先日「Kindle ダイレクト・パブリシングを試してみた」というエントリーに書いた通り、私としては初のKindle 向けの電子書籍を発売したのだが、いきなり失敗をしてしまった。 出版したのは、下の二冊。 週刊 Life is Beautiful 創刊号(2011年8月分) 週刊 Life is Beautiful Vol.2(2011年9月分) メルマガの読者の協力も得て、Kindle、iPad版 Kindle、Android版 Kindle のそれぞれで読めることを確認した上で出版し、ブログでアナウンスをした。滑り出しは上々で、出版して2時間もしないうちに、創刊号がヒット商品の1位になり、続いて Vol.2 が2位に。全体のランキングでも創刊号が98位に食い込む。 「この調子ならば全体のランキングでも上位を狙える!」と思ったとたんに問題が起こった。 購入した読者の1人から「購入した電子書
先日、EBook2.0 Magazineさんのサイトで、気になる記事が公開されていました。 EBook2.0 Magazine ― 「iPadでオライリーの本は読まない」謎 O'Reilly Media(オライリー・ジャパンではないのに注意)では、iPadではあんまり読まれてないよね、という記事で、その理由も考察されています。 一方、達人出版会でも似たようなアンケートを行なっておりまして、こちらの結果はちょっと違ったものになっております。昨年12月に行った、達人出版会の利用者向けのアンケートから、一部の項目の結果を公開します(ちなみに回答者数は138件でした)。 Q. すでに達人出版会をご利用の方で、購入された電子書籍を閲覧する環境で当てはまるものを全て教えて下さい(複数回答可)。 端末 割合 端末 割合 端末 割合 PC 88% iPhone 34% Kindle 23% iPad、iP
昨日、無事にiPad miniが到着しました。 箱開け系は多くの記事が書かれるだろうし面倒なので割愛。 それより、個人的に最も肝心な部分について確認しつつ、色々と使ってみた感想とかのメモ。 iPad miniの第一印象 先日届いた専用カバーの箱を見た時の感想が以下だった。 小さくて薄いiPad mini Smart coverの箱がiPad miniより大きかったことに衝撃を受けた件 で、実物を実際に手にしてみた第一印象は以下。 ・超薄くて軽い!・本当に専用カバーの箱と同じくらい!てかむしろ小さい!!・オモチャ感なし!高級感は相変わらずのApple製品って感じ。・小さいけど完全なiPad感はまさに「凝縮」の一言。かなり濃密な感じ。・意外と画面は大きく感じる。(本体の薄さと軽さからのイメージ的な意味で)・でも画面はやっぱり非Retinaって感じ。・操作感もiPad3ではなくiPad2な印象。
米グーグルが、電子書籍を販売する「Google eBookstore」を米国限定で公開。iPhone・iPad向けの専用リーダーアプリを米App Storeで公開しています。 サービスのスタート時で約300万冊の電子書籍を揃え、無料のタイトルも多く含まれているようです。 グーグルは、「eBookstore」の開始に合わせ、iPhone・iPad、Android用のリーダーアプリを無料で公開。その他の多数のeBookリーダーにも対応しているようです。 残念ながら、「eBookstore」は現在のところ米国に限定して提供されており、アクセスすると警告のメッセージが表示されます(ブラウザで無料の書籍を閲覧することは可能)。 また、iPhone・iPad向けのアプリ『Google Books』も米国のApp Storeでのみ公開されています。 「Google Books」は、文字の大きさ・行間・フ
お出かけ先でも、 自分の本が いつでも読める。 BOOKSCANは、お客様が お持ちの書籍をスキャンして、 web上に保存できるサービスです。 自宅にいなくても、 いつでも自分の本が読める、 素敵な体験を試してください。 ご自宅にある大量の蔵書をBOOKSCANまでお送りください。 「新しい本を買いたいけど家の棚がもういっぱい…」「ごちゃごちゃし過ぎて片付かない…」と 心配する必要はありません。空いたスペースに新しい本を好きなだけ並べてください。 BOOKSCANにお持ちの本を送れば、スキャンしてWEB (アプリ)上であなたの本棚を再現。 どこにいても、あなたの本棚にアクセスできます。 本を読んでいて『確かこんな内容があった気がするな』そんな悩みはOCR(透明テキスト)で スッキリ解決。読書中にキーワードを入力すれば、知りたい内容をすばやく探すことができます。 読みさすさを諦め無いでくださ
