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ブックマーク / jbpress.ismedia.jp (58)

  • 香港を殺す国家安全法、明らかになった非道な全文 完全にないがしろにされた一国二制度 | JBpress (ジェイビープレス)

    (福島 香織:ジャーナリスト) 「香港国家安全維持法」(香港国安法)が6月30日に行われた中国全人代常務委員会で可決され、その日の午後11時をもって施行された。施行されるまでこの法律の全文は公開されなかった。しかも公開された法律全文が中国語のみで、英語のものはない。香港で施行される法律で英文がないものは初めてだろう。 全文は施行と同時に中国の国営通信社、新華社が公開。内容は聞きしに勝る悪法であり、総則と全体は矛盾しており、外国にいる外国人や組織にまで適用するという。もはや法律の体をなしていない。 「香港独立」と書かれた旗の所持で逮捕 そして施行後1日もたたないうちに、この法律に基づいて最初の逮捕者が出た。7月1日のデモの参加者が「香港独立」と書かれた旗を所持していた、という理由で逮捕されたのだった。

    香港を殺す国家安全法、明らかになった非道な全文 完全にないがしろにされた一国二制度 | JBpress (ジェイビープレス)
  • 絶体絶命のファーウェイ、西側世界が忌み嫌う理由 テクノロジーで中華秩序圏の拡大を支援 | JBpress (ジェイビープレス)

    米司法省でファーウェイと孟晩舟CFOの起訴について記者会見するマシュー・ウィテカー司法長官代行(中央)ら(2019年1月28日撮影)。(c)SAUL LOEB / AFP〔AFPBB News〕 (福島 香織:ジャーナリスト) 米司法当局は、カナダで保釈中の中国・華為技術(ファーウェイ)のナンバー2であるCFO・孟晩舟に対して正式に起訴し、彼女の身柄引き渡しをカナダ当局に要求した。中国が、親中派の元カナダ外交官を含む多数のカナダ人の身柄を“人質”にとり、孟晩舟の米引き渡しを阻止しようとカナダ政府に圧力をかけていたが、トルドー政権は、孟晩舟の米身柄引き渡しに反対意見を述べた駐中国カナダ大使を召還するなどしており、孟晩舟は米国に引き渡される公算が強い。そうなると、3カ月停戦中の米中貿易戦争を含め米中冷戦はどこへ向かうのだろうか。 腹を決めざるをえなくなったカナダ政府 これまでのいきさつを簡単に

  • さよならキログラム原器、単位の改革がやってくる 2018年、単位の定義は基礎物理定数の時代へ | JBpress (ジェイビープレス)

    このキログラムの定義に、実は間もなく大改革が起きようとしています。 1889年以来、130年近く使われてきた「国際キログラム原器」が、お役御免で廃止されようとしているのです。 ここでは、国際キログラム原器とは何物か、そもそも私たちはどうしてキログラムを使っているのか、キログラムの基礎知識をおさらいし、来たる単位の大改革について解説しましょう。 そして、来年発表される新しい単位系を予想しちゃいましょう。 いまさら聞けないキログラム 体重を知るにはどうするでしょうか。体重計に乗って目盛を読めばいいでしょう。 体重計の目盛はどのように定められているでしょうか。言い換えると、測定器具の目盛の正しさはどのように保証されているでしょうか。 体重計はどこかの体重計工場で作られますが、簡略化して説明すると、工場には質量1kgの重りがあって、その重りを乗せたときに1kgの値を示すように体重計の目盛は調整され

    さよならキログラム原器、単位の改革がやってくる 2018年、単位の定義は基礎物理定数の時代へ | JBpress (ジェイビープレス)
    amino_acid9
    amino_acid9 2017/11/09
    基本単位は「kg」のままなので接頭辞とのもやもやした関係はそのままになるのか
  • 読者からの批判を最も恐れる日本の大新聞 子宮頸がんワクチンに関するメディアの偏向報道(下) | JBpress (ジェイビープレス)

    前編(http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/48062)で紹介したように、私たちの研究結果から、子宮頸がんワクチン騒動では新聞が過度にリスクを強調した報道を続けている問題が示されました。 これまでもメディアは必ずしもワクチンのリスクについてバランスの取れた報道をしてきたわけではなく、過去には海外でも同様な事例が起こっています。 1970-80年代には百日咳ワクチンに対する反ワクチン活動がメディアを通じて世界中で拡散し、日をはじめ、スウェーデン、英国、ロシアで接種率が大きく低下し、その後の百日咳の流行を引き起こしました(Lancet 1998; 351:356-61.)。 またMMR(麻疹、おたふくかぜ、風疹)ワクチンが自閉症を引き起こすという報告が著名な医学誌Lancetに1998年に掲載(のちに撤回)されると、メディアで大きく報道され、英国を中心に接

