんま、タモリ、加トケン、紳助、とんねるず、ウンナン、ダウンタウン、その他多くの芸人とテレビマン、そして11歳の僕の青春記posted with amazlet at 16.02.07戸部田 誠(てれびのスキマ) 双葉社 売り上げランキング: 35,275 Amazon.co.jpで詳細を見る ページ数400ページになる単行です。 内容はそのタイトルどおり、1989年をめぐるテレビに出る人、テレビを作る人、そしてテレビを見る人のノンフィクションにして、青春群像劇です! つい先日、担当編集とともに約

    1989年はテレビバラエティの転換期だった! 「1989年」テレビ年表 - てれびのスキマ
    akihiko810
    akihiko810 2016/02/08
    『1989年のテレビっ子』
  • 田原総一朗の過激な青春- てれびのスキマ

    田原総一朗といえば、最近は「割と朝までやってる人」(千原ジュニア)というイメージしかないかもしれない。 しかしながら、彼は若き頃、今の放送コードぎりぎりな芸人あるいはアングラ劇団、パンクロッカーなどなどが束になっても敵わないような過激すぎる活動をしていた。しかも会社員時代に。 そんな田原が5月27日に放送された「クメピポ」に出演し、当時のことを振り返っていた。 田原は1964年から1977年まで東京12チャンネル(現・テレビ東京)でディレクターとして、ドキュメント番組などを制作していた。 「他局がオンエアできないような番組を作ろうと思った」という田原。 テレ東ってテレビ番外地って言われたの。誰も(チャンネルを)12まで回しませんよ。 だからそこで見てもらうためには他の局が絶対やらないようなものをやらなきゃダメ。 しかもね、そりゃ、NHKやTBSは(スタッフも)能力があるのが行ってる。 テレ

    田原総一朗の過激な青春- てれびのスキマ
  • 西加奈子という救い - てれびのスキマ

    1月15日、西加奈子が『サラバ!』で第152回の直木賞を受賞したことが発表されました。 サラバ! 上posted with amazlet at 15.01.21西 加奈子 小学館 売り上げランキング: 19 Amazon.co.jpで詳細を見る 西加奈子といえば又吉直樹や若林正恭、光浦靖子といったお笑い芸人にもファンが多いことで知られています。 またテレビなどで見ると、たとえ小説を読んだことがなくても、その愛らしい人となりと語り口で一発でファンになってしまう魅力がある人です。 最近も、『SWITCHインタビュー達人達』で椎名林檎と対談し、その魅力を発散させていました。(こちらは、2月7日に直木賞受賞記念ということで再放送されるそうなので未見の方は是非!) 直木賞受賞直後の1月17日には「人生で一番チヤホヤされてます」と愛らしい笑顔で『王様のブランチ』に出演。 西: と一緒に住んでて

    西加奈子という救い - てれびのスキマ
    akihiko810
    akihiko810 2015/01/21
    西加奈子テレビでの発言
  • タモリの生きる“コツ” - てれびのスキマ

    10月27日早朝(26日深夜)に放送されたNHKラジオ『ラジオ深夜便』「萩欽一の人間塾」第7回のゲストはタモリでした。 萩欽一とタモリというなかなか見る(聴く)ことができない組み合わせ。この二人の接点というと、『笑っていいとも!』「テレフォンショッキング」(14/2/14)に出演した際、突然タモリが欽ちゃんの家を訪ねてきて驚いたという話をしています*1。 ちなみに「大タモリ年表」では以下のように書きました。 ▼1979年10月6日、『欽ちゃんのドンとやってみよう』(フジテレビ)にゲスト出演。 この頃、タモリは放送作家の大岩賞介に誘われて、萩欽一がパジャマ党の作家たちと仕事をしていた家に突然訪れている。タモリは萩もいるとは知らなかったというが、突然の訪問に驚きつつも迎え入れた萩や作家を前に数時間にわたり持ちギャグを繰り広げ、作家たちを笑わせ続けた。若い作家たちがタモリを絶賛し続ける

