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ブックマーク / hokke-ookami.hatenablog.com (14)

  • 「人間動物園」で踊る「黒いヴィーナス」が踊る - 法華狼の日記

    人間らしくあろうとすること、人間らしくあること、人間らしくありつづけること。 そのためには相手が対等な人間と認めることだ。 『NHKスペシャル』の「アジアの"一等国"」*1に対する名誉棄損訴訟の高裁判決で、原告側の訴えが一部分ながら認められた。「人間動物園」という表現と、取材者に対する説明不足が問題になったようだ。 http://www.47news.jp/CN/201311/CN2013112801001632.html 須藤典明裁判長は、1910年にロンドンで開かれた博覧会を取り上げた部分について「博覧会に参加した植民地の人々を画面上の文字などで『人間動物園』という差別的な言葉で表現した」と述べ、放送による名誉毀損を認めた。 「人間動物園」は台湾先住民の名誉毀損、NHKに賠償命令 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News 台湾は当時、日の植民地下だったが、遠方のほとんど知られてい

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    annoncita 2013/12/19
  • 『永遠の0』で広がる視界はゼロ - 法華狼の日記

    なぜ漫画版を基に感想を書くことにしたか 朝日記事で石田衣良から「右傾エンタメ」と批判されていた小説『永遠の0』を、そういち*1が漫画化したもの。第1巻の第一話はインターネットで試し読みできる。 永遠の0|無料・試し読みも【漫画電子書籍のソク読み】eiennozero_001 以前に、朝日記事にからんで原作者のツイッター発言を批判したことはあるが、未読だったため作品の評価はできなかった。 作品が「右傾エンタメ」と評価された小説家が、チャンネル桜に援護されたことを喜ぶ - 法華狼の日記 それ以前から『永遠の0』文庫版は手元にあったのだが、原作者のツイッターから受けた悪印象をぬぐえないまま、なかなか読み進めることができなかった。資料から引用や翻案した頁ばかり多く、あまりリーダビリティが高くない。そこで、まずは全5巻で漫画化したものを読むことにしたわけだ。 以下、特に断りがない部分は漫画版を

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    annoncita 2013/08/17
  • 作品が「右傾エンタメ」と評価された小説家が、チャンネル桜に援護されたことを喜ぶ - 法華狼の日記

    「右傾エンタメ」とは小説家の石田衣良氏による造語で、娯楽小説の傾向を論じた朝日新聞記事でとりあげられていた。 http://www.asahi.com/national/update/0617/TKY201306170494.html 【中村真理子、山田優】近頃、エンターテインメント小説に、愛国心をくすぐる作品が目立つ。なぜ、読者の心をつかむのか。 安倍晋三首相も「面白い」と太鼓判を押す今年の屋大賞受賞作、百田尚樹「海賊とよばれた男」は「日人の誇りを失うな」と訴えかけ130万部超のベストセラーに。 「右傾エンタメ」とは石田さんの造語。「君たちは国のために何ができるのか、と主張するエンタメが増えているような気がします」。百田さんの2006年のデビュー作「永遠の0(ゼロ)」から気になっていたという。同じ年、安倍首相の「美しい国へ」がベストセラーになった。 石田さんは「かわいそうというセンチ

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    annoncita 2013/06/24
  • 光市母子殺害事件の死刑確定判決に関連する加害者報道の備忘録 - 法華狼の日記

    いくつかの報道と対する反応を見て、今回の判決は日社会が被害者を軽視し続けるという宣言だと私は読み取った。 まず、光市母子殺害事件の報道において、複数の報道機関が被告を実名報道へ切りかえた。 http://www.asahi.com/national/update/0220/TKY201202200258.html*1 【おことわり】朝日新聞はこれまで、犯行時少年だった○○被告について、少年法の趣旨を尊重し、社会復帰の可能性などに配慮して匿名で報道してきました。最高裁判決で死刑が確定する見通しとなったことを受け、実名での報道に切り替えます。国家によって生命を奪われる刑の対象者は明らかにされているべきだとの判断からです。社は2004年、事件当時は少年でも、死刑が確定する場合、原則として実名で報道する方針を決めています。 これは、再審や死刑制度廃止によって恩赦され社会復帰する可能性を考えもし