  • 世界から強い批判を受けた日本の大新聞 子宮頸がんワクチンに関するメディアの偏向報道(上) | JBpress (ジェイビープレス)

    人間はどうやら質的に「リスク」の認知が苦手であるようです。競馬やパチンコで痛い目に遭っても、ほとぼりが冷めたらまた嵌ってしまったり、タバコは体に悪いと知っていてもなお、多くの方がやめられずにいたりします。 心理学の分野では、「人は不確実な物事を正確な確率で認識できない」と考えられているそうです。 2002年にノーベル経済学賞を受賞したカーネマンとトベルスキーが提唱しているプロスペクト理論の中では、「高い確率は低く見積もり、低い確率を高く見積もってしまう」と記されています。 また、社会学の分野ではロジャー・カスパーソンが1988年に「リスクの社会的増幅」を提唱しました。事故や不祥事の報道が多いと、利用可能な情報が増えてリスク認知が高まることを言います。 小さなリスクほど過大に取られがち これらの考え方を知ると、比較的発生確率の高い自動車事故やがんなどのリスクが過小評価されていることや、BS

    世界から強い批判を受けた日本の大新聞 子宮頸がんワクチンに関するメディアの偏向報道(上) | JBpress (ジェイビープレス)
    amino_acid9
    amino_acid9 2016/10/14
    「2013年3月以降、副反応のリスクを強調する、ネガティブな新聞報道が急増した」「専門家機構による、リスクと有益性を踏まえたうえでの見解を伝える報道は非常に限られていました」
  • 英国EU離脱で勢いづくフランスの「反欧州」派 ブレグジットの次は「フレグジット」? | JBpress (ジェイビープレス)

    極右政党「国民戦線」(FN)のマリーヌ・ルペン党首(2015年12月6日撮影)。(c)AFP/DENIS CHARLET〔AFPBB News〕 2017年春のフランス大統領選まで、1年を切った。世界中に衝撃を与えたブレグジット(Brexit:英国のEU離脱)は、フランス大統領選にどんな影響を与えるのだろうか。 勢いづく極右政党 大統領選に出馬を表明している政治家の中で、今、ブレグジットを追い風として最も意気軒高なのが、極右政党「国民戦線」(Front National:FN)党首のマリーヌ・ルペンだ。 彼女は早くから英国はEUを離脱するだろうと見ており、今や同党が掲げる「反欧州」路線は「間違いない」という確信を持つに至った。 同党の副党首で、マリーヌ・ルペンのスポークスマンであるフロリアン・フィリッポは、「我々が政権の座に就いたら、まず6カ月以内にユーロの使用を取りやめ、フランを再導入す

    amino_acid9
    amino_acid9 2016/07/12
    右も左も「乗るしかない このビッグウェーブに」状態
  • 右派ポピュリズムを打破する方法 トランプ氏の台頭を招いたエリート層の失敗 | JBpress(日本ビジネスプレス)

    米ニュージャージー州ローレンスビルで開かれた選挙集会で演説するドナルド・トランプ氏(2016年5月19日撮影)。(c)AFP/EDUARDO MUNOZ ALVAREZ〔 AFPBB News 〕 先週の欄 で論じたように、ドナルド・トランプ氏の台頭はエリート、特に(ただし、これに限られるわけではないが)共和党のエリートが失敗を重ねてきたことの表れだ。 トランプ氏は、人々の攻撃性や怒りがほとばしる道を作ることに成功している。これは特に目新しい戦術ではない。これまでにも数々のデマゴーグ(扇動者)がこの方法で権力を握ってきた。しかし、デマゴーグは問題の答えを示さない。それどころか、事態をさらに悪化させてしまう。 事態はこれ以上悪化しようがないと思っている人が多いようだが、それは間違いだ。米国だけでなく世界中で、事態は今よりもっとひどくなり得る。トランプ氏が危険なのはそのためだ。同氏は米国の成

