これまでLifeKeeperのLinux版とWindows版のそれぞれについて、インストールと基本的な設定方法を解説した。今回はLinux版に話を戻し、より応用的なリソースの使い方ついて解説する。 HAクラスタを構成して何らかのアプリケーションを保護する場合に、サービスを提供するための仮想IPアドレスとアプリケーションで使用する共有ファイルシステムを組み合わせて使用することが多い。 LifeKeeperでは仮想IPアドレスを「IPリソース」、共有ファイルシステムを「ファイルシステムリソース」として設定し、アプリケーションリソースとの依存関係を作成することにより、仮想IPアドレスと共有ファイルシステムを組み合わせて使用することができる(注1)。