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reviewと文学に関するakihiko810のブックマーク (11)

  • 有沢翔治の読書日記

    2024年08月01日18:35 河東碧梧桐『碧梧桐俳句集』(岩波書店) カテゴリ詩歌 mixiチェック 概要 河東碧梧桐は「赤い椿白い椿と落ちにけり」の句が知られている。しかし、字余り、季語が二つなどの基からは逸脱しているもののまだ、彼の句としては大人しい。自由律、口語、そして親字とは関係なくルビを振るようになる。このルビ俳句を巡っては、俳句に保守的な高浜虚子と対立した。今見ても斬新な碧梧桐の俳句、二千句を収録。 はじめに エズラ・パウンドなどが俳句に影響を受けて詩を作ったと知る前から当前ながら中高生の時に国語の授業で俳句に触れていました。不思議と種田山頭火の「分け入っても分け入っても青い山」、尾崎放哉の「咳をしても一人」など自由律俳句が好きでした。しかし、「赤い椿白い椿と落ちにけり」は知っていたにせよ、河東碧梧桐が自由躍俳句を詠んでいたとは知りませんでした。 正岡子規の俳句「碧梧桐の

    akihiko810
    akihiko810 2014/09/13
    >wikipediaや「解説」に書いてあることをそのまま書いても余り意味がない、を信念に書評もどきを書いています。大事なのは自分がどう思ったのか。そしてそれはどうしてか?
  • 名作を読む

    志賀直哉の小説の題材のほとんどは自分が体験したことである。いわゆる私小説といわれるものが大半である。  志賀の最高の傑作が「城の崎にて」であることを認めるのに私はやぶさかでない。この小説は私小説の最たるものであるが、おもしろさまたはうまさという意味で傑作なのが「赤西蠣太」だと私は思っている。  「赤西蠣太」は志賀の作品の中では異色である。この小説歴史を題材にして、ストーリーのおもしろさを追求している。私は「赤西蠣太」を読んだとき、志賀の違った面を見た思いがした。ストーリーテラーとしても志賀は一流だと思った。 「赤西蠣太」は仙台藩で起こった伊達騒動を背景とした短編である。  伊達騒動は歴史上たいへん有名な騒動で歌舞伎の「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」はこの騒動を扱ったものである。  伊達騒動といえば、原田甲斐が悪人と相場が決まっているが、実は原田は悪人どころか、仙台藩の分割を狙う幕府

  • 外国文学レビュー

  • 世界文学案内

    下記の作品案内は、代表的作家の生涯・主要作品が要領よく解説され、さらに充実の翻訳文献を付した、現在入手しうる最良の文学案内として好評を得ている世界文学シリーズからの一冊、「イギリス文学案内」(朝日出版社)より引用しています。 ヴァージニア・ウルフ Virginia Woolf(1882-1941) 小説家 …………………………………………………… 解説 1927年に出版されたウルフの代表作で、スコットランドのヘブリディーズ諸島の中の一つであるスカイ島を舞台に、ラムジー夫人を中心にした登場人物たちの意識の世界を描写し、幻想と現実が交錯した象徴的な名作である。この長編は3部にわかれ、第1部は第1次大戦前の9月のある午後から夜にかけて、第2部はその後の10年間、第3部では10年後の9月のある朝から正午までが描かれている。 梗概 第1部「窓」(The Window) 燈台がよく見える別荘の窓のそば

    akihiko810
    akihiko810 2012/10/16
    あらすじ
  • Penny Lane - livedoor Blog(ブログ)

    好きな作家のを読めるというのは、なんて幸せなことなんだろう。しかも、それがまだ未読のものであるなら尚更だ。とはいえ、いつもこの調子で読んでいたら、すぐに未読のものはなくなってしまう。ジレンマだ。もったいない。とうとう読んでしまった。 エーリヒ・ケストナー(池田香代子訳)『ふたりのロッテ』岩波少年文庫、2006年。 ケストナーを読むたびに、大きく揺さぶられる。恋人がいた頃には、彼女にも読み聞かせてやらなきゃ、と駆り立てられたものだ。今はそれがない。その分、何だか寂しくなってしまった。『ふたりのロッテ』ほどの作品を、たった一人、暗い部屋の中で読んでしまうなんて。作中に登場するお父さんは芸術家だ。こんな一節があった。 「「ほんものの芸術家」たる者は孤独に耐えるべきだ」(72ページ) それがどれだけ寂しい考え方だか、ケストナーは声高に主張する。そんな彼も芸術家だ。ケストナーも当然、これを

