福島第一原発の事故はスリーマイル島原発(TMI)事故と同じ「レベル5」に引き上げられました。しかしTMI事故では電気系統が生きていて、計器類を確認しながらコントロールできていましたが、福島原発は計器類すべてが電源喪失で機能しないという手探り状況でした。放射能放出も今回の事故に比べれば少なく、事故後の巨大タンポポなど生命体の異変から放射能汚染を教えられました。それに比べると、今回の事故はチェルノブイリ原発事故に近く、原発周辺は1000ミリシーベルト/時を超える高濃度の汚染になっていますし、今回の避難地域である30キロ圏を超える場所でも100ミリシーベルト/時を上回る汚染値を示すところが現れています。 原乳や葉もの野菜からは食品衛生法の定める暫定基準を上回る放射性ヨウ素やセシウムが検出され、政府も福島、茨城、栃木、群馬の4県のホウレン草とかき菜と福島県の原乳を出荷停止にしました。これを「1年中
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