コロナ禍で「テクニカルサポート詐欺」の被害が拡大していると、セキュリティソフトメーカーのAvast Software(本社:チェコ)が注意喚起している。 犯人は、標的のPCが壊れたと誤認させ、メーカーなどのテクニカルサポートと偽って標的と電話し、会話しながらリモートアクセス権限を入手。マルウェアを仕込んだり個人情報を盗んだりする手口だ。米FBIの調査によると、ITリテラシーの低い層が狙われており、被害者の8割が高齢者という。 Avastによると、テクニカルサポート詐欺の手口は2種類ある。PCメーカーなど実在する企業のサポート担当者を装った犯人が、標的に直接電話をかける方法と、標的のPC画面に「ウイルスに感染した」とうその警告を表示し、サポートの連絡先と偽った電話番号に連絡させる方法だ。 犯人は、標的との通話に成功すると、「PCの問題を修理するためにリモートアクセスする必要がある」と標的を説