    右派ポピュリズムを打破する方法 トランプ氏の台頭を招いたエリート層の失敗 | JBpress(日本ビジネスプレス)
    amino_acid9
    amino_acid9 2016/05/31
    欧州でも同様だけどこの一文が全てよな「右派のポピュリズムを打倒しようというのであれば、それに代わるものを用意しなければならない」
  • 米国の実力主義の終焉 2大政党に無視された白人ブルーカラーの悲哀 | JBpress(日本ビジネスプレス)

    1つの言葉にはどれほどの意味があるのだろうか。「メリトクラシー(実力主義)」という言葉ほど道徳的な熱意が込められている場合、その答えは「たくさん」となる。 もっぱら自分の実力でのし上がった人は、自分には才能があり努力もしたから成功できたと考えている。運は一切関係ないと信じている。そしてそういう見解を誰にでも、例えばのんびり屋だったり怠け者だったりするために自分の例にならえない人にも話す。問題が生じるのは、唯一、それに異を唱える人が出てくるときだけだ。 この構図を拡大して人口3億2000万人の国、それも実力主義社会であることを誇りにしている国に当てはめてみよう。質問の仕方にもよるが、国民の半分から3分の2に当たる人々が異を唱えたらどうなるか想像してみてほしい。この人々は、この国のシステムによる断絶は新たに断絶を作る仕組みを備えているから決してなくならない、と考えている。以前はそんな風には考え

    米国の実力主義の終焉 2大政党に無視された白人ブルーカラーの悲哀 | JBpress(日本ビジネスプレス)
    amino_acid9
    amino_acid9 2016/05/17
    「世襲制実力主義」凄くわかりやすい言葉だ。仮にトランプが大統領になっても結局この層はいつものように見捨てられるんだろうなあとも
  • 重力波検出のすごさ、子どもに説明できますか? ブラックホールは本当にあった!研究者の驚きポイント5つ | JBpress (ジェイビープレス)

    アメリカにある2台のレーザー干渉計重力波観測装置「LIGO(ライゴ)」が、宇宙から到来した重力波を検出したのです。 得られた重力波は、2個のブラックホールが衝突・合体した場合に予想される波形と合致しました。 2個のブラックホールが13億年前に合体し、そのすさまじい衝突によって放射された重力波が13億年かかって私たちの銀河系に到達し、ごくわずかにLIGOを揺るがし、検出されたのです。世界の研究者は狂喜乱舞しました。

    重力波検出のすごさ、子どもに説明できますか? ブラックホールは本当にあった!研究者の驚きポイント5つ | JBpress (ジェイビープレス)
  • STAP騒動、Nature誌がつけるべき落とし前 科学的には決着も、自身の問題点に触れず | JBpress (ジェイビープレス)

    9月24日、科学雑誌Natureが3の記事を載せた。このうち2は昨年、日を騒がせたSTAP細胞の論文(以下、STAP論文)に関する“反論”で、残りの1つは総説だ。3はそれぞれ独立した記事だが、互いに関連している。 いずれもSTAP細胞の騒動に、科学界としての決着をつける記事だ。しかし、まだいくつかの疑問は残る。それは、Nature誌自身の役回りについてだ。 今回Nature誌に載った記事を紹介する前に、STAP論文とそれをめぐる不正告発の経緯を簡単におさらいしよう。すでによく知っているという方は、「すでに撤回された論文への反論」から読んでいただきたい。 画期的だったSTAP細胞 2014年1月末にNature誌に掲載されたSTAP論文は、身体中のすべての細胞だけでなく、胎盤にも分化することのできる細胞に関するものだった。赤ちゃんマウスの細胞を弱酸性の液に30分ほど浸けるなどの簡単な

    STAP騒動、Nature誌がつけるべき落とし前 科学的には決着も、自身の問題点に触れず | JBpress (ジェイビープレス)
    amino_acid9
    amino_acid9 2015/10/06
    怪しい幹細胞治療を防ぐために、撤回された論文でも反論を載せることには意義があるのか
  • 5つの同時危機でカオスの域に入る欧州 難民危機だけでも政治的、財政的に手足を縛られる盟主ドイツ | JBpress(日本ビジネスプレス)

