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ブックマーク / salon.mainichi-kotoba.jp (8)

  • ギョーザの漢字は? チコちゃん、それはないよ

    NHK「チコちゃんに叱られる!」でチコちゃんが「ギョーザ」を漢字で書く問題を出しました。豊川悦司さんが書いたのは「飠」に「交」と「子」。これをチコちゃんは不正解としました。それはないよ。チコちゃん、トヨエツにダメ出ししてんじゃねーよ! 「しょくへん」が「飠」ではダメなのか トヨエツこと豊川悦司さんがNHK「チコちゃんに叱られる!」に出た回。チコちゃんが出演者に正解されて「ボーッと生きてんじゃねーよ!」という決めぜりふを言えない悔しさを紛らすために「ギョーザ」を漢字で書く問題を出しました。 豊川さんがボードに書いたのは、おちゃめなことに「飠」の右にギョーザの絵。その下に書かれていたのは「飠」に「交」の「子」でした。 これをチコちゃんは不正解としました。正解は「餃子」で、「しょくへん」の下は「二」みたいな横線でなければいけないということです。 それはないよ。チコちゃん、トヨエツにダメ出ししてん

    ギョーザの漢字は? チコちゃん、それはないよ
    and_hyphen
    and_hyphen 2020/10/03
    チコちゃん...
  • 校正・校閲の関連お薦め本 後編

    このの巻末の「校正の知恵袋」に【大きな文字は要注意】という小見出しを立て タイトルや見出しなど、大きな文字は意外に見落とす。 デザイン化されていたり、まさかまちがえているはずはないという先入観から、思いがけない誤字などがスルーされてしまうリスクが高い。 とあります。その他 【目だけで文字を追わない】目だけで見ていくと、流して読んでしまう。一文字一文字、ていねいに。 など、この「校正の知恵袋」の7ページだけでも重要な教訓が詰まっています。 著者は「外部校正者」ということですが、フリーの校閲者が主人公の小説といえば―― すべて真夜中の恋人たち

    校正・校閲の関連お薦め本 後編
  • 校正・校閲の関連お薦め本 前編

    ……すみません、「赤旗」、まともに読んだこと一度もありません。でも、ここに挙げられる言葉は、ほとんどが私たちの普段の作業で問題になる言葉と驚くほど一致しています。「毎日新聞用語集」(赤)にあることと8割以上共通するのですが、たとえば次の例は今の赤には記されていません。 生活が大変なので、貯金を「切り崩す」といいがちですが、正しくは「取り崩す」です。「切り崩す」とは「高いところを切って低くする」「反対派に働きかけてその団結をくずす」ことです。「貯金を切り崩す」の意味や用例はありません。 私もこの「貯金を切り崩す」に違和感を持っていたのに、かなり流布しているので、世間では使い方が変わってきているのかという思いもありました。しかしこれを読んで「やはりおかしい」と、意を強くしました。なお、同書では「取り崩す」の説明の後に続く一言がさりげなく「赤旗らしさ」を表しているといえなくもありません。 「

    校正・校閲の関連お薦め本 前編
  • 出版校閲者が語る この仕事の“現実”と“本質”

    好きな作家の作品を校閲するか? ――ドラマ「校閲ガール」で好きな作家の担当にはならないとありましたが、あれは当ですか。 牟田都子さん:好きな作家の作品だからといって泣きながらゲラを読んでいるようではだめだということでしょうね。ただ講談社くらい大きいところだと選んで回せない。編集者や校閲部の社員がその時々で手が空いている人に仕事を割り振るので好きな作家のゲラが回ってくることはほとんどありません。 寺田さん:河出では、初校、再校は外部に校正を出すのですが、その場合、この作家にはこの人が合うなという相性がありますね。あとは時系列をちゃんと追えてファクトチェック(事実確認)ができるかどうかで出し方を決めています。もしその作家さんが好きだということが事前に分かっていたら、あえて初校か再校でお願いすることが多いです。その作家さんの好む字や文体の癖が分かっていた方が効率的だから。 大西さん:プロの校正