    光市母子殺害事件の死刑確定判決に関連する加害者報道の備忘録 - 法華狼の日記
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    annoncita 2012/02/21
  • 焼夷弾が空中着火する謎 - 法華狼の日記

    以前に紹介した片渕須直監督コラムは、次の回もオーラルヒストリーと史実との関連性をとりあげていた。ふたたび興味深い部分を引用させてもらう。 WEBアニメスタイル | β運動の岸辺で[片渕須直]第49回 誰だって、1ヶ所くらいは勝ちたい気持ちあるじゃん 絵コンテで背景の場所があいまいになっていたところには、思いつく範囲で実在の場所を描きたかった。沼袋から見える中野方向は家がどれくらい焼けてるのだろうか、と戦災図をなめ回したりもした。ついつい、この辺では水が見えるといいだろうなあ、などと不忍の池のほとりだかを描いてしまったのだが、上がってきた背景では、池が土で埋まって稲が植えてあった。小林七郎さんの添え書きがあって、「不忍の池は戦時中は田んぼになっていました」とあった。やはり、当時のことを直接に知る方にはかなわない。 コラムでくわしく説明されているが、小林七郎氏は1932年生まれのベテラン美術監

    焼夷弾が空中着火する謎 - 法華狼の日記
  • 在特会の暴力事件は、嫌韓流から予想された帰結 - 法華狼の日記

    現在の在特会は、暴力事件を起こしてはばからず*1、様々な主張もインターネット上ですぐさま批判されるようになっている。在特会にばかり注目しては、日社会全体の排外主義が切断処理されてしまう、という懸念まで指摘されるくらいだ。 「在特会に対する切断操作はよくない」のは、在特会がかわいそうだからでも、かれらの言論の自由を尊重するためでもありません。 - *minx* [macska dot org in exile] もはや、嫌韓感情を堂々と表明する者からさえ切断処理の対象になっている。 あまつさえ、あたかも在特会が嫌韓流に関する異端であり、便乗であるかのように主張する者もいる。だが、それは明らかに誤りだ。 在特会が切断処理の対象となるほどの反社会性を持った原因は、あらかじめ嫌韓流に内在されていた。そしてそれは一見して形式的には正しい理念として深く根づいており、様々な捏造発言や排外主義を批判する

    在特会の暴力事件は、嫌韓流から予想された帰結 - 法華狼の日記
  • 『光市事件 弁護団は何を立証したのか』を読む - 法華狼の日記

    光市母子殺害事件への見解を、光市事件弁護団編著で公開した書籍。 差し戻し審判決に合わせるように、2008年4月22日に出された。同年3月15日に開かれた集会での発言が大半で、以前から様々な形で公開されていた情報がまとまっている。ゆえに、特筆される新情報はほとんどない。もちろん、ネット検索した程度で簡単に批判できるほど浅い弁護主張ではなく、相応に入念な検討が行われているとは感じられる。 事件全体に対しては、愚かで陰惨という印象が強まる。逆にいえば、ネットやマスコミの形成したような、狡猾で残忍という印象は弱まる。たとえ検察側の解釈を全面的に受け入れたとしても。 今になって読み返しても興味深いのが、弁護団に入った弁護士個々の刑事裁判に対する態度。あまり弁護団から表に出てこなかった各弁護士の心情、裁判に参加した経緯が人の口から語られている。以下、重複する動機や経緯を除いて紹介させてもらう。 湯山

    『光市事件 弁護団は何を立証したのか』を読む - 法華狼の日記
  • 「毎日新聞問題」まとめサイトの歴史認識が、話にならないほどひどい件について少し - 法華狼の日記