    大方のドイツ国民はメルケル首相の決断を歓迎したが、難民の大量流入の現実に困惑している(写真はベルリンで難民申請の順番を待つ亡命希望者)〔AFPBB News〕 欧州は同時進行する5つの危機と奮闘している。いずれも、異なる発展段階にある不測のショックだ。シリアからの難民、ユーロ圏周縁国の債務、世界的な景気減速、ロシアのクリミア併合とその余波、そしてフォルクスワーゲン(VW)の犯罪と不正行為である。 カオス理論の人気の比喩は、世界の別の地域で竜巻を引き起こす蝶の羽ばたきだ。 欧州の罪のない危機の引き金は、シリアからの難民にドイツを開放することにしたアンゲラ・メルケル首相の道義的な決断だった。 大半のドイツ国民は熱狂的にこの決断を歓迎したが、首相は来るべき事態に向けて、政治的、物理的に自国と他の欧州諸国を備えなかった。 難民受け入れを決めたドイツの英断の代償 ベルリンとハンブルクでは、住宅事情が

    5つの同時危機でカオスの域に入る欧州 難民危機だけでも政治的、財政的に手足を縛られる盟主ドイツ | JBpress(日本ビジネスプレス)
    amino_acid9
    amino_acid9 2015/09/30
    昔も今もヨーロッパ混乱の中心はドイツなのね
  • 人工島に軍用滑走路出現、南シナ海が中国の手中に 米国の批判も時すでに遅し、誕生しつつある南沙基地群 | JBpress (ジェイビープレス)

    9月に入ってから撮影された南沙諸島の航空写真(CSIS/AMTI発表)によると、中国が南沙諸島に建設している人工島のファイアリークロス礁とスービ礁、それに中国が以前より占拠しているミスチーフ礁の3カ所で、軍用基地として使用可能な3000メートル級滑走路がそれぞれ建設されているのが確認された。 急がれていた南沙諸島への拠点確保 これまでのところ、人民解放軍の南シナ海に対する前進拠点は、西沙諸島の「永興島」であった。 永興島は、軍・政府関係者ならびに漁業関係者をはじめとする民間の人々も居住して1500名ほどの人口を抱え、南シナ海の“中国の海洋国土”を管轄する三沙市行政機関が設置されている。 そして、人民解放軍海軍部隊と武装警察部隊が常駐しており、2700メートルの滑走路を有する航空施設(ちなみに沖縄の米海兵隊普天間基地の滑走路も2740メートルである)と5000トン級の艦船が接岸できる港湾施設

    人工島に軍用滑走路出現、南シナ海が中国の手中に 米国の批判も時すでに遅し、誕生しつつある南沙基地群 | JBpress (ジェイビープレス)
    amino_acid9
    amino_acid9 2015/09/25
    「中国はようやく登り始めたばかりだからな、この果てしなく遠い地域覇権国家への坂をよ…(完)」みたいになんねえかなほんと
  • もはや無謀と言うしかない消費税率10%の公約 それでも安倍首相は消費税を引き上げるのか? | JBpress (ジェイビープレス)

    2017年4月から消費税率を10%に引き上げるという安倍首相の公約は守られるのだろうか。(写真はイメージ) 安倍晋三総理にとって、それはショッキングだったし、先行きが不安で仕方がないに違いない。8月17日に発表された2015年4~6月期GDP(国民総生産)速報値が、前期比年率-1.6%とマイナス成長に沈んだのだ。 前年比でもわずか0.1%増という状況で、胸を張って「アベノミクスの成果が表れ、景気は回復し、デフレ脱却に向かって進んでいる」などとは言えたものではない。 何よりも問題なのは、GDPの約6割を占める民間最終消費(個人消費)の伸び率が実質・前期比年率で-3.0%とGDPの大きな押下げ要因となっていること。これは、近年では2011年の東日大震災直後、2014年4月の消費税8%への引き上げ後に次いで悪い数字だ。 果たして、これで2017年4月から消費税率を10%に引き上げることができる

    もはや無謀と言うしかない消費税率10%の公約 それでも安倍首相は消費税を引き上げるのか? | JBpress (ジェイビープレス)
    amino_acid9
    amino_acid9 2015/09/10
    延期のタイムリミットは来年の参院選だろうけどそこで解散同時選挙なるかは今後の経済指標の動向と支持率次第かね
  • 国会審議が明らかにした与党の怠慢と野党の非見識 世界の変化が見えない政治家が戦争を引き起こした歴史に学べ | JBpress (ジェイビープレス)

