哲学者のウィトゲンシュタインは「すべての哲学は『言語批判』である」 と語った。本書では、日常で使われる言葉の面白さそして危うさを、多様な観点から辿っていく。サントリー学芸賞受賞の気鋭の哲学者が説く、言葉を誠実につむぐことの意味とは。
安堂ホセさん(29)の小説「迷彩色の男」(河出書房新社、1760円)が第45回野間文芸新人賞の候補に入っている。デビュー作「ジャクソンひとり」が芥川賞候補入りとなり、注目を集める新人作家の2作目は1作目同様、異国にルーツを持つ若い男を起点として描くフィクション。安堂さんは小説を「個人的な体験談ではなく、人生のパターンのひとつ」として読者に受け取ってほしいと考えている。(瀬戸 花音) カラフルに乱反射し、幻想的ともいえる光のなか、左手で顔を隠すリアルな男。CDジャケットや、あるいは映画のフライヤーのような本書の表紙デザインは、目をひき、カッコイイ。そこには、ページを開く前からすでに作者の思いが込められている。「マイノリティーを取材した作品は、すごくかわいそうな壮絶系か、反対にゆるふわ系の表紙ばかりなんです。それは表紙だけじゃなくて、内容もそう。だけど、そうではなくて、どちらのトーンに傾くでも
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "海を感じる時" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2018年2月) 『海を感じる時』(うみをかんじるとき)は、1978年に発表された中沢けいの小説。2014年に映画化された。 概要[編集] 第21回群像新人文学賞受賞作(同時受賞は小畑亮介『永遠に一日』)。著者の中沢けいは当時18歳の明治大学1年生であった。同年に講談社より出版され、後に講談社文庫、講談社文芸文庫(『水平線上にて』と共録)に入る。 ストーリー[編集] 千葉県の海沿いの街に暮らす高校生の恵美子は先輩の洋に以前から好意を寄せており、ある時彼から「キスというものをして
【読売新聞】 「助けてください!」。オーストラリア旅行を夢にみながら、空港の床に崩れ落ちた恋人を抱きかかえ、そう泣き叫んだ少年の姿を覚えているだろうか。 2004年5月、恋人のアキを白血病で亡くした高校生の朔太郎の喪失と再生を描いた
『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』の一場面 ABEMAのバラエティ番組『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』が人気だ。プロデューサー高橋弘樹氏に話を聞いた。AERA 2023年10月9日号より誌面に掲載できなかったスピンオフバージョンをお届けする。 高橋弘樹さん * * * ―――今回AERA10月9日号では「悩みに効く本」というテーマで5冊選んでいただいたわけですが、その中の1冊が『アジアン・ジャパニーズ』。 高橋:いや〜、懐かしいな。写真がめっちゃいいですよね。多分最初に手に取ったのは20代前半、大学時代だったと思います。旅が好きでバックパッカーもやっていたんですが、どこに行こうかと迷っていた時にこれを読んでアジアに決めた記憶がありますね。人生の目的もわからない、どこに向かっているのかすらもわからない人が彷徨うのがアジアだというようなことが書いてあって、自分も大学時代はまだこれとい
5月26日から6月1日に私と友人は青ヶ島旅行に行きました。 厳密には一泊めは八丈島なんですが。 目的はおもに取材、青ヶ島を舞台にしたストーリー漫画の構想があってそれり資料集めのためでした。 とはいえ、漫画家のもったいない精神からそれとは別に旅行記も描こうと行く前から思っていました。 それで旅行記を描いてkindleで販売しました。 それでこれから描く話に絡んできますので冒頭部分を転載いたします。 漫画はTwitter(現X)にも載せてるんで「もう読んだよ!」という方は目次の「ここから雑文」に飛んでください。 なんとなく石垣島くらいの都会度と思っていた… ここから雑文めっちゃ思わせぶりに引きましたが、このあとぶっちゃけ島に閉じ込められます。 青ヶ島は本当に天候ガチャの島で、旅行客の日程も島民の生活も、すさまじく天候に左右されるのだと私はこの旅行で思い知りました。 たとえば船が欠航になれば物流
自分の感情を抑え込んだ後に残ったモヤモヤ、苦手な人とのトラブルのモヤモヤ、自分の恥ずかしい行動を思い返した時のモヤモヤ…。心に引っ掛かってくすぶっているモヤモヤと上手にお付き合いをして、「自分の時間を無駄にしない」ための11の解決法を教えます! 気持ちがうまく割り切れないときや人間関係で悩んでいる人は、漫画家・エッセイストの田房永子さんの近著『人間関係のモヤモヤは3日で片付く -忘れられない嫌なヤツも、毎日顔を合わせる夫も-』を読んで、今より少し楽に生きるためのヒントを掴みましょう。
