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ブックマーク / zen.seesaa.net (33)

  • メディア・パブ: クラウドコンピューティング市場/技術を俯瞰する図

    2008年はクラウドコンピューティングの年になる。そのようなことを昨年末に書いた覚えがある(この記事)。バズワードとしてWeb2.0が陳腐化してきた昨年あたりから脚光を浴び始めたのが,クラウドコンピューティングである。 確かに旬のテーマになってきた。でもしばらくウォッチしていないと,方向感覚を失ってしまっていた。クラウドコンピューティング市場/技術の全体像をビジュアルな図で紹介しているブログに出会ったので,取り上げて見る。 ドイツ技術リサーチャーMarkus Klems氏 (Research assistant at Germany-based FZI Research Center for Information Technology)のブログである。最初の図は,クラウドコンピューティングのプレーヤーを示している。 Merrill Lynchの“The Cloud Wars: $100

  • メディア・パブ: Google,クラウドコンピューティング分野でも寡占してしまうのか

    MicrosoftYahoo買収断念により,Googleによるクラウドコンピューティング市場での寡占が加速化するのでは・・・。 クラウドコンピューティング環境が,コンシューマーユーザーだけではなくて企業ユーザーにも急速に浸透しようとしている。"consumer cloud"はコンシューマーに無料のWebサービスを提供するとともに,巨大なアドネットワークのインフラにもなっていくのだろう。"enterprise cloud" はどこからでも共同作業が可能なオフィスソフトやSaaS (software as a service)を企業ユーザーに有料で提供していこう。 企業ユーザーは,自前のサーバーが不要になり,ソフトをクライアントマシンにほとんどインストールしなくてもよい。つまり,ハードやソフトのメンテからも解放される。これはクラウドコンピューティングの売り文句であるが・・・。調査会社のIDC

  • メディア・パブ: 1マイル(1.6km)の超高層ビルに加えて,富士山に迫る超超高層ビル構想も

    Daily Millerで見つけたときはエイプリルフールと思い無視していたのだが・・。Guardianでも,サウジアラビアのアル・ワリード(Al-Waleed bin Talal)王子が高さ1マイル(1.6km)の超高層ビル計画を発表したと報じていたから,まったくの冗談でもなさそうだ。 総工費50億ポンド(約1兆円)なので,世界有数の資産家である王子からすれば,金銭面では不可能でないかもしれないが,技術面や運用面で当に実現するのだろうか。アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで建設中のブルジュドバイ(Burj Dubai)の倍以上の高さだし,エッフェル塔の約6倍である。 でも,これで驚いたらダメである。その後Inhabitatに,2マイルの超超高層ビルの話が出ていた。モスクワに富士山相当のビルがそびえ立つそうな。昨年末に発表していた。有り余るオイルマネーががあれば,何でもできてしまうのか。

  • メディア・パブ: NYTのアーカイブ開放,新聞社サイトが新局面に

    NYT(New York Times)のサイト(NYTimes.com)が,有料サービスTimesSelectに終止符を打った。これは,これからのコンテンツビジネス,中でもニュースサイトの在り方に大きな影響を及ぼしそうだ。 衝撃的な過去記事の無料化 TimesSelectの有料コンテンツとしては,過去記事を除けば,売り物にOp-Edなどのコラム記事くらいしかなかった。最新のニュースコンテンツは以前から無料で開放していた。だから,TimesSelectが終了してコラム記事が無料になったからと言って,一般のニュースユーザーにすれば,とりたてて大騒ぎするようなことではない。 だがサプライズもあった。TimesSelectの終了に合わせて,新聞紙を含めたNYTの過去記事の多くを無料閲覧できるようになったからだ。正確には,1987年以降の過去20年間の記事全てが無料となった。さらに,それ以前の昔の記

  • メディア・パブ: ページビュー神話,いよいよ終焉に向かう

    サイトを評価する軸足を,これまでのページビュー数からサイト滞在時間に移していく。インターネットサイトの測定で権威あるNielsen/NetRatingsも,そのように方向転換することになった。 昨年あたりから,ページビュー数によるWebサイト評価を見直すべきとの声が日増しに高まっていた。Ajaxのような技術が普及し,またストリームメディアが増えるに伴い,ページビュー数によるサイト評価が,実態とかけ離れてきていたからだ。 最近では,AjaxやFlashなどのインターラクティブ技術に加えて,プレビュー機能,RSSフィード全文配信,Widgetの台頭など,ユーザービリティーを高める技術や手法が次々と採られるようになっている。ところが,こうした新しい技術を採用していくと,ページビューがますます減っていく。このため英ABC Electronicは昨年末に,ページインプレションの代わりにユニークユーザ

