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ブックマーク / www.nurs.or.jp/~ogochan (10)

  • COBOLは「負の遺産」なんかじゃない | おごちゃんの雑文

    どうもIT系の世界ではCOBOLは悪者にされやすい。たとえば、 2000億行もの負の遺産――COBOLコードの近代化はどのように進めるべきか とか。 悪者にしたい気持ちもわからないではないが、「それはCOBOLのせいじゃないだろう」なことまでCOBOLのせいにされてしまっているのが気の毒だ。「COBOLのせい」にされているもののうち、何割かはCOBOLのせいじゃないし、それはCOBOLのせいじゃないが故に、他の言語やプラットフォームも陥る危険がある。その辺を正しく切り分けておかないと、「今時流行りのもの」もいずれ「○○は悪者」「○○は古い」になってしまう。 忘れちゃならないのが、今は「古いもの」の代名詞となっているCOBOLであっても、出た当初は最先端のバリバリだったということ。つまり、「今」最先端でバリバリだと思われているものであっても、何10年かすると「過去の遺物」とされる危険があると

    alcus
    alcus 2019/06/18
  • それはCOBOLのせいじゃない | おごちゃんの雑文

    私が初心者プログラマを脱出できなかった理由 ぼくは、 COBOLの職場に配属されたがゆえに、 仕事JavaとかC++とかの言語のコードを読むことはできない。 やっぱり、常に言語に触れている人には勝てないと思っている。 だから、ギークを目指すのはあきらめて 自分の欲しいツールが作れる程度の技術力で我慢する選択をした。 はぁ? 自分の怠慢を棚に上げて「COBOLの職場」のせいにするんじゃねーよ。 私は最初に勤めた会社はFORTRANの会社だった。とは言え、その会社の売上から言うと、FORTRANばかりやっているのもヤバいので、COBOLをちょっと勉強した。COBOLってアセンブラみたいだなとか思った。当時(25年前だ)でも既にCOBOL周辺の楽しくない話は知っていたので、COBOL仕事はやりたくないと思った。 転職してテレビ局に入ったんだけど、なんだかんだでコンピュータ子会社に出向になる。

    alcus
    alcus 2019/06/18
  • だから、「COBOL」の問題じゃないってば | おごちゃんの雑文

    日経コンピュータの馬鹿がまた俺に喧嘩を売る気らしい。 [3]COBOL資産を守って、若者の可能性をつぶす愚 この手の話は既に何度も言ってるので、繰り返しにしかならないのだが、別に「COBOL」が悪いわけじゃない。 それはCOBOLのせいじゃない COBOLは「負の遺産」なんかじゃない 言いたいことはこれらのエントリで言い尽しているのだが、問題は「COBOL」という言語にはない。ある程度歴史を持ってしまった汎用言語は全て同じ危険を持っている。 件のエントリでは「COBOL資産」はあたかも「負債」であるかのようなことを言われているのだが、それ自体は特に負債ではない。そもそも私は、 技術的負債 とかって言葉は嫌いだ。技術者の血と汗の塊を「負債」呼ばわりするなぞ、失礼の極みだ。 件のエントリで問題視するべきなのは、そこじゃない。てか、実のところ件のエントリはそこに触れているのに、力が足りない。 「

    alcus
    alcus 2019/06/18
  • COBOL「私を殺すと言ってた言語は、みんな死んだよ」 | おごちゃんの雑文

    ITPro方面に火種があったので。 COBOLやVB6との決別、初手は不良資産の一掃 中を読めばいつもに日経コンピュータなんだが… 例によって、日経コンピュータがCOBOLを悪者にしている。まぁ、いつものことなんで、それ自体は割とどうでもいいんだが、見出し詐欺はいけない。何がそうかと言えば、後半の「かんぽ生命」の話。 1200億円の巨費を投じて基幹系システムをNEC製メインフレームから米IBM機に移行し、2017年1月に稼働させたかんぽ生命保険も、ツールで全体の1割に相当する不要資産を廃棄した。NECの独自言語「IDLII」からCOBOLにツールでリライトした。 見出しに「COBOLやVB6との決別」とか言いながら、よく見れば COBOLにした という話だ。見出しと違う話なんで「あれれ?」と思ってTwitterで聞いたりもしたんだが、 かんぽ生命副社長・井戸潔が語る基幹系システム刷新、成功

    alcus
    alcus 2019/06/18
  • COBOL技術者を絶滅させても何も問題は解決しない | おごちゃんの雑文

    最初はもっとキャッチーなタイトルにしようと思ったんだが、そんなしょうもないことしてもしょうもないんで。 そろそろCOBOL絶滅のシナリオを考えようか 「語るに落ちる」とはこのことである。この人はCOBOLに親でも殺されたのだろうか? こんな炎上芸で問題が解決したら、何の苦労もない。 COBOLのメリットを一々挙げて反論する気はない。しかし、事実として現にCOBOLは多くの場所で使われている。その理由は何か。 あれこれあるのであるが、最大のメリットにして最大のデメリットとして挙げたいと思うのは、 後方互換性の高さ である。 後方互換性が高いことについてのメリットは、誰でもわかることだろう。COBOLもそれを売りにして来た。「古いCOBOL」のコードであっても、現代の最新のCOBOL規格から見てvalidであって、正しく同じ動作をするバイナリが出て来る。COBOLは実に60年近い歴史があるのだ