  • キッチンに入るな

    [前回…] ■ なにしろ、みんな同じことを言っていたのである。 『八月の光』(新潮文庫)、訳者・加島祥造の「あとがき」より: 《しかし彼の作品では三十四歳の時の『サンクチュアリ』が凄まじい暴行シーンで世間に知られたのみで、あとはほとんど世間の注目を得ず、一九四五年には彼の一七冊の創作集はすべて絶版になっていた。しかし彼の評判は翻訳を通じてフランスで高まっていた。また一九四六年には『ポータブル・フォークナー』という編集が出たが、その冒頭に載ったマルコム・カウリーの紹介文によって、アメリカでの評価は画期的な転換を行いはじめた。一九五〇年、五十三歳の年にノーベル文学賞を受け、「自分は人間の終焉を信じない」という非常に格調の高い演説を行い、後につづく作家たちを励ました。》pp.657-658 * 太字は引用者、以下同じ 『アブサロム、アブサロム!』(講談社文芸文庫、下巻)、訳者・高橋正雄の「解説

  • 絲山秋子『ニート』(角川文庫)|ボクノタメニ泣イテクレ > 書評

    絲山秋子『ニート』を読んだ。 タイトルだけを見て判断してはいけないだと思う。この著者は決して類型を描いているわけではない。テレビで特集されるようなニートなんて出てこない。そういう疑念は捨てていい。ただ、世間的にはニートと呼ばれるのかもしれない、そういうどうしようもなく行き詰った生き方の男が出てくるだけだ。彼はまったく典型的なニートではない。その意味で、この作品に通り一遍のリアリティは希薄だ。こんな男の存在は簡単には想像も共感もできない。それを受け入れる女も然り。が、それを共感させる。この共感は性別を超える。いや、性別に限らずあらゆるカテゴライズを拒否している。 表題作の「ニート」とその後日談である「2+1」で描かれるふたりの関係性は、友人だとも恋人だともいい難い。ともすれば拾ってきたでも飼っているように見える。自立させたいのか、ペットにしたいのか、それすらも曖昧模糊としている。ドライな

  • 絶対安全文芸時評 第17回スペシャル・ヴァージョン(「スタジオボイス」連載) | エクス・ポ日記

    【先月の十編】(順不同) 「やさしいため息」青山七恵(文藝春号) 「走ル」羽田圭介(文藝春号) 「かもめの日」黒川創(新潮2月号) 「ペンギンたちは会議する」高橋順子(文學界2月号) 「溶けない」藤野可織(文學界2月号) 「殺人者の夢」安達千夏(すばる2月号) 「長い終わりが始まる」山崎ナオコーラ(群像2月号) 「聖書の煙草」田中慎弥(群像2月号) 「鹿の目」吉村萬壱(群像2月号) 「怪訝山」小池昌代(群像2月号) 【今月の十編】(順不同) 「見返りキメラ」青山真治(新潮3月号) 「鮒のためいき」戌井昭人(新潮3月号) 「あなたたちの恋愛は瀕死」川上未映子(文學界3月号) 「冬蛇」瀬戸良枝(文學界3月号) 「りすん」諏訪哲人(群像3月号) 「ピロティ」佐伯一麦(すばる3月号) 「ナカムラ・パラレログラム」吉原清隆(すばる3月号) 「マミヤ6」中沢けい(すばる3月号) 「ソードリッカー」佐藤

    絶対安全文芸時評 第17回スペシャル・ヴァージョン(「スタジオボイス」連載) | エクス・ポ日記
    akihiko810
    akihiko810 2008/10/28
    絶対安全文芸時評 。「あなたたちの恋愛は瀕死」川上未映子と「りすん」諏訪哲人
  • http://members.aol.com/_ht_a/lachette/Moonlight/review_machida.htm

  • 町田康 新世代の倫理を告げる無頼派モラリズム

  • 川上未映子諸作品感想まとめ - ○△□

    あなたたちの恋愛は瀕死感想:真の恋愛を見せてやろう - ○△□ http://d.hatena.ne.jp/mini_k/20080223/p1 乳と卵感想その2:だらだら書くよ - ○△□ http://d.hatena.ne.jp/mini_k/20080215/p1 乳と卵感想:花は秘すべきだが見られねば芸ではない - ○△□ http://d.hatena.ne.jp/mini_k/20080214/p1 先端で、さすわさされるわそらええわ感想:「わかった?失せろ」 - ○△□ http://d.hatena.ne.jp/mini_k/20080121/p1 わたくし率イン歯ー、または世界感想:「女将を呼べ!この料理を作ったのは誰だ」 - ○△□ http://d.hatena.ne.jp/mini_k/20070808/p1 川上未映子:そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります

    川上未映子諸作品感想まとめ - ○△□
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