宮城県発注の復旧事業で談合か 測量業者が「星取表」 受注調整の話し合いの場で配られたとされる表。「星取表」と呼ばれ、指名業者が一覧できる 宮城県が2月に発注した東日本大震災の復旧事業の指名競争入札をめぐり、県北部の一部の測量会社が受注調整をしていた疑いがあることが24日、同業者の証言や内部資料で分かった。指名業者が一覧できる「星取表」と呼ばれる資料を作り、各社で事業を割り振っていたとされる。調整に加わっていない地元業者は「東日本大震災からの復旧で、不公正に利益を得るような行為は許されない」と訴えている。 宮城県内の業界関係者によると、測量事業は震災復旧事業で急増しており、受注額が震災前の5倍以上に増えている業者もある。 受注調整があったとされるのは、震災で地盤が沈下したり、地形が変わったりした沿岸部の河川と海岸の正確な位置や海抜を測る事業。入札は2月下旬にあり、県内の測量会社20社が参