スキャン代行サービスがなぜ今話題なのか? 今年2010年にネット上で話題になった新しいビジネスの一つに「スキャン代行サービス」がある。手持ちの書籍をダンボールに詰めて宅配便で代行業者に送付すると、のり付けされた部分を裁断し、スキャナでPDFまたはJPEGなどのデジタルデータに変換、電子書籍端末で読める形にして届けてくれるというサービスだ。 これまでもオフィス文書を対象にした電子化サービスは存在していたが、2010年に台頭してきたこれらスキャン代行サービスの特徴は、ターゲットが主に個人ユーザーであり、また対象となるのが「書籍」である点が、従来とは大きく異なっている。裁断機とスキャナを用いた書籍の電子化作業は一般に「自炊」と呼ばれるが、これらのサービスは自炊の作業をまるごと代行してくれるというものである。 スキャン代行サービスが登場する直接のきっかけとなったのは、米Appleから発売されたタブ
ASSIOMA:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) ASSIOMA ICT業界動向やICT関連政策を基に「未来はこんな感じ?」を自分なりの目線で「主張(Assioma)」します。 8月28日に注文していた、Amazon最新の電子書籍リーダ Kindle3が本日ようやく到着しました。 Kindle3を手にして感じた、新鮮な気持ちを皆様とシェアするために、利用して5時間程ですが、レビューしたいと思います。 ■Kindle3購入の動機 まず、私がKindle3を購入しようとした動機を紹介します。 Point1 英語学習のために、英語のPDFを読むために適した装置を探していた Point2 日本語表示がデフォルトで可能になった Point3 iPadと比較して以下の点で優れていると感じた 本体価格 購入プランに応じて、4~6万円するiPadに比べて、Kindleは最安値が$
iPadで自炊データを楽しむ際の注意点やTipsを紹介する短期連載。後編となる今回は、iPadで自炊データを扱う際に起こりがちな問題とその解決策、またそれ以外の細かいTipsを見ていくことにしたい。 「回転処理したのに取り込んだ向きで表示してしまう」問題 前回述べたように、自炊データのファイルサイズが大きすぎると、読書ビュワーアプリによってはうまく開けなかったり、ページをめくっているうちに強制終了するといった問題が発生する。もっともこれらの問題は現時点ではどのアプリもおおむね解消されており、数百Mバイトを超える巨大なデータでもない限り、安定して読めるようになっているようだ。 ではこれ以外に、自炊データ側のクセによって引き起こされる問題にはどのようなものがあるだろうか。筆者がこれまで経験した中では、おもに2つの問題がある。 まず1つは、PDFの回転にまつわる問題だ。一部の読書ビュワーアプリで
本を裁断してスキャナで取り込んでデジタルデータ化する、いわゆる「自炊」についてのテクニックをお伝えする短期連載。デバイス別のTips紹介第2弾として、今回はiPad編をお届けする。 本を裁断してスキャナで取り込むという行為そのものは、フラットベッドスキャナがコンシューマレベルで入手できる値段になった15年近く前から存在していた。筆者が当時使っていたスキャナはSCSI接続で、カラー画像を1枚スキャンするのに読み取り部がCMYK分の計4回往復するといったシロモノだったが、それでも手持ちの雑誌の切り抜きなどをコツコツをデジタルデータ化していたものだ。本1冊をまるごとデータ化する発想が当時なかったのは、取り込むスキャナ側の問題よりもむしろ、読書に適したポータブルデバイスが存在しなかったからだろう。 これら本のデジタル化が「自炊」という表現を伴って一般的に語られ始めたのは、2010年春のiPadの登
Kindle 2(左)とKindle DX(右)。Kindle 2は6インチ、Kindle DXはiPadと同じ9.7インチの画面を持つ。iPadと決定的に異なるのは、Kindleは基本的に読書専用の端末であることだ。ブロガーの@marr0528氏は「iPadは万能秀才系でKindleは単機能天才型」と表現しているが、言い得て妙である 前回までの連載で、本の裁断からスキャン~後処理といった「自炊」のひととおりの流れを見てきた。今回はやや趣向を変え、これら自炊データを読むためのデバイスについて、細かい特性やTipsについて見ていこう。 今回取り上げるのはAmazon Kindleの国際版、俗に言う「Kindle 2」と、その大型版に当たる「Kindle DX」だ。一般的にKindleとは「Kindle for PC」や「Kindle for iPhone」などのソフトウェアを含めたソリューシ
