島言葉を使った演劇を披露する児童=八丈島八丈町ダニエル・ロング 1963年、米・テネシー州出身。82年に留学生として来日、関西外語大、国際基督教大、大阪大などで日本言語を研究。大阪樟蔭女子大助教授を経て、99年より現職。 八丈島(人口約8200人)に残る「八丈語」(島言葉)を受け継いでいこうと、町立三根小学校の6年生33人が6日、保護者や地域のお年寄りらを招いた学芸会で、八丈語を使った演劇を披露した。使い慣れない島言葉のセリフを児童がたどたどしく話すたびに、観客席のお年寄りからは拍手があがったり、笑い声が漏れたりした。 6年生がこの日披露したのは創作民話「くさむらのぢーやん」。八丈島で普段気になっているものについて、物知りのおじいさんが島言葉で教えてくれるというストーリーだ。約1年かけて自分たちで物語を考え、セリフを地域のお年寄りに島言葉に訳してもらって、練習を重ねてきた。 島では今