高崎市に生まれ育った私は、政財界などの大物を多数輩出している、群馬県立高崎高校を卒業後、都心(千代田区)の大学に4年間、高崎から新幹線通学しました。そのため、どちらか一方にどっぷり浸かることなく、客観的な視点を持つことができたのは大きな収穫でした。 高崎から見れば、東京は「花の都 大東京」かもしれませんが、東京にも弱点は多数あります。東京から見れば、高崎など、存在感は無いも同然。漫画「頭文字D」に出てくる岩城清次の言葉を借りれば、「(高崎なんて)アウト オブ 眼中」です。 人口減少が激化する群馬県内で、高崎市は、県庁所在地の前橋市など相手にならないくらいのNo.1です。しかし、所詮「どんぐりの背比べ」なのです。東京から見れば、北関東など、まともな人種が住む場所とは思われていません。このような「不都合な真実」を直視する必要があります。 高崎高校の卒業生名簿を見ると、約8割のOBが高崎を捨てて