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BOOKと宗教に関するakihiko810のブックマーク (10)

  • 宗教2世を宗教被害者としてのみ論じることの問題について~荻上チキ編著『宗教2世』書評~|タサヤマ

    今回のnoteでは、荻上チキさん編著『宗教2世』の問題点をいくつか書いていきたいと思います。 記事の執筆にあたっては、2022年の12月18日にオンラインで行った同書の読書会で出た参加者の感想も随時付記していきます。同読書会に参加されたのは、創価学会2世が私を含め6名と、世界平和統一家庭連合(以下、旧統一教会)2世が1名です。年齢は20代から40代で、全員男性。組織活動の程度や、信仰のあるなしについては幅がありますが、一人以外現役メンバーです。 『宗教2世』は2022年11月に太田出版から刊行された書籍です。 内容的にはざっくりと、①TBSラジオ「荻上チキ・Session」で特集された「シリーズ・宗教2世」の放送内容を増補したパートと、②「社会調査支援機構チキラボ」が行った「宗教2世」への大規模アンケート結果の分析と個々の自由記述欄の回答をまとめたパート、あとは補足資料的に③宗教2世を描

    宗教2世を宗教被害者としてのみ論じることの問題について~荻上チキ編著『宗教2世』書評~|タサヤマ
  • 鈴木エイト『自民党の統一教会汚染 追跡3000日』雑感 - 誰がログ

    はじめに 総評とちょっとした心配 電子書籍でも出ているのは大変ありがたい 書全体の特徴:平易な文章と具体性 スルーされるのではという心配 鈴木氏の姿勢と社会への投げかけ おわりに はじめに 鈴木エイト著『自民党の統一教会汚染 追跡3000日』を読み終えたので簡単な感想を記しておきます。通勤時間に少しずつ読んだので思ったより読了まで時間がかかってしまいました。 自民党の統一教会汚染 追跡3000日 作者:鈴木エイト小学館Amazon 私自身は宗教、政治や法といったトピック、分野についてはほとんど素人ですので、その辺りにもっと詳しい人々や専門家の評価、議論、批判等を(もっと)読んでみたいと考えており、この記事がそのきっかけの1つになったりしないかなという淡い期待があります。 なお、ここからごちゃごちゃ書いていきますが、興味のある方は(この先は読まずに)まず買って読み始めることをおすすめします

    鈴木エイト『自民党の統一教会汚染 追跡3000日』雑感 - 誰がログ
  • 仲正昌樹『統一教会と私』 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    あるオンライン署名活動*1をきっかけに、統一教会が話題になっている。 私は、統一教会はカルトであり、入会を希望しない限りは決して近づかないほうがいい団体だと考えている。ただし、悪魔化するものよくないと思い、たしか仲正昌樹氏が自分の入信体験をにしていたと記憶していたので、検索して見つけた。タイトルもストレートな『統一教会と私』である。 統一教会と私 (論創ノンフィクション 006) 作者:仲正昌樹 論創社 Amazon このは、以前、出版された『Nの肖像』を増補・新装で出版社を変えて出したらしい。 Nの肖像 ― 統一教会で過ごした日々の記憶 作者:仲正 昌樹 双風舎 Amazon 大変面白いだったが、なんとも言えない。まず、こので仲正さんは統一教会の教義やシステム、勧誘、信者の活動について明確に説明している。教義については、従来のキリスト教との聖書の解釈の違いがわかりやすく述べられる

    仲正昌樹『統一教会と私』 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
  • 『禅と福音 仏教とキリスト教の対話』を読む - 関内関外日記

    禅と福音: 仏教とキリスト教の対話 作者: 南直哉,来住英俊 出版社/メーカー: 春秋社 発売日: 2016/08/22 メディア: 単行(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 南 キリスト教の場合、「神がこの世界をつくった」とか「最後の審判がある」ということが神の言葉として聖書に出てくる以上、これを否定したらキリスト教にならない。ところが仏典は、どこからどこまで読んでも、悟った瞬間どうなったかといった話はない。ニルヴァーナがどういう状態なのか、ニルヴァーナが何であるか、まったくわからない。 結局、一番肝心要のことは読んだ人間が想像して解釈するしかない。その真偽を判定する根拠はパーリ経典のどこにもない。テーラワーダの人が何を言っても「あんたはそう思うのね」以上の話にはならない。 おれは仏教をいろいろと読んでいたが、仏教徒と異教徒の対話というものは読んだことがなかった。山折哲雄と

    『禅と福音 仏教とキリスト教の対話』を読む - 関内関外日記
  • となりのイスラム 内藤正典先生インタビュー|今月の特集1|みんなのミシマガジン

    第1回目は、イスラムという宗教について。 これはイスラム的に正しいか......って、どうやって決めているんだろう? なんで飲酒は禁止されているの? お話を伺いました! 「イスラム国」はイスラムか ―― 日人のなかには、今回の「イスラム国日人拘束事件」があったことで、はじめて「イスラム」という名を知った人も多いと思います。 内藤あのとき、日にいるイスラム教徒の人が「イスラム国」という名前を使わないでくれ、と嘆いているのがニュースになっていましたね。嘆くのは無理もないことだし、気持ちもすごくよくわかる。「イスラム国」からイスラムを知るのでは、あまりに来のイスラムからかけ離れたものになってしまう。でも、「あれはイスラムでも国でもない」って言ってもしょうがないんです。むしろ、イスラム世界、あるいはイスラム教徒の社会から生まれた、今まで見たこともないような深刻な病であると言うしかないと、

    となりのイスラム 内藤正典先生インタビュー|今月の特集1|みんなのミシマガジン
    akihiko810
    akihiko810 2017/05/15
    『となりのイスラム』ヨーロッパ移民のムスリムからみるイスラム社会。平易でかなり読みごたえがあった
  • 大田俊寛「オウム真理教の精神史  ロマン主義・全体主義・原理主義」 - 読書日記

