鳥取市は17日、業務で関わった市民の女性に好意を寄せるメッセージを送り不快な思いをさせた人権政策局の男性主事(48)を停職3カ月、生活保護の手続きを怠った福祉部の男性主任(43)を戒告の懲戒処分にした。 市によると、男性主事はボランティア事業を担当。2021年6~8月に、写真共有アプリ・インスタグラムでメッセージを約40回送信。連絡先を教えるよう求め「いつもあなたに癒やされている」などと好意を寄せる内容を送った。女性が精神的な不調を訴え、関係者が市に連絡して発覚。市の調査で別の女性の被害も判明した。「反省している」と話しているという。 男性主任は生活保護を担当。20~21年度の23件の手続きを怠り、対象の受給者に計143万円の返還を求める事態になった。受給者から毎月受け取る報告書を放置していた。21年5月に別の職員が未処理の書類を見つけ発覚。「事例が重なり処理できなくなった」と話していると