iPadの上陸、Googleの参入などで盛り上がる電子書籍市場。「Webに近い」性質を持つ電子書籍は、Web制作の世界とも決して無縁ではありません。本連載では、「JavaScriptラボ」でおなじみの古籏一浩氏が、主な電子書籍フォーマットのデータの作成方法を解説します。(編集部) 電子書籍にはPDF、EPUB、.book、AZW/MOBI、Topaz、XMDFなどさまざまなフォーマットがありますが、どのフォーマットがどんなコンテンツに適しているのか、どのような方法でデータを作成できるのか、電子書籍の課題や現実のワークフローは実際にデータの作成を体験することで見えてきます。そこで、本連載では現時点で広く使われている(もしくは仕様が公開されている)4つの電子書籍フォーマットについて、データの作り方を解説します。
新たなコンテンツが続々登場して注目されている電子書籍。この夏は、新しい“書籍”の世界を楽しんでみてはどうだろう。米国ではアマゾンの「Kindle」(キンドル)などの電子書籍端末向けも増えているが、国内ではiPadやiPhone向けが先行している。今書店でも売れている人気書籍が読めるほか、紙では買えない電子書籍もある。人気マンガもあるのでぜひ試してみよう。 この特集ではこれに加えて、電子書籍をめぐる国内外の動きを整理してみた。今、電子書籍を巡って何が起きているのか? あまりに多方面で動きがあるため、消費者からは全体像が見えづらい。現状を簡単にまとめると、3つの話に集約できる。(1)コンテンツの争奪戦、(2)販売経路の確立、(3)プラットフォームを巡る争いの3つだ。この話の中に、携帯電話のキャリア、端末メーカー、出版社、印刷会社、取り次ぎ会社、書店、そして作家個人も加わり、電子書籍化の流れが加
昨日、一昨日と、デジタル機器と教育に関するエントリを書いてみました。 全ての小中学生にデジタル教科書を配る理由とは デジタル教科書ではない教育でのデジタル活用を考えてみた 小学校、中学校のことを中心に考えてたこともあり、高校や大学で実際に活用されている事例ってどれくらいあるんだろう?という興味が出たので、調べてみました。 ちょうど世間は夏休みだし、進路を考えてる方もいるかもしれません。まあそういう方はこんなブログ見てたらダメですがwiPadとか、そういうものに興味のあって大学で何かしてみたいとか、そういう方にとって、何かの参考になれば幸いです。 iPadを教育現場でどのように活用していくべきか | WIRED VISION NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: ipadで見られる電子雑誌を創ろうプロジェクト:授業シラバス、まだまだたたき台!
KindleやiPadに端を発した、デジタル・コンテンツの配信プラットフォーム競争が日本でも熱を帯びてきた。7月1日にソニー、KDDI、凸版印刷、そして朝日新聞が共同で電子書籍の配信事業会社を設立。同20日にはシャープがタブレット端末の試作機をお披露目すると共に、出版業界の賛同を経て電子書籍を配信する計画を発表した。両陣営とも、いずれは動画やゲームなど、コンテンツ全般の配信プラットフォームへと発展させる方針だ。それ以前からソフトバンクの「ビューン」や電通の「Magastore」など、コンテンツの配信プラットフォームは乱立の様相を呈している。 中でもシャープの取り組みは野心的だ。単に端末を提供するだけでなく、動画や音声などマルチメディア対応の「次世代XMDF」という同社独自の規格(フォーマット)を提案。この規格に基づく、電子書籍のオーサリングや配信のシステムを新聞社や出版社に提供する。さらに
iPadは、スマートフォンでもなければ、Netbookでも、電子書籍端末でもない。これまでになかった、まったく新しいカテゴリーのデバイスだ。 そのまったく新しいカテゴリのデバイス上で、これまでになかった新しいメディアがいくつも誕生し始めている。その中でも、大きな可能性を感じさせてくれるのがエレメンツ・コレクション社の「元素図鑑」だ。化学の周期表という、多くの人にとっては退屈なものを、紙の本では表現できないインタラクティブな写真やおもしろいストーリーで、とても魅力的な世界に変えてしまった。そのユニークな元素図鑑がどのように誕生したのか。作者のセオドア・グレイ氏(THEODORE GRAY)に話を聞いた(聞き手:林信行) 目標はハリー・ポッターの世界 ――日本でも大人気のiPadアプリケーション「元素図鑑」ですが、人気の秘密は何でしょう。 グレイ 我々がこの本を作るときに目標にしたのはハリー・
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