    出版校閲者が語る この仕事の“現実”と“本質”
  • 「事実確認どこまで?」出版校閲者の方々に聞く

    「著者から後書きに名前を入れていいか聞かれることはありますが、誤植が後で見つかったらと思うと怖いですね」。引用部分を探す苦労、事実確認はどこまでするか…出版の分野で活躍する校正・校閲者の方々に聞きました。 言葉にまつわる仕事という共通点をもとに、会って話を聞くシリーズ「校閲記者が聞く」。今回は出版の分野で活躍する校正・校閲者です。同じ仕事とはいえ出版と新聞の垣根を越えて話をする機会はそう多くはありません。大いに語り合いました。内容を2回に分けてご紹介します。 大西 寿男 おおにし・としお (写真・後列左から3人目) 1962年生まれ。フリーランス。「づくりと校正 ぼっと舎」代表。校正・校閲に関する著書多数。 奥田 泰正 おくだ・やすまさ (写真・後列左端) 1970年生まれ。フリーランス。情報誌や文芸誌、文芸書などを手がける。 寺田 恵理 てらだ・えり (写真・前列右から2人目) 196

    「事実確認どこまで?」出版校閲者の方々に聞く
  • どうやって校閲記者は調べているか

    「著者から後書きに名前を入れていいか聞かれることはありますが、誤植が後で見つかったらと思うと怖いですね」。引用部分を探す苦労、事実確認はどこまでするか…出版の分野で活躍する校正・校閲者の方々に聞きました。... 「これは会社の財産ですね。ぜひ公開してほしい」 「校閲者や司書は泣いて喜ぶと思いますよ」 毎日新聞の校閲センター内で共有しているインターネットサイトのリンク集のことです。私たちの仕事に合わせて作ってきたので一般にどこまで役に立つか分かりませんが、そのような声をいただいたため、どなたでもアクセスできる部分などを公開することにしました。 このリンク集の始まりは2009年ごろ。米国の雇用統計や消費者物価指数など、一から調べると手間がかかる経済関係の情報を早く調べるためでした。そこからスポーツなどデータが豊富に使われる記事などでもリンクがまとまってあれば便利だということで徐々に分野が広がり

    どうやって校閲記者は調べているか
  • 「そもそも」辞書を、言葉をなんだと思っているのか

    安倍晋三首相が4月19日の衆院法務委員会で「そもそも」という言葉を辞書で調べたら「基的に」という意味があると答えたことについて、昨日の閣議では「大辞林」(三省堂、第3版)に「(物事の)どだい」という意味があることを媒介に、「そもそも」=「どだい」=「基的に」という論法をやってのけました。 iOS版「大辞林」より これに倣えば、「そもそも」を辞書で引くと「いったい」ともある、「いったい」を引くと「一つのからだ」という意味もある、従って「そもそも」は「一つのからだ」という意味だ――という詭弁(きべん)が成り立ってしまうではありませんか。辞書を、言葉をなんだと思っているのでしょうね。 ちょっと振り返ってみましょう。 1月26日の衆院予算委員会での首相答弁。 「かつての共謀罪は、いわば、共謀して何人かが集まって合意に至ったらそこで共謀罪になるわけであります。今回のものは、そもそも、犯罪を犯すこ

    「そもそも」辞書を、言葉をなんだと思っているのか
  • 「~たり、~たり」を省略しない理由 | 毎日ことば

    省略すると誤解の可能性も それでも最初の「たり」で並列だと分かるのだから、とか、当然・自明のことは省略していくのが言葉の作用の常であり誤解を生むような実害はないのだから、などと思われる方もおられると思います。そこで、次に毎日新聞用語集をごらんください。「誤りやすい表現・慣用語句」の章に「…たり(だり)」の項があります。 「脅したりすかしたり」のように「たり」を重ねるのが基形。「遊んだり学ぶのを手助けする」のように後の「たり」がないと、「遊ぶ」と並立させているのが「学ぶ」か「手助けする」か不明確なので、列挙の場合はできるだけ「たり」を繰り返す 毎日用語集には誤解の可能性があることが明示されています。「遊んだり学んだりするのを手助けする」なのか「遊んだり学ぶのを手助けしたりする」なのかが分からなくなるわけです。こと機能の面からすれば、やはり後ろの「たり」を省略しないほうがよいと言えると思いま

    「~たり、~たり」を省略しない理由 | 毎日ことば
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