  • メディア・パブ: 奇跡の女性サイト“Glam”,なぜ人気爆発したのか

    女性サイトGlamの急伸ぶりは驚くばかりだ。月間ユニークビジター数(米国内)が1700万人と,この1年間で37倍も急増した。5月には,とうとう老舗のiVillageを抜き去ってしまった。 いったい,何をしでかしたのだろうか。残念ながら,一昨日初めてGlamのコンテンツを閲覧したので,この1年間にどのように変容してきたのかが詳しく分からない。でも,現在のサイトをザッと見ただけだが,勢いを十分に感じ取れる。 Glam.comは,ファッション,美容,ショッピング,ライフスタイル,セレブなどをカバーした,コミュニティー重視の女性向けサイトである。主に18歳から49歳の大人の女性をターゲットにしている。各ページの上段のタブメニューから分かるように,次の8種のチャンネルから成り立っている。 ・Celebrities ・Quizzes ・Fashion ・Beauty ・Lifestyle ・Shopp

  • メディア・パブ: 朝日新聞とヤフーが連携,asahi.comの高校野球記事がYahoo!スポーツに

    朝日新聞社のasahi.com(アサヒ・コム)とヤフーのYahoo!スポーツが,今夏の高校野球(第89回全国高校野球選手権大会)の特設ページで連携することになった。 ヤフーはこれまでも,サイトの信用力/求心力を高めるためにも,ブランドのあるサイトとの連携に力を入れてきている。たとえばYahoo!ニュースでは,全国紙の新聞社との提携実現を悲願としてきた。その結果,今では読売新聞,毎日新聞,産経新聞からニュース提供を受けYahoo!ニュース内で閲覧できるようになっている。だが未だに朝日新聞や日経済新聞と手を結べていないのが,ヤフーの課題となっていた。 それだけに,夏の高校野球大会関連記事に限定しているが,asahi.comの記事がYahoo! JAPANのドメイン内で閲覧できるようになったことは,ちょっと驚きでもある。新しい動きへの予兆かもしれない。 朝日新聞社のプレスリリースに,ヤフー取締

  • メディア・パブ: プロフィールアグリゲーターがネット時代の名刺になるかも

    Web2.0ブームの追い風に乗って,今や,UGC(ユーザー生成コンテンツ)をベースにしたサービスがすっかり定着してきている。ソーシャルニュース,ソーシャルブックマーク,ソーシャルサーチ,動画共有サイトなどなど,共有知とかがもてはやされて,どこもかしこも「ソーシャル・・・・・サービス」で溢れている。 SNSやソーシャルブックマーク,ソーシャルニュース,写真/動画共有サイトに加わったり,さらにブログを書いたりと,個人でいろんなソーシャル系サイトに関わっている者が増えている。各サイトで自己紹介のページを用意して,別々にコミュニティー活動を繰り広げていることになる。 こうなってくると,個人のプロフィールページを核にして,参加しているソーシャル系サイトの活動とリンクしたサービスが欲しくなる。特定個人の総合ホームページである。第三者から見れば,個人の活動が俯瞰できることになる。 そこで,プロフィールサ

  • メディア・パブ: Facebookが今日にも開放路線を発表,SNSがOSの役割を

    多くのネットサービスが,これからはSNS(ソーシャルネットワークステーションサービス)上で展開される・・・。と言われてきたが,確かにそのようになろうとしている。今や,新しいアプリケーションはソーシャルネットワーキング機能を組み込むのが,当たり前になってきた。 だからこそ,米SNS企業に,巨大なポータル企業やメディア企業からの買収提案が舞い込んでくるのだ。先週あたりからしきりに,大手のFacebookやBeboが買収されるのではとの観測記事が飛び交っている。 中でも注目がFacebookの動向だ。独走気味のMySpaceに対抗できるとなると,やはりFacebookである。前日のWSJ.comにも,かねてから噂されていた開放路線について,Facebookが今日にも宣言するのではとの記事が出ていた。以下に,同記事の一部を引用する。On Thursday, the Palo Alto, Calif

  • メディア・パブ: 高クリック率が期待できるアフィリエイトWidget,Mpireが無料提供

    このようなWidget(ウイジェット)なら成功しそうだ。 Mpireが,AmazonとeBayのアフィリエイト用Widgetの提供を始めた。AmazonやeBayのアフィリエイトユーザーなら,Mpireが用意するWidgetを,自分のWebページやブログに貼り付けられる。 Mpireが提供する各種Widgetの特徴は,製品の価格変動がリアルタイムで監視できたり,最新の人気ランキング情報などが得られることだ。そのため,従来のアフィリエイト・バナーに比べ,かなり高いクリック率が実現するという。 実例を見れば,クリックが高くなるのが納得できそうだ。以下は,ブログに貼り付けたファッション関係Widgetである。これはスナップショットなので,実際のダイナミックなWidgetの例は,こちら(Mpire Fashion Blog)にアクセスして見てもらいたい。気になる製品に出くわしたら,Shop for

