サッカー界には名物会長と呼ばれる人物が何人かいる。おそらく、トッテナムのダニエル・レヴィ会長もその一人と言えるだろう。 近年におけるトッテナム躍進に多大な貢献を果たしてきたレヴィ会長。彼が長期的な目線で改革を焦らなかったからこそ、今のスパーズがあると言っても過言ではないか。今季は不本意な成績に終わってしまったが、2018-19シーズンは“補強ゼロ”でCLファイナルに進出するなど好成績を収めている。必要なものとそうでないものを見極める眼力。さすがは敏腕経営者と言ったところか。 しかし、その一方でレヴィ会長はあまりにも物事をビジネス的に捉えすぎると主張する人物がいる。それは2008年から2012年までトッテナムに在籍したクロアチア代表MFルカ・モドリッチ(現レアル・マドリード)だ。8月に現地で発売される自伝『Luka Modric: My Autobiography』にて、このテクニシャンは2