フランス・パリで発表されたイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)の67年春夏オートクチュール・コレクション(1967年2月15日撮影)。(c)AFP 【10月20日 AFP】フランスの歴史家クリスティーヌ・バール(Christine Bard)がフランス革命から現在までの女性のパンツ・スタイルの遍歴についてまとめた書籍『Political history of trousers』を刊行した。 「1800年代、女性のパンツ(ズボン)の着用は法によって禁じられていました。着用には特別な許可が必要でした」と語る。「当時、パンツは男性の権力的なシンボルであっただけでなく、男女という二つの性を分離するためのものでもありました」とバール。「よって、パンツ・ルックの女性は『服装倒錯者』として非難されました。社会的、道徳的、政治的な道理を脅かすものと考えられたのです」。 そんな中、パイ