  • メディア・パブ: Googleが仕掛ける新しい広告ネットとは

    Googleは売上のほとんどをネット広告事業に依存している。その屋台骨を支えるインフラがAdWords/AdSenseの広告ネットワークである。 その広告ネットワークで,Googleは新たな展開を画策しているようだ。Online Media DailyやNiall Kennedy's Weblogなどが,Googleが仕掛ける次世代広告ネットについて言及し始めている。 それはWidget(ウィジェット)を用いた広告ネットである(注:GoogleではWidgetの代わりに,Gadgetと呼んでいる)。Google Gadgetをad unitとして,分配し,配置していく。つまり“more interactive AdSense ad unit”として,Gadget(Widget)を利用していくことになる。運用は,既存のAdSenseシステムとほぼ同じと見てよさそうである。そこで,有名なブロガ

  • メディア・パブ: GoogleのDoubleClick買収,システム依存の検索広告事業だけではダメ

    インターネット広告市場の風向きが少し変わってきている。このたびのGoogleによるDoubleClick買収は,これからのネット広告の流れを先取りした行動のようだ。 ネットバブル崩壊以降,インターネット広告の主役はバナー広告から検索連動広告へ変わってきた。その流れを作り出したGoogleが高収益を謳歌しているのだ。 ところが最近,その流れが変わろうとしている。バナーなどのブランディング広告が復活してきているという。eMarketerの調査でも,Branding広告(Display ads/banaers,Rich Media/Video,Sponsershipなど)がDirect Response広告(Paid search,Classified、Emailなど)よりも,これから成長率が高くなると予測している。バナー広告やリッチ広告などのブランディング広告が,今後のネット広告市場でより重要

  • メディア・パブ: 「ネット口コミ」の本をネット口コミで売りまくる

    机の上にポンと置かれていた2冊の書籍。「早う,ブログで紹介しろ」とのプレッシャーを感じつつも,ほったらかしておいたのだが・・・。 ということで,今日は「クチコミの技術」と「テレビはインターネットがなぜ嫌いなのか」を読み終え片付けることにした。 発売前のネットクチコミで勝負が決まる ◆「クチコミの技術」, ・著者:コグレマサト,いしたにまさき ・発行:日経BP社 ・定価:1,575円(税込み) ・購入:日経BP書店,アマゾン 「クチコミの技術」は,ネットクチコミのお陰で,売れに売れている。それもそのはず,著者の二人は著名なブロガーで,の中のクチコミ技術を著者自身が実践しているのだから。ヒットするのが当り前か。 の内容については,共感しているブロガーによってアチコチで紹介されているので,もういいかな。それよりも,著者自身がこのを売り込むために実施したクチコミの手法が面白そう。 ネットクチ

    alanmark
    alanmark 2007/04/14
    メディアパブのエントリーにしては珍しい
  • メディア・パブ: Web2.0が失速?!

    Web2.0ブームが終わりそう・・・。EarlyStageVCと称するブログも,“Web 2.0 - Over and Out”との見出しのエントリーを投稿。米国のベンチャーキャピタルから,Web2.0はそろそろ終わりかもとの声がチラホラ出始めているようだ。 EarlyStageVCでは,Web2.0関連のTechcrunch, Gigaom, Technoratiの3サイトが揃って,トラフィックがピークを越え下降線を辿り始めていると指摘していた。Alexaのデータを見る限り,ユーザーのWeb2.0サイト離れの兆しが読みとれる。 そこで実際に,代表的なWeb2.0サイトのトラフィックの推移を,同じくAlexaのデータで調べてみた。メディア・パブでは,2005年12月のエントリーで,del.icio.us,Frickr,Digg,Memorandum(現Techmeme),Wikipedia

    alanmark
    alanmark 2007/03/22
    2.0がこなれた。
  • メディア・パブ: GoogleがPay-Per-Action広告に本腰,アフィリエイト市場も浸食狙うのか

    GoogleがPay-Per-Action (PPA)広告に乗り出す。アフィリエイトサービス市場に大きな影響を及ぼしそうだ。 同社はこのほど,PPAベースのAdWords広告のベータ版を立ち上げた。現在は,米国の広告主のみのテストサービス。 これまで,AdWordsにしろAdSenseにしろ,同社の広告サービスはPay-Per-Click(PPC)がベースであった。ユーザーのクリック(広告主サイトにアクセス)回数に応じて広告料金が払われていた。新たに選択メニューとして加わるPPAでは,ユーザーが広告主サイトに飛んで,購入とか登録などのアクションに至った場合のみ,その回数に応じて広告料金が算出される。たとえば,ユーザーがアンケートに答えると広告料1ドル,購入すると5ドル,といったふうに広告主が支払う広告料金を設定できる。 Googleとしては,既存のアフィリエイトサービスよりもきめ細かくコン