  • 「天下を獲るためには手法を一回更新しないといけない」吉田尚記のアイドル論 - てれびのスキマ

    10月から始まったフジテレビの新番組に『アフロの変』があります。 これは、ダイノジ・大谷ノブ彦、レキシ・池田貴史という異色の組み合わせのMCに℃-ute・岡井千聖を加えた3人が、「様々なジャンルの変なモノを紹介する」という番組です。 プレゼンするのはMC陣に加え、各界の最先端的な人たち。 そして初回に登場したひとりが、「よっぴー」*1こと吉田尚記でした。アイドルファンで知られるニッポン放送のアナウンサーです。ですから吉田が紹介するのはもちろん、アイドル。℃-uteの岡井を目の前にし、恐縮しつつも「これから天下を獲るグループ」として℃-uteでもハロプロでもないアイドルグループを紹介すると言うのです。 吉田はまず、その前提となる持論を発表します。 吉田: アイドルは天下を獲るためには手法を一回更新しないといけない。 そして、アイドル界全体のことを解説し始めるのです。この吉田が振り返る近年のア

    「天下を獲るためには手法を一回更新しないといけない」吉田尚記のアイドル論 - てれびのスキマ
    akihiko810
    akihiko810 2014/10/29
    >一番はじめのレギュラー公演から前半が舞台、芝居の演出で、後半がダンスっていう構成
  • テレビ局の人格 - てれびのスキマ

    能町みね子さんの代表作のひとつに『雑誌の人格』があります。 雑誌の人格posted with amazlet at 14.07.14能町 みね子 文化出版局 売り上げランキング: 6,929 Amazon.co.jpで詳細を見る これは、それぞれの「雑誌に人格をつける」というものですが、その説明では分かりにくいので能町さん自身による「まえがき」を引用します。 ある雑誌を読んで、そこから読者像を独断と偏見で想像しました。記事内では、その雑誌の人格を「(雑誌名)さん」と呼び、年齢、容姿、家族構成から趣味まで勝手に考えて、一人のあるいは複数の人格として作り上げています。 そうやって作りだされた「人格」はどれも確かに「いそう!」で、何より魅力的。その愛すべき人格を通して、実際のその雑誌を手にとって見たくなる傑作です。 ところで、そんな『雑誌の人格』に倣って『久保みねヒャダこじらせナイト』では鉄道の

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    akihiko810
    akihiko810 2014/07/14
    『久保みねヒャダこじらせナイト』
  • オードリーの発見 - てれびのスキマ

    「最近僕は山里亮太っていう男を見失っているんですよ」というオードリーの若林の言葉が発端となった企画が放送されたのが6月20日、27日深夜の『もっとたりないふたり』(日テレビ)だ。 若林: もう一度、山ちゃんを一から知りたいということで。じゃあ、何で一番知れるのかっていうとネタ帳だったわけですよ。 山里: 正直、他人に見せるものじゃない。ネタ帳が誰よりも何よりも自分のすべてが書いてあるんです。親も知らないような、相方ももちろん知らない。誰も知らないことが唯一書ける、全てを知ることができるのがネタ帳なんです。 若林: 驚きました。 山里: 無修正ですよ、これ。 若林: だから家にあるネタ帳、全部持ってきてくださいってことで。これが全部、山ちゃんの家に残ってる… 山里: 72冊だって。すっごいよね。 若林: 「ヤバいの抜いてねえか?」っていう時期があったんですよ。「おい、山里?」と。そしたら追

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    akihiko810
    akihiko810 2014/06/25
    オードリーネタ帳
  • タモリ、又吉、東京ポッド、マツコ……それぞれの「東京」論 - てれびのスキマ