    国会議事堂前で、衆議院平和安全法制特別委員会が可決した安全保障関連法案に抗議するデモに参加した市民団体のメンバー(2015年7月15日)〔AFPBB News〕 政府与党はますます緊張を増すアジア国際情勢のもとで我が国の安全を確保するためには、日米同盟を強化し、ASEAN(東南アジア諸国連合)ならびにオーストラリアなどと連携する必要上、集団的自衛権の一部の行使が不可欠でありそれは合憲であるとし早期成立を期す。 これに対し、野党は政府の施策は立憲主義に反して納得できないし国民の多くが反対であり、歴代の内閣・内閣法制局が守ってきた最も重要な憲法解釈の変更を一内閣が勝手に変更すべきでない、あるいはこの暴挙は平和憲法の根を崩すもので決して許されず必ず廃案に追い込むと息ばんで対決姿勢を露わにしている。 学会では憲法学者を中心に明確な違憲であり、解釈変更は法の安定性を損ない戦後政治の基を揺るがすと

    国会審議が明らかにした与党の怠慢と野党の非見識 世界の変化が見えない政治家が戦争を引き起こした歴史に学べ | JBpress (ジェイビープレス)
    amino_acid9
    amino_acid9 2015/08/25
    歴代の政府与党が建前論に終始し社会もそれを良とした結果が現安保関連法審議のグダグダっぷりなんだろうなあ
  • 欧州がギリシャの債務減免に応じられない理由:JBpress(日本ビジネスプレス)

    (2015年1月27日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) ギリシャの選挙で急進左派連合(SYRIZA)が勝った。だが、恐らく同じくらい驚くべきことに、この「極左」政党は、西側のエリート層の意見を味方に引き入れようとする戦いで大きな前進を遂げている。 多くの主流派経済学者、政策立案者は、ギリシャ経済の状態に危機感を募らせるあまり、国内総生産(GDP)比175%に上るギリシャの公的債務を大幅に削減することが唯一の解決策だというSYRIZAの主張に同意するようになった。 「大幅な債務減免しかない」は当か? 「ギリシャの債務は適正規模に減らす必要がある」。英語圏のある上級政策立案者は、ダボスで筆者にこう言った。「ドイツ人は、自分たちが1950年代の債務減免で恩恵を受けたことを思い出すべきだ」 紙(英フィナンシャル・タイムズ)の紙面上でも、複数のノーベル賞受賞者からの書簡や一部の寄稿が似たような

    欧州がギリシャの債務減免に応じられない理由:JBpress(日本ビジネスプレス)
    amino_acid9
    amino_acid9 2015/01/29
    進むも地獄退くも地獄
  • 日本は米国から「見捨てられる」のか? ミアシャイマー教授の「攻撃的リアリズム」が示す未来(後篇) | JBpress (ジェイビープレス)

    米国の国際関係論における「攻撃的リアリズム(offensive realism)」の泰斗として名高いJ.ミアシャイマー(John J. Mearsheimer)教授(シカゴ大学)が12月半ばに日を初訪問し、各地で日の有識者と意見交換の機会を持った。 教授の「攻撃的リアリズム(offensive realism)」は、国家は生存のために際限のない拡張行動を採ることが求められるという考え方である(前篇「中国と米国はいつか必然的に衝突する」参照)。教授はそれに基づいて、米中が必然的に衝突すると主張する。また、いずれ米国は台湾を防衛できなくなり、台湾を見捨てて中国に強制的に統一されることを許容せざるを得なくなる時が来るだろう、とも予測する。 (教授は今年春、米国の『ナショナル・インタレスト』誌に「台湾にサヨナラを言おう(Say Goodbye to Taiwan)」という論文を掲載し、大きな注

    日本は米国から「見捨てられる」のか? ミアシャイマー教授の「攻撃的リアリズム」が示す未来(後篇) | JBpress (ジェイビープレス)
  • 中国と米国はいつか必然的に衝突する ミアシャイマー教授の「攻撃的リアリズム」が示す未来(前篇) | JBpress (ジェイビープレス)

    12月中旬、米国の国際関係論における「攻撃的リアリズム(offensive realism)」の泰斗として名高いJ.ミアシャイマー(John J. Mearsheimer)教授(シカゴ大学)が日を初訪問し、各地で講演をしつつ日の有識者と意見交換の機会を持った。幸いにして筆者も教授と比較的長い時間、意見交換をする機会に恵まれた。 ミアシャイマー教授は、理論的見地に基づいて、米中が必然的に衝突するという見方を採っていることで著名である。教授は今年、中国台湾に関する論争的な主張をさらに展開して世間の注目を集めた。そこで教授が唱えたのは、中国経済の高成長が今後も長い間続くとすれば、いずれ中国はアジアにおける地域覇権を実現し、米国の影響力はアジアから排除されてしまうだろう、という見方であった。 米国の一流の国際政治学者が唱えるこうした将来像は、台頭する中国に正面から直面する周辺諸国にとってはシ

