「露出狂」という言葉を聞いてみなさんがイメージするのはどんな人だろうか?若い女性に自分の裸体を晒すのを趣味としているオヤジだろうか?それとも?多くの人は、おそらく露出狂というと、ビョーキで、変態、そういったマイナスのイメージを持つだろう。もし、あなたにも、露出狂と同じような精神性が実はあって、今の社会は、あの冒頭の露出狂のオヤジとは違っても、みんな似たような露出狂になりつつあるのではないかしら?という問いを投げかけられたらどのように感じるだろうか? さて、露出とは、見せることである。見せる人がいるということは見る人がいるというのは言わずもがな。「見ること、見られること」というのは哲学のテーマになったり、安部公房のような文学者にも取上げらるテーマだったりする。「見ること、見られること」というのは実に人間というものを掘り下げるにあたり興味深い切り口だったりするのである。そこでだ。2010年以降