    『笑っていいとも!』終わってしまいましたね……。 いまだに呆然としてしまっています。素晴らしい、夢の詰まったフィナーレだったと思います。 不遜なことを言えば『いいとも』「グランドフィナーレ特大号」のエンディングが『タモリタモリにとって「タモリ」とは何か?』の最後の締めにつながったのではないかと思います。 タモリタモリにとって「タモリ」とは何か?posted with amazlet at 14.04.01戸部田誠 (てれびのスキマ) イースト・プレス 売り上げランキング: 94 Amazon.co.jpで詳細を見る ちなみに『いいとも』「グランドフィナーレ」については「日刊サイゾー」の連載コラムに書かせていただきました。 キング・オブ・スタジオドキュメント『いいとも』の終わり方 - 日刊サイゾー さて、そんな『いいとも』の最終期の人気コーナーのひとつが金曜日の「目指せ!言葉の達人」

    タモリ、又吉、東京ポッド、マツコ……それぞれの「東京」論 - てれびのスキマ
    akihiko810
    akihiko810 2014/04/02
    個人的には「何でもあるのに何も無い街」(劇団ひとり)につきる。金がないとできない娯楽ばかりだし、金なくてできる、あるいは真に価値ある体験は人的資本に依存する。「東京にいるのに何もない」は地方より病む
  • 爆笑問題の“逆説” - てれびのスキマ

    今から20年以上前、デビュー後わずか2年足らずで爆笑問題は『60分放し飼い』という枠を任されている。実は『LIVE笑ME』でチャンピオンになった特典として与えられ、その番組タイトル通り、60分自由に使ってもいいというものだったという。 そんな経緯で全編が「テレビの攻撃性」をテーマにした爆笑問題のコントという『爆笑問題スペシャル 黒い電波』は1990年3月4日に放送された。 2014年2月4日の『爆笑問題カーボーイ』によると放送されたコントは以下のようなものだったという。 『ドッキリカメラ』 田中は子供を亡くした父親役。幼い子供を事故で亡くし、その子の遺影がある仏壇の前で泣いている。 そこで電話がかかってくる。 「もしもし。○○病院さんですか?」 「実はお子さんが亡くなったのは間違いで別のお子さんでした。おたくのお子さんはケガはされたけど生きています」 「ホントですか!?」 という子供の死が

    爆笑問題の“逆説” - てれびのスキマ
  • その街の岡宗秀吾 - てれびのスキマ

    (※一部修正しました。) 阪神淡路大震災から16年が経とうとしている。 僕らはその悲劇の大きさ故、目をそらしがちだ。 昨年、震災15周年で放送されたNHKドラマ『その街のこども』は大きな反響を呼び、この度、再編集され異例の映画化にまでなった。この作品は、森山未來と佐藤江梨子という共に震災経験者を主演に、紋切り型の悲劇・感動路線ではない、リアリティのある視点と演出が大きな話題になった。 その1年前、森山未來はNHKの同企画で『未来は今』というセミドキュメンタリーに参加している。『その街のこども』はそのアンサードラマといってもいい位置づけだろう。『未来は今』は、森山未來が「震災のドキュメントを作る」というメタドキュメント的ドキュメンタリーで、実際に森山未來が「伝える」という行為に悩み苦しむ姿が描かれている。作品の冒頭、ラストのナレーション録りができなくなって考え込む森山が映しだされる。 「この

    その街の岡宗秀吾 - てれびのスキマ
    akihiko810
    akihiko810 2014/01/23
    阪神淡路大震災15周年で放送されたNHKドラマ『その街のこども』
  • “博学の虚人”荒俣宏の諦め- てれびのスキマ