    中国と米国はいつか必然的に衝突する ミアシャイマー教授の「攻撃的リアリズム」が示す未来(前篇) | JBpress (ジェイビープレス)
    amino_acid9
    amino_acid9 2015/01/03
    "「攻撃的リアリズム」の見地に基づけば中国が平和的に台頭することはあり得ず、必ずアジアにおける地域覇権を目指すであろうし…その過程で…アジアの安保競合が激化"
  • ササニシキはなぜ消えたのか? 米離れの時代でも味をめぐる品種競争は激化 | JBpress (ジェイビープレス)

    炊きたての白く輝くごはんを口にするときこそ、日人が幸せを感じる瞬間だ。店頭には多種類の米が並ぶが、「コシヒカリ」や「ひとめぼれ」などのブランドにこだわる人も多い。どのような違いがあるのだろうか。 今年の新米は価格安 新米の季節がやってきた。米穀店やスーパーの店頭に掲げられた「新米入荷」の張り紙に心躍らす人もいることだろう。今年は、西日の天候不順にもかかわらず、出来高は上々。価格は近年にない低水準で、どの銘柄も安くなると予想されている。 だが、価格安の理由は、単なる今年の出来高の良さからくるのではない。日人の米の消費が年々減り続けているのだ。2011年の震災後の米価高騰が消費の低迷にさらに追い打ちをかけた。一方、2013年は豊作だったおかげで2014年は米の供給が過剰気味だとJAなどは分析している。 白米を主に味噌汁や漬物を組み合わせた日人の生活は、古くから続いていると思っている

    amino_acid9
    amino_acid9 2014/10/10
    文化鍋で炊くようになってから、品種はわりとどうでも良くなってしまった
  • 南シナ海で米国が直面するジレンマ:JBpress(日本ビジネスプレス)

    (2014年7月10日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 2012年6月、米中両国の政府高官がバージニア州南部で会談し、南シナ海で2カ月間続いている危険なにらみ合いについて議論した。 中国、フィリピン双方の数十隻の政府船舶と漁船が、フィリピン沿岸から120海里離れたところにあり、両国が領有権を主張するスカボロー礁の周辺海域に集結していた。海軍同士が衝突する現実的な可能性があるように見えた。 台風の季節が急速に迫り来る中、米国は事態の打開を仲介しようとした。米国のアジア外交の責任者であるカート・キャンベル氏と中国外交部の傅瑩外務次官の会談の終わりには、米国は、双方が撤収するとの合意が得られたと考えていた。翌週、フィリピン側の船舶はスカボロー礁を離れ、自国へ戻った。 中国勢はその場にとどまった。それから2年経った今も、その残響が感じられる。 北京の一部関係者は、「スカボロー・モデル」について語

    南シナ海で米国が直面するジレンマ:JBpress(日本ビジネスプレス)
    amino_acid9
    amino_acid9 2014/07/11
    民間(を装った中国)による既成事実の積み上げにどう対処していくか
  • 武装組織「ISIS」が勢力拡大、イラクは3分割されてしまうのか 宗派対立の奈落の底から見えてくる未来 | JBpress (ジェイビープレス)

    イラクがまた奈落の底に沈みつつある。イラク第二の都市モスルがアル・カーイダ系の武装組織「ISIS(イラクとシャームのイスラム国家)」の攻勢にあっけなく陥落したことは、イラク人にとっても衝撃的だった。ISISは、そのスローガン「生き残り、拡大する(baqiya wa tatamadad)」の通り、不死鳥のように甦った。 そして現在でも、イラク北部の諸都市をおさえたISISとイラク治安部隊との間で、首都バグダードから北東のディヤーラ州や石油精製施設のあるバイジで戦闘が続いている。ISISは、ちょうど2006年以前にその前身の「イラクのアル・カーイダ(AQI)」指導者ザルカーウィーが構想したように、首都バグダードを丸く囲む形で首都包囲網を形成しようとしていると見てよいだろう。 実は驚くべきことに、モスル陥落から10日ほど経った今では、モスルの多くのスンニ派住民たちは、シーア派が牛耳る中央政府が派

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