    コラムWaiWai批判から派生した、毎日新聞全体への批判まとめサイトだが、批判対象よりよほど問題が多いのではないかと思った。 別のWikiから転載したという不祥事年表を見たのだが。 毎日新聞の体質 - 毎日新聞問題の情報集積wiki - アットウィキ 1937.11.30 「百人斬り競争」を捏造。合計4度の捏造報道により、向井・野田両少尉を処刑に追いやる ★殿堂★ いきなり最初がこれで、まとめサイトを制作している人間の程度がうかがえて頭が痛くなった。記者が捏造したわけではないことは、裁判において原告側証人の証言ですら明らかになっている。 ちなみに処刑と報道に因果関係があるかもわかっていない。 1972.04.04 西山事件政治部記者の西山太吉が外務省の女性事務官と不倫し外務省の機密情報入手。逮捕 ★殿堂★ 沖縄返還密約報道を、単純に不倫で機密情報を盗んだと書き、毎日新聞の不祥事とのみ位置

    「毎日新聞問題」まとめサイトの歴史認識が、話にならないほどひどい件について少し - 法華狼の日記
  • 加藤紘一議員の正論 - 法華狼の日記

    加藤議員が指摘する北朝鮮外交の問題点に対し、妙な反発が起きていることをhagakurekakugo氏の記事*1で知った。 痛いニュース(ノ∀`) : 自民・加藤紘一「拉致被害者5人は北朝鮮に戻すべきだった」 - ライブドアブログ はてなブックマーク - 痛いニュース(ノ∀`) : 自民・加藤紘一「拉致被害者5人は北朝鮮に戻すべきだった」 - ライブドアブログ 2008年07月08日 hagakurekakugo 北朝鮮 誘拐犯がどうのとか言ってるが、交渉途中でその誘拐犯に「コイツとは交渉出来ない」と思わせたら負けなんだけどな。ネゴシエーター見れ。 ブックマークでhagakurekakugo氏らが指摘している通り、相手が凶悪な誘拐犯だからこそ加藤議員の指摘に妥当性がある。 身代金誘拐が起こった時、犯人からの電話に警察が出て、身代金を払わないという宣言を毅然と行い、二度と誘拐犯から電話がかかっ

    加藤紘一議員の正論 - 法華狼の日記
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    annoncita 2008/07/13
    どっちがよかったか私にはまだわからない。けど、素人考えで外交を語るのは危険と心に留めておこう。拉致被害者家族については今までのあらゆる方面からの無視という事情もあるので、同情が先に来てしまう…かな。
  • 鳩山邦夫法相を叩く者 - 法華狼の日記

    今さらな話題だが、毎日新聞によるインタビューを読めば読むほど、鳩山法相が何を主張したいのかわからなくなった。 http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080704mog00m010029000c.html 何かとお騒がせな鳩山邦夫法務大臣(59)である。安倍改造内閣で昨年8月に就任、同9月の福田内閣発足で再任されて以来、13人の死刑を執行し、朝日新聞の一面コラム「素粒子」に「死に神」と書かれて、怒った。「執行を自動的に」「友人友人はアルカイダ」発言など、話題が絶えない。鳩山大臣、いかなる人物なのか。 だが、大臣が「日の生命観は自然と共生であり、日人はウエット」という持論を話し出したあたりから、分からなくなってきた。「死刑廃止論はドライでかさかさした人たちの考え。人の命を奪ったんですよ。何人奪っても死刑がない、そんなドライな世の中に私は生きたくない

    鳩山邦夫法相を叩く者 - 法華狼の日記
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    annoncita 2008/07/10
    「鳩山法相の発言を素直に掲載することこそ、最も過激な批判になりかねない。」納得してしまう。
  • 人を殺して切断して懲役7年の判決となる社会は、君達が望んだものではなかったか - 法華狼の日記

    渋谷妹殺害事件について、精神鑑定をほぼ受け入れた地裁判決が出た。もともと検察の求刑も懲役17年だったのだが、さらに軽い懲役7年だ。逆に、弁護側の主張よりは重い刑であることも注意しておく。 http://mainichi.jp/select/today/news/20080527k0000e040067000c.html 東京都渋谷区の歯科医宅で06年、長女の短大生、武藤亜澄さん(当時20歳)が殺害、切断された事件で、殺人と死体損壊の罪に問われた兄の元予備校生、勇貴被告(23)に対し、東京地裁(秋葉康弘裁判長)は27日、懲役7年(求刑・懲役17年)を言い渡した。死体損壊罪については無罪とした。 判決は勇貴被告の責任能力について「殺害時には完全責任能力があったものの、死体損壊時には心神喪失の状態にあった可能性が否定できない」と判断した。 公判では、勇貴被告を精神鑑定した鑑定医が「殺害時は心神耗