    「荒俣さん自体は妖怪ですよ。人類の顔してるけどね、混じってるんですよ。人が気がつかないし、またそういうものが存在しないと思っているから、上手く紛れ込めるんです」 人自体が妖怪ではないかと囁かれる水木しげるをして「妖怪」と呼ばれる男がいる。 荒俣宏である。 2月21日に放送された『オデッサの階段』で「荒俣宏のファンタジー」と題してその荒俣宏が特集されていた。 「人は好きなものだけに囲まれて生きると、どうなるのか?」と。 荒俣宏は作家、博物学者にして翻訳家。 小説『帝都物語』は350万部を越える大ベストセラーを記録。映画化もされた。『世界大博物図鑑』はサントリー学芸賞を受賞。 珍品収集家や妖怪評論家の顔も持っているが、その実体を僕らはまったく掴めない。 荒俣「変わっている所があるとしたら、ものすごく諦めが良いって言う事じゃないかと思いますね。小さい頃から人生は諦めであると。出世するとか、女に

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  • 追悼・出川哲朗 - てれびのスキマ

    今年4月からTBSで始まった『タカトシの時間ですよ!』は元々は、モノマネ芸能人を集めたスナック「カメレオン」や井上小公造が芸能人のスクープを発表する「井上書店」などタカアンドトシとゲストが、芸能人たちの営む各店舗をはしごしていく、という内容の番組だった。 しかし早くもおかしな方向に変化し始めている。いい意味で。 先日は水道橋博士が女芸人を集め、その歴史を大胆に振り返るという濃度の濃い企画を放送したかと思えば、今度は「もしも出川哲朗が死んだら…」という抗議覚悟の擬似葬儀が放送された。 「アフリカ象にローラーブレード履かせるロケで事故」で亡くなったという設定の“出川哲朗のお通夜”は出川と関係の深い松村邦洋、キャイ〜ン天野、よゐこ、千秋、ずん飯尾が集まり、彼の思い出を語り合い、その教えを振り返り、手紙を贈るという愛と笑いに満ちたものだった。 まずは参列者たちが出川の思い出を語り合う。 出川のエピ

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  • 中居正広の視点 - 2011-07-30 - てれびのスキマ

    『27時間テレビ』の放送を終えた後の一発目のラジオ『ナインティナインのオールナイトニッポン』(7月28日深夜放送)では「裏話がなければラジオじゃないじゃん!スペシャル」として『27時間テレビ』の裏話を二人が率直に語り非常に興味深いものだった。 その放送も1時間を過ぎ、『27時間テレビ』の話題もひと通りしたところで突然、 岡村: おいおいおい、 矢部: スペシャルゲスト来ましたよ、みなさん! 岡村: マジかいな? 矢部: スペシャルゲスト国民的アイドル中居正広さんです! と、もう一人の総合司会中居正広が登場した。 中居とともにもう一度『27時間テレビ』を振り返る3人。 とても真っ只中で司会をこなしていたとは思えない冷静な視線と的確な分析で振り返る中居。それは驚嘆に値するもので、現在のテレビ界随一の司会者としての能力の高さの一端を窺い知ることができる。 「佐野、画に入るな!」の真意 矢部の10

    中居正広の視点 - 2011-07-30 - てれびのスキマ
    akihiko810
    akihiko810 2011/07/31
    ここは仲居のひとり勝ち。空気読む力ハンパない >あん時も矢部っちがいたらどうすんだろう?って思って見てた。俺、一回も(岡村にボールを)投げなかったもん。これ、ダメだと思って
  • 木皿泉を知るためのブックガイド- てれびのスキマ

    ゼロ年代もっとも重要なテレビドラマ脚家のひとりを挙げよ、と言われればまっさきに僕は木皿泉を挙げるだろう。 木皿泉は『すいか』(03年)、『野ブタをプロデュース。』(05年)、『セクシーボイスアンドロボ』(07年)、そして『Q10』(10年)と寡作ながら心に深く残る作品を生み出した。しかし、その重要さの割に、彼らはメディアで大きく取り上げられることは少ない。三谷幸喜、宮藤官九郎、大根仁、岡田惠和ら同時代の脚家と比べるとそれは明らかだ。 そこで、数少ない彼らが登場した紙メディアをざっくりと紹介したい。 二人の木皿泉---『AERA 2010年10月25日号』 木皿泉は和泉務(いずみつとむ=通称:大福)と鹿年季子(めがときこ=通称:かっぱ)の夫婦による2人1組の脚家である。(なお、当エントリーの呼称は、引用部分を除いて、現在使用されている通称=大福とかっぱに統一します。) その数奇な経歴