ユウビンキョクノウラソシキ 2023年5月24日発売 定価:1,980円(税込み) ISBN 978-4-334-95378-2 ノンフィクション、学芸 判型:四六判ソフト 郵便局の裏組織「全特」――権力と支配構造藤田知也/著 パンドラの箱を開けたのは「1時間18分の音声データ」だった 郵便局の存続に強い思いを抱くはずの集団が、自ら死期を早めている構図はじつに皮肉だ。しかし、これは社会の構造変化への適応や順応が遅れる他の業界や企業にも当てはまる。目先の利得に目を奪われ、改革を先送りしていると、結果として多大な損失をもたらしかねない。この報告が郵便局の行方を考える材料となるだけでなく、有意義な営みが息長く社会に貢献できるように、組織のあり方を見つめ直す一助になれば幸いである。 (「はじめに」より)
重松清『カモナマイハウス』(中央公論新社) 不動産会社で2年後に定年を迎える水原孝夫58歳の今の仕事は、空き家メンテナンス。妻の美沙は、両親を看取ってから虚脱感で介護ロスにおちいっている。そのうえ、空き家になった彼女の実家に関し、問題が持ち上がっていた。遺体安置所にして再利用しようという若手実業家の計画に兄が乗り気だったのである。重松清『カモナマイハウス』があつかっているのは、還暦間近の主人公にとっては悩ましい、そんな状況だ。だが、彼が若い世代やシニア世代と会話を交わし、固定観念を揺さぶられる描写は軽妙でもある。シリアスでありつつユーモラスな小説なのだ。(円堂都司昭/8月22日取材・構成) ――空き家再生を題材にしたきっかけは。 重松:題材にする以前に、僕の実家がずっと空き家だった。岡山県の奥の方だから、これはもう全然売れないだろうし、メンテナンスだけでも大変。2016年に親父が死んだ後、
大学は三浦と共に日本大学藝術学部美術学科に入学した。大学時代はグローブ空手の同好会に所属している[4]。 漫画の投稿も続けており、賞も獲得していたが掲載には至らず、ある編集者からストーリーは編集に任せて作画だけで良いと言われたことがきっかけとなり、スランプに陥ってしまい、六本木などで荒れた生活を送っていた[5]。 大学4年のときに、三浦が武論尊の原作で漫画家デビューが決まったのは「森の助言」がきっかけだったが、自身は荒んだ生活の中で複雑な気持ちだったと語っている[5]。 大学卒業後はデザイナーとして広告イラストやCMの絵コンテ製作などに携わっており、稼いではいたが生活は荒れていたという。 その後、25歳のときに鈴鹿サーキットで行なわれたF1の取材の帰りにバイクで大事故に遭ったのがきっかけとなって、再び漫画の道を志すようになった[3]。それから5年かけて連載を勝ち取り、2000年から『ヤング
AmazonのAudible(オーディブル)だ。 プロのナレーターが書籍の朗読をしてくれるやつ。月額1500円くらいで有名どころはだいたい聴ける。無料期間もある。 Audible化の話が来たときは「需要あるのかしら」と思いつつOKと返事した。朗読を聴く習慣が無かったので、どんな人がどんなタイミングで聴いているのかあまり想像できない。 承諾し、しばらく経ってからボイスデータが送られてきた。まるで自分の日記を朗読されている感じがして(実際、一作は日記を改稿したエッセイ集だ)むず痒く、自分では最後まで聴くことはできなかったけれど、「本を耳で読む」という行為は案外なじみそうに思えた。 それから自分も会員登録し、Audibleを利用し始めた。 これが想像以上に良かった。利用し始めてからさほど経っていないが、すでに10冊以上の本を音だけで聴いている。 なにがそんなに良かったのか、理由を少しまとめてみる
コンテンツブロックが有効であることを検知しました。 このサイトを利用するには、コンテンツブロック機能(広告ブロック機能を持つ拡張機能等)を無効にしてページを再読み込みしてください。 ✕
しばらくお待ちください アップデート中のためログイン・会員登録を停止中です。 再開は 6/27(火) 中の予定です。
主な活動最新の活動についてはこちら 短歌・小説歌集『Lilith』(書肆侃侃房、2019年) 短編集『無垢なる花たちのためのユートピア』(東京創元社、2022年) 掌篇集『月面文字翻刻一例』(書肆侃侃房、2022年) 評論連載「幻象録」(「現代短歌」2020年1月/76号 - 現代短歌社) 10首選+評論「幼年期の終わり——世界との蜜月から対立へ」(『水原紫苑の世界』深夜叢書社、2021年) 評論「呪われたもののための福音——『ラピスラズリ』評」(「夜想#山尾悠子」 ステュディオ・パラボリカ、2021年) エッセイ「〈永遠〉に開いた小窓——『就眠儀式』とその思い出 」(「ユリイカ」2021年10月臨時増刊号 総特集=須永朝彦 青土社、2021年) 解説「薔薇色の、言葉と肉」(山尾悠子・中川多理『新編 夢の棲む街』[パラボリカ・ビス、2022年] ) and more... 活動一覧短歌単行
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く