「個の立つ位置からの発想。個と世界の関係の切り結び。」(崎山多美『コトバの生まれる場所』より)こんな事を考えながらくだらない事、書いてます。 2011年3月31日に「原発輸出政策法案」なるものが参議院を通過した。恥ずかしながら、そんな法案が通過していたことを、今日まで私は知らなかったが、驚くなかれ、賛成票が圧倒的に多いのだ。 「投票総数241、賛成票230、反対票11」 日本の政治家たちは一体何を考えているのだろうか、開いた口が塞がらない。しかし、今のこの社会状況において、こんな法案が多くの賛成票を集め通過してしまったのは、なんでだろうか。政治家たちがただ「無能」なだけなのか、それとも…。 『ブランドなんかいらない』で知られるナオミ・クラインさんの著書に『The Shock Doctrine: The Rise of Disaster Capitalism』がある。クラインさんは、シカゴ学