    人を殺して切断して懲役7年の判決となる社会は、君達が望んだものではなかったか - 法華狼の日記
  • 東中野修道氏に寄せられる支援の声・高裁 - 法華狼の日記

    夏淑琴氏が東中野修道氏*1を名誉毀損で訴えていた裁判。高裁で原告被告双方の控訴を破棄。地裁判決をほぼ全面的に踏襲し、実質的な原告完全勝利だったという。 http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080522k0000m040101000c.html 南京虐殺(1937年)の生存者、夏淑琴さん(79)が書籍で「偽の被害者」と指摘されたとして、著者らに1500万円の賠償などを求めた訴訟の控訴審判決が21日、東京高裁であった。柳田幸三裁判長は著者の東中野修道・亜細亜大教授と出版元の展転社(東京都)に400万円の支払いを命じた1審・東京地裁判決(07年11月)を支持し、双方の控訴を棄却した。 夏さんは、米国人牧師が南京の状況を記録した資料に「8歳の少女」として登場し、戦後は証言活動を続けている。東中野教授は98年出版の「『南京虐殺』の徹底検証」に「『8歳の少女』

    東中野修道氏に寄せられる支援の声・高裁 - 法華狼の日記
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    annoncita 2008/05/22
    東中野修道氏の功績ってすばらしいなあ(棒
  • 2007-12-27 - 法華狼の日記 「ツェねずみの話」

    宮沢賢治という、岩手県花巻村出身の作家がいる……などと、あえて紹介する必要はないだろう。それほど著名な作家だ。 一応、教職についたり農業技術の研究を行い*1、『春と修羅』等で知られるような詩を発表。さらに理想境「イーハトーブ」を舞台とする小説群は、現在でも多くの愛読者を獲得している。……という基情報さえ押さえていれば問題ない。 さて、宮沢賢治の作品に『ツェねずみ』という寓話がある。 宮沢賢治 ツェねずみ ある古い家の、まっくらな天井裏に、「ツェ」という名まえのねずみがすんでいました。 ある日ツェねずみは、きょろきょろ四方を見まわしながら、床下街道(ゆかしたかいどう)を歩いていますと、向こうからいたちが、何かいいものをたくさんもって、風のように走って参りました。そしてツェねずみを見て、ちょっとたちどまって早口に言いました。 「おい、ツェねずみ。お前んとこの戸棚(とだな)の穴から、金米糖(こ

    2007-12-27 - 法華狼の日記 「ツェねずみの話」
  • 『クローズアップ現代』問われる“表現の自由”〜映画“靖国”の波紋〜 - 法華狼の日記

    予想された通り、映画にまつわる様々な出来事をまとめるには、30分弱の放映時間では足りない。 それゆえ……映画に対する内容評価、助成金を問題視した『週刊新潮』記事、それを受けた上映会要求、街宣車による映画館への威嚇、ネット等で扇動された抗議電話攻勢、上映中止や延期という対応、代わって名乗りをあげた映画館、各一般向け試写会……と、事態の経緯は部分的に言及するだけで踏み込まない。 出演した刀匠や靖国神社の削除要求問題についても、制作手法に批判があるとふれつつ、結局は削除しなかったと事実を伝えるのみ。 結局、映画内容ではなく、配給や映画館における「表現の自由」問題を主眼とした内容だった。助成金だけを問題にしたという建前に終始した稲田議員インタビューがある一方、李監督が登場せずに配給協力した会社の社長がインタビューされていることが象徴している。 だから、番組は靖国神社のありかたは全く論じないし、映画

    『クローズアップ現代』問われる“表現の自由”〜映画“靖国”の波紋〜 - 法華狼の日記
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