    夏の間、読書日記が書けなかった理由の、もう一つが書。書を読んだ直後に、著者による、ほぼ同じテーマの新刊「現代オカルトの根源:霊性進化論の光と闇」が出版され、こちらのほうも合わせて読むことにした。この日記を始めて以来、最長の感想。うまく感想にならず、下手な要約になってしまった。いま、なぜオウムなのか?。僕自身は、これまでにオウム真理教が出版した大量の・雑誌の類を、読もうと思ったことも、読んだこともまったくない。彼らが主張している教義など、どうせ既存の宗教やトンデモからの寄せ集めで、とうてい読むに耐えないもの、という認識だったからだ。しかし、その「読むに耐えない教義」が、多くの若者を動かし、信徒を増やし、遂には国家の転覆を企む集団を造り出したことも事実である。また、以前のエントリーでも書いたが、若い仏教徒の一部が「自分もオウムに入っていたかもしれない」と告白したことにも驚かされた。さら

    大田俊寛「オウム真理教の精神史  ロマン主義・全体主義・原理主義」 - 読書日記
  • 【読書感想】イエス・キリストは実在したのか? ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    イエス・キリストは実在したのか? 作者: レザーアスラン,Reza Aslan,白須英子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/07/10メディア: 単行この商品を含むブログ (11件) を見る 内容紹介 全米騒然の大ベストセラー 救世主(キリスト)としてのイエスは実在しなかった。いたのは、暴力で秩序転覆を図った革命家(ゼロット)としてのイエスだった。 内容(「BOOK」データベースより) 「聖書」はもともと、イエスの死後布教に携わったイエスの使徒たちの手紙や文書を、ひとつに編んだもの。著者は、それぞれの弟子たちの文献、聖書以外の歴史的な史料を比較調査することにより、聖書で、何が捏造され、何が史実から落とされていったかを明らかにしていく。イエスとは実際にはどのような人物だったのか?そしてイエスは何を実際に説いていたのか?そしてそれがどのように変質して、世界宗教へと飛躍していったの

    【読書感想】イエス・キリストは実在したのか? ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    akihiko810
    akihiko810 2014/08/13
    イエス・キリストの「博愛主義者の宗教家」ではなく、「ローマの支配から、ユダヤ人を解放しようとしていた革命家・社会運動家」
  • 呉智英『つぎはぎ仏教入門』を読む(1) - ひじる日々

    つぎはぎ仏教入門 作者: 呉智英出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2011/07/23メディア: 単行購入: 9人 クリック: 84回この商品を含むブログ (33件) を見る 筑摩書房のIさんより呉智英氏の新刊『つぎはぎ仏教入門』を献いただきました。 『封建主義者かく語りき』『現代人の論語』『マンガ狂につける薬』などの著書がある評論家の呉智英氏は、実はそうとうな仏教書読みでもあったそうです。 僕は個人的に、呉智英氏が高田馬場で開いていた論語素読の私塾『以費塾』に通っていたので、学恩に報いるためにも、書評とまでいきませんが、何回かに分けての内容紹介と寸評を試みたいと思います。 専門家が書いた仏教書は、緻密な記述によって、まるで深い森のような荘重な趣を漂わせているけれど、読む者はその深い森に迷い込んでしまい、出口は見えない。そんな仏教書を、蛮勇を振るって好きなように読み、仏教書以外の

    呉智英『つぎはぎ仏教入門』を読む(1) - ひじる日々
  • 宮崎哲弥&呉智英『知的唯仏論』

    宮崎さんから頂戴しました。ありがとうございます。しかしこの対談は題名通りに知的刺激に満ちてますね。最初は宗教マンガ(僕も名作だと思う『祝福王』など)を題材にしてわりと軽めに話題に入るのですが、書の主要部分といっていい第二部の「宗教と「この私」」は濃密な仏教論というだけではなく、近代、意識、キリスト教や現代西洋思想の問題領域、そして個々の生き方までするどく切り込んでいきます。主に話し手は宮崎さんですが、要所要所で呉氏が問題を提起してさりげなくリードしていくのがある意味にくい(笑。 「宮崎:私の考えでは、仏教は、先に縷説した独我論的な思考を内側から破る方途を提供できる、たぶん唯一の実践哲学なのに、誰もそこに注目しない。「「この比類なき私」から入り、「縁起する無我」で出る」仏教だからこそ可能は「救済」ですのに」(240頁)。 「この比類なき私」から入り「縁起する無我」で出る宗教という発言は、第

    宮崎哲弥&呉智英『知的唯仏論』
  • 上祐史浩「オウム事件 17年目の告白」 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    オウム事件 17年目の告白 作者: 上祐史浩,有田芳生(検証)出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2012/12/17メディア: 単行購入: 1人 クリック: 31回この商品を含むブログ (10件) を見る事情があって読んだのだが、なんとも言えないだった。 上祐さんは1987年に出家し、オウム真理教の「麻原の高弟」として教団の幹部を勤めていた。1995年の無差別殺人事件、さらにはその前の阪弁護士殺人事件も教団の犯行であると知りながら、広報部長としてマスメディアで真実を偽り、抗弁を繰り返した。「ああ言えば上祐」という言葉が流行ったほどである。 しかし、教団の犯行が次々と明らかになる中、上祐さんも文書偽造の罪で逮捕され、実刑判決を受け服役することになった。釈放後は、「アレフ」と改名した教団の代表となり、改革を進めていくが、内部分裂。現在は、「ひかりの輪」という団体を新たに立ち上げ、「アレ

    上祐史浩「オウム事件 17年目の告白」 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
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