  • メディア・パブ: Second Lifeの国勢調査,Linden Labが公開

    Linden Labが,3次元CG仮想社会「セカンドライフ(Second Life)」の国勢調査とも言える“Second Life Virtual Economy Key Metrics(BETA)”を発表した。 発表データの幾つかを羅列しておく。発表データはExcelファイルで用意されている。 日人の移住者は,Second Lifeのアクティブ人口の1.29%である。Second Life人口が約200万人である。アクティブ率を15%すると,この仮想社会で日常的に動き回っている日人は多く見積もって4000人くらいか。日語版が近く始まるともっと増えそうだが,でも頻繁に利用する人はしばらくの間,一部マニア層に限定されそう。 *住民の総活動時間(クリックで拡大表示) *面積(km2)   土 + 島  =合計 2006年10/31: 83.97+ 134.28= 218.25 2006

  • メディア・パブ: 勢いづくブログ集団のFM,今年は5000万ドルの売上を目指す

    ブログネットワークのFM(Federated Media Publishing Inc)が勢いづいている。 BusinessWeek Onlineの記事によると,昨年のFMは90サイト(主にブログ)を仲間入りさせ,広告売上高が1000万ドルに達したとのことだ。1ブログ当たり10万ドル以上の売上になる。 FMの設立者であるBattelleは,さらに今年には売上と利益を昨年の5倍に膨らませると豪語しているようだ。ということは,5000万ドルもの売上を目指すことになる。 なぜ,このような大風呂敷を広げることができるのか。それなりの一連の動きがあったからである。加入サイトの総ページビューが月間3億6500PVにも達した。昨年9月の2億PVに比べ2倍近い。有力なブログが加入したからだ。そのお陰で,第4四半期だけで,400万ドル以上の新たな広告を確保した。広告主にはCisco,Jameson, Mic

  • メディア・パブ: Wikipediaベースの検索サービスが開始,Googleを脅かすかも

    Wikipediaベースの検索サービス(β版)が始まった。検索対象を,Wikipediaページと,Wikipediaページからリンクが張られているページに限定することにより,絞り込みを行っているのが特徴だ。Wikipedia投稿者が,実際に引用したページだけを検索対象にしているため,雑音情報のフィルタリングが期待できる。以下は,About Wikiseekの原文。About Wikiseek The contents of Wikiseek are restricted to Wikipedia pages and only those sites which are referenced within Wikipedia, making it an authoritative source of information less subject to spam and SEO schem

  • メディア・パブ: 新聞もついにクリエイティブ・コモンズを採用へ

    「非商用目的なら記事を自由にお使い下さい」。 こんなことを,新聞社が言い出すとは・・・。ともかく,新聞の世界も大きな一歩を踏み出すことになった。 PressThinkによると,米GateHouse Mediaがクリエイティブ・コモンズ(CC:Creative Commons ) を採用したというのだ。Town Onlineには,以下のCCライセンス表示が掲載されている。米GateHouse Mediaのサイト記事に対して,これまでの著作権所有通知 からクリエイティブ・コモンズへ切り替えたというのだ。同社は,75種の日刊紙と231種の週間紙を所有する新聞社である。 PressThinkのレポートでは, CC Attribution Noncommercial No Derivatives 2.5(下記の注を参照)ライセンスを,マサチューセッツ州の日刊紙と週刊紙 (計121紙)のほとんど全てに

  • メディア・パブ: RSSフィード,部分配信から全文配信に変えるべきか

    一年半ほど前に,RSSフィードの“抜粋 vs 記事全文”問題を取り上げたことがあった。現在も,部分配信派と全文配信派とに意見が分かれている。 でも中には,部分配信派から全文配信派に乗り換えるブロガーもいるようだ。Digital Inspirationのブロガーもその一人である。今までRSSフィードを記事(エントリー)の一部しか送っていなかったのに,最近は記事(エントリー)全文を送るようにしたという。 これまで,彼が部分配信を支持していた理由はこうだ。エントリーの全文をRSSフィード内で送っていると,RSSリーダーのユーザーは元のブログにアクセスしなくなる。その結果,ブログのページビューが減り,ブログ広告の売上も減ってしまう。 部分配信派の大半は,そのように考えているはずだ。それなのに,彼は全文配信派に乗り移ったのだろうか。1ヶ月前に,全文配信を試みた結果から次のことが判明したからだ。全文を