家庭でも一般的になったインターネットには、便利なツールとしての利用価値がある反面、ウイルスやワンクリック請求、フィッシングといった様々な脅威が存在しています。例えば、フィッシングによるインターネットバンキングの不正送金やウイルスに感染したことによるパソコンの不正利用といった被害が一般のインターネット利用者にも発生しています。身近にあるこれらの被害を防ぐため、インターネットの利用時には、情報セキュリティ対策の実施が必須となっています。 「情報セキュリティの脅威に対する意識調査」は、インターネット利用者へのウェブアンケートを通じて、脅威に対する認知度、対策の実施状況等の実態を把握し、IPAが行う情報セキュリティに関する活動に役立てることを目的として2005年度から実施しており、今回で通算11回目となります。 本年は、2011年度に実施した調査項目を継承し、パスワードの設定・管理を含む情報セキュ