「S:8/スーパーエイト」という映画をご存じだろうか?もし「知っている」という読者がいるなら、その御仁は相当な映画マニアのはずだ。 「スーパーエイト」とは、「E.T.」が世界的な大ヒットとなった翌年にひっそりと公開され、わずか2週間で上映が打ち切られた幻の映画である。「E.T.」との類似点、凡庸な役者の芝居、お粗末なSFX、そして決定的な理由として、製作関係者が少女買春で逮捕されるなどという事件があり、公開スケジュールを大幅に早めて上映を終了した曰く付きの作品である。当然、日本公開がされることもなく、ソフト化もされず、伝説のカルト作として今なお一部ファンから熱狂的な支持を得ているのが「スーパーエイト」なのである。 今回その“幻のB級SF”をリメイクすることになった経緯を含め、2011年版「スーパーエイト」について、監督のJ.J.エイブラムスに話を聞いた。 --何故、あなたが今回のリメイクを