    木皿泉を知るためのブックガイド- てれびのスキマ
  • 「60歳でテレビからは一線を退く」 明石家さんま、大いに語る。 - てれびのスキマ

    (※一部修正しました) 千原ジュニアをゲストに招いた『さんまのまんま』ではジュニアが手土産として「吉興業の後輩たちからの質問」持参。に対してさんまが真剣に己の芸人像を答え、その内容があまりに濃密だった*1ためか、この番組では異例の前後編(関東圏では6月25日と7月2日)に分けての放送となった。この一問一答はあまり各媒体などでインタビューを滅多に受けたがらない*2明石家さんまの数少ない貴重すぎるインタビューとなるはずなので記録しておきたい。 さんまさんはネタ帳はお持ちなんでしょうか?(じゃぴょん 植村からの質問) ネタ帳は持ってないなぁ。年に一度、コントライブやってるからレポート用紙とかには書くけど。今俺が見ても分からへん。口頭で次の日に説明するから「ジミー、植木屋」とか書いてあるだけで、1年経ったら「なんや?」ってなる。 だからネタ帳はないね。 ―――コントはどうやって作るんですか?全部

    「60歳でテレビからは一線を退く」 明石家さんま、大いに語る。 - てれびのスキマ
  • 江頭2:50、いわきへ行く。 - てれびのスキマ

    前回のエントリ「その時、芸人たちは何を語ったか。」でも少し触れましたが、江頭2:50は原発事故の風評被害で物資が届かないと問題になっている福島県いわき市に自らトラックを運転して救援物資を届けにやってきてくれました。 いわき市民としてその報を知ったときは嬉しすぎて涙が出ました。しかし、最初の報はミクシィ経由のTwitter情報ということで、まだ信憑性という点で疑問が残っていました。それでも、エガちゃんだったらやってくれてそうと思わせてくれる実績と伝え聞く人望があったのでそれだけでも僕は胸がいっぱいになっていました。程なくして、北野誠らが裏を取りその噂が真実であることが判明しました*1。結果、新聞報道に至りながらも人は「恥ずかしがり屋だから」とコメントは出していませんでした。 そして、4月1日。 ようやく自身唯一のレギュラー配信番組『江頭2:50のピーピーピーするぞ!』で待望の人による証言

    江頭2:50、いわきへ行く。 - てれびのスキマ
  • タモリの期待を裏切らない複雑な家系- てれびのスキマ

    タモリの大きな魅力のひとつに「何となく謎めいている」というのがあると思います。 そんな中、その生い立ちや幼少期については、ほとんど人から語られたことはないと思います。 その複雑な家系が人が語りたがらない理由の一つだというのが漏れ聞こえてくるくらいです。 しかし、実は1988年の「徹子の部屋」にて、この複雑な家系について人が詳しく明かしているようです。 その要点が簡潔に分かりやすくまとめられているのがこちらのエントリーです。 ■タモリの家系に関するメモ(あんたジャージでどこ行くの) 期待を裏切らない複雑さ! 語りたがらない*1のがよく分かるその難解さ! 明かしてなお深まる底知れぬ神秘! まさにタモリミステリー! 普通、謎を解くとその魅力が薄まることが多いのですが、この話は、現代のおとぎ話と言っても過言ではないタモリ発見デビュー話と並んで、タモさんの魅力をさらに強化するものだと思います。

    タモリの期待を裏切らない複雑な家系- てれびのスキマ