川瀬七緒さんの『女學生奇譚』を読み終えた。 いやぁ、面白い!終盤はイッキ読みだった。 オチは多少マンガチックではあるものの、この物語をこう終わらせたか、というアイデアだけでもゴハンが食べられる。 とにかく出だしからは想像もつかないラスト、着地点だった。 『女學生奇譚』あらすじ 物語は意味深な警告文から始まる。 この本を読んではいけない。 過去に読んだ者のうち五人が発狂し、二人が家から出られなくなり、三人が失踪している。 もう一度警告する。ただちに本を閉じよ。 主人公はフリーライターの八坂。 彼は、こんな警告文の挟まった『読んではいけない本』を読んでくれ、という奇妙な依頼を受ける。 ネタを持ち込んできた女性は、兄がこんなおどろおどろしいメモの挟まった古書を一冊残して数ヶ月前に失踪してしまったと言う。そして本を調べることで兄の行方を見つけてくれ、と。 その古書のタイトルが『女學生奇譚』。 八坂
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