    alcus
    alcus 2019/04/04
  • 「 ソフトウェアの資産計上」は業界の求めたこと | おごちゃんの雑文

    Twitterで いつどう言う理由でこんなアフォな法律にしたのか知らないけど、即刻撤回するだけで日IT国になれる気がする。 「日においては、税務上は自社開発のソフトウェアも資産計上して、3年若しくは5年で減価償却をする必要があります。」 https://t.co/TaAkA72OG7 — ザバ(ザバイオーネ) (@z_zabaglione) 2017年8月22日 というのが流れて来て元ネタの、 Amazonは最大のハックである「税ハック」と日のソフトウェア産業の競争優位 を読んだのだが、事実誤認とゆーか、読みスジ違いが酷いのでまとめておく。会計士の人が書いているようなので、そういった意味の「間違い」ではないのだが、根にズレがある。 そもそも、昔は無形固定資産に「ソフトウェア」という科目はなかった。 なかったらどうだったかと言えば、「ソフトウェア」は全て経費であり損金だった。その当

    alcus
    alcus 2017/08/23
  • カフェイン駆動開発のあなたに | おごちゃんの雑文

    プログラマは必須栄養素としてカフェインがある。人によって必要量の多少はあるだろうが、なしでは生きていられないものだ。異論は認めない。 古来から、カフェインの大量摂取の手段として、レッドブルやエスタロンモカのようなものが言われているのだが、そんなものよりも圧倒的カフェインスループットがあり、かつおいしいものを提案しよう。それは、 ベトナムコーヒー だ。 わかっている人はわかってると思うが、こいつのカフェインスループットは圧倒的だ。先日、外注先のベトナムの会社の社長と飯ってる時に、「我々でも空腹の時に飲むと手足が震えたりするくらいですから」というくらいだから、いかばかりかと。心臓を悪くした私が体調悪い時に飲むと、冗談でなく生命の危機を感じるくらいだ。もちろん、用法用量を守っていれば、死ぬこともない。 ベトナムコーヒーを飲むには、まず専用のフィルタが必要だ。ここで躊躇してしまうことも多いのだが

    alcus
    alcus 2016/10/17
  • 教会御飯(30くらい)ローストビーフ丼 | おごちゃんの雑文

    久しぶりの教会御飯ネタ。 お客様一同が来られるという話と、牧師がなんとなく「生越君、ローストビーフ」とか言ったもんで、「わかりました」ということで、ローストビーフ丼を作ることにしました。 教会の昼飯にありえないメニューなのだけど、実は勝算があっての「わかりました」です。 と言うのも、実はその前の週に突然思い立って、秋葉原じゅうのローストビーフ丼を日替わりでい歩いていました(その話はまた別で)。なので、どんな感じにするかということについては、見当がついてました。 ちなみに、個人的に一番好きなのは、今は上野から撤退してしまったのですが、アメ横の外れにあった「鳥園」のローストビーフ丼です。これを目指すことにします。 もう一つの勝算は、 意外にコストがかからない ことがわかっていたからです。 うちの教会のお昼御飯は250円です。つまり、1250円で作れば良いわけです。「ご奉仕」なので、人件費は

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    alcus 2016/10/17
  • 使いこなそうとする悪いクセ | おごちゃんの雑文

    gitのこのエントリがちょっと盛り上がってた。 gitの良さがいまだに分からない 文もブコメも読んだのだけど、ほとんどの人が「使いこなせてない」ということを問題視しているように見える。 gitのエントリはいつもそれなりに話題になり、それぞれ面白かったりタメになったりするのだが、いつも何らかの既視感を感じていた。ずーっと考えてみたら、それはかつての TeX にあったことによく似てる。 「往時のTeX」も「今のgit」も、 割と誰もが使うことになる てゆーか使ってないと恥ずかしかったりする 結果は素敵だけど学習コストは低くない という点でよく似てる。だからこそ「ノウハウ」の記事がいっぱい上がり、それらについてあれこれ言われ、また「哲学」みたいな「作法」みたいなものも議論になる。 近頃はTeXを使うことが減ったのではあるけど、昔はTeXはよく使っていた。TeXと言っても生TeXではなくて、La

    alcus
    alcus 2016/10/17
  • ダメな仕事を受けないためのNGワード | おごちゃんの雑文

    体力のある大企業と違って、フリーランスや零細企業だと、「ダメな仕事」を受けてしまうと命取りだ。 もちろん戦略的タダ働きというのもあるのだが、体力がない身ではそれは限界があることを知っておくべきだ。 と共に、そういった仕事を避けることも考えておかなければならない。 弊社はSIを積極的に受けているわけではないが、背に腹は代えられない。お金が厳しくなれば、SIだってホイホイやってしまう。 とは言え、何でもかんでも引き受けていると、身動きが取れなくなってしまう。それでは自分も困るし、お客にも迷惑がかかる。場合によっては、業界に迷惑をかけてしまうことだってある。だいたい、原価割れでも仕事仕事なんで、そーゆー仕事で苦労している間に、もっと率のいい仕事が目の前を通り過ぎて行かないとも限らない。原価割れの仕事は、 海水で渇きをいやす ようなもので、その瞬間は何とかなっても、さらに厳しくなってしまう。 そ

    alcus
